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漆器に木綿に上菓子に…。城下町として栄えた福島県の会津若松には、古からのものづくり精神が息づいています。古くて新しい町、会津。和樂編集長・高木史郎が発表されたばかりのTHE NEW MINIで、何度訪れても発見がある会津の町を走りました。
漆喰の蔵、屋根瓦、石造りの洋館。古くて新しい町・会津には、出かけたくなる景色がある
「思いがけないものを発見する旅の喜び」
文/高木史郎(和樂編集長)
学生の時からかれこれ20年以上仏像巡りを趣味としている。そんな「ブツラー」(平たく言えば仏像マニアのこと)にとって、実は会津は垂涎の地なのだ。もちろん、奈良や京都にある名だたる美しい仏像もいい。だが、会津には文字通り知られざる美仏、奇仏、名仏が、そこかしこにおわす。
なぜ会津は仏像の聖地になったのか?
その理由は平安時代初期にまで遡る。密教のスーパースター空海と互角に論陣を張ったことで知られる高僧徳一が、わざわざこの地まで出向いて熱心に布教を行った。会津に根付いた仏教はその後も独自の発展を遂げ、都から遠く離れた地で信じられない数の仏像がつくられたというわけだ。
鎌倉時代初期の作という木造の「文殊菩薩騎獅像」。全高285cm、その大きさにも圧倒される
「長床はいいですよ」。会津に住む知人から聞いて居ても立っていてもいられずMINIを走らすこと20分。日本の原風景とも言える田んぼの景色が続き、こんなところに本当にあるの? という疑問がわいてくるころ、通称長床こと、新宮熊野神社が現れる。44本の太い柱、藤原時代の寝殿造の名残を今に残す壮大な建築はまさに長床という名がふさわしい。こんな意外な驚きに出会う旅は車でしか味わうことができないだろう。
ひなびた地に突如現れる巨大建築に興奮冷めやらず歩いていると、参道脇に宝物殿があることに気づいた。足を踏み入れるとそこに安置されていたのは、美しい姿をたたえる文殊菩薩像。しかも、会津の仏像は総じてでかいがこの仏像もでかい。掘り出し物だ。これだから旅はやめられない。
大正時代につくられた古い織機。修復され、今も大切に使われている
会津での最後の目的地はIIE Lab.だ。伝統的な会津木綿を今の暮らしに合うよう試行錯誤を繰り返す彼らの姿は、まさに「変わらないためには変わり続けねばならない」という言葉を体現しているようだ。かつては幼稚園だったというショップ兼工房に、クラフトマンシップの魂が込められたMINIが似合うのは当然のことだろう。
仏と手わざとコーヒーと。MINIで巡った会津には、すればするほどわがままになるという旅の真髄がつまっているのだ。
MINIで巡ったスポットはココ!
「新宮熊野神社」
44本の円柱が等間隔で5列に並ぶ四方吹き抜けの長床(拝殿)が平安期の荘厳な趣を伝える、熊野三社を祀る神社
◆新宮熊野神社(しんぐうくまのじんじゃ)
住所 福島県喜多方市慶徳町新宮字熊野2258
「IIE Lab.ファクトリーストア」
古い織機を修理し、かつての職人から学ぶことからはじめた「IIE Lab.ファクトリーストア」。製法も色柄も伝統をふまえつつの商品に、東北のものづくり精神が息づいている
◆IIE Lab.ファクトリーストア
公式サイト
旅に出たくなるクルマ THE NEW MINI登場
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問い合わせ先
MINI カスタマー・インタラクション・センター
TEL 0120-3298-14
MINI.jp
-撮影/永田忠彦 構成/小竹智子-