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のんべえにはたまらない献立尽くし「和食 晴ル」
「和久傳(わくでん)」などを経て、2015年に独立開業した桔川晴年(きっかわはるとし)さん。
当時はスター料理人が続々誕生した割烹ブーム。そこに「和食」を店名に掲げ、アラカルトで勝負。しかもカウンターはL字型という試みは早かった! 時を経ても、〝飲んで、食べて、パッと帰る〟といった店のあり方は、どこにもない魅力です。
「シンプル。だけど料理人がつくれば、こうなるというレベルを目ざしています」との言葉どおり、品書きから想像する料理と現物にはうれしいギャップが満載。「きんぴらごぼう」ひとつとっても、ひざを打つ創意が料理のあちらこちらに。
酒が入れば上機嫌になるもので、店主と顔見知りになりたいなら、20時からの遅めの訪問を。店の空気も遅くなるにつれ、和むそうです。
「居酒屋以上割烹未満の店がいいなぁと。僕が酒好きなんです」――桔川晴年さん
和食 晴ル(わしょく はる)DATA
住所:京都府京都市下京区神明町230-2
電話:075-351-1881
営業時間:18時~・20時~の2部制。土曜・日曜は16時~・18時~・20時~の3部制
休み:月曜(祝日の場合は翌日休)
店内:カウンター11席 ※要予約
Instagram:@washoku_haru.kyoto
撮影/長谷川 潤 構成/藤田 優
※本記事は雑誌『和樂(2023年10・11月号)』の転載です(価格や年齢、年数などは2024年9月現在)。
※掲載価格はすべて税込で、価格や営業時間などは変更される場合があります。お出かけの前にご確認ください。