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カレー熱が高まる奈良で注目集まる新鋭店! 東大寺に行ったら「つるカレー」へ
シルクロードからスパイスが運ばれた縁なのか?
奈良には古くから個性的なカレー店があり、近年はスパイスが主役のカレーで大盛り上がり。
カレーに沸くこの街に加わったのがこの店。
インドカレーの名店「プラーナ」(現在は閉店)の最後の弟子だった鶴野祐司さんが独立して開店。
評判のカレーはスパイスの風味が重層的で味が濃い。
聞けばダッチオーブンに1キロ以上の玉ねぎを炒めて水を加えるのを繰り返すこと3時間。これがすべてのカレーの素となり、さらにひとつの味にまとめるのに3時間!
「師匠はセオリーのないつくり方をする人で。コクがあるのに純度の高い師匠の味に近づくには、忠実にやり方を踏襲するだけですね」と鶴野さん。そのひたむきな姿勢が味に表れています。
店は「きたまち」と呼ばれる東大寺西側に位置。住宅街の中にカフェができ始めた注目のエリアです。ぶらりと散策しながら奈良駅方面に戻るのも楽しいでしょう。
隠れ人気は鹿肉のカレー。試してみる?
DATA「つるカレー」
住所:奈良県奈良市西笹鉾町13
電話:なし
営業時間:11時~14時(L.O.)
休み:日曜・月曜(臨時休業あり、最新営業情報はインスタグラムで確認して)
インスタグラム:@tsuru_curry
撮影/石井宏明 構成/藤田 優、後藤淳美(本誌)
※本記事は雑誌『和樂(2022年12月・2023年1月号)』の転載です。
※掲載した価格は2024年10月現在のもので、税込です。