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2軒目使いでもOK! おでんを肴に一杯いかが?「酒BARのおでんバンチョーサン」
おでんを扱う居酒屋とフレンチレストランで経験を重ねた後、独立開業した竹田雄太さん(修業時のあだ名「番長」が屋号に)。
2023年1月開店、1軒目使いでも、〝ちょい飲み〟でも対応できる空間をしつらえた新しいおでん店が誕生しました。
「僕自身もおでんが好き。鉄板料理にも憧れがあり、いいとこどりでおでんの酒場をつくりたくて」と竹田さん。既存のおでん屋と異なる強みを出すべく、おでん種は的を絞って提供。「肉おでん」「自家製お魚と練りもの」シリーズは、この店でしか食べられない味ぞろい。
たとえば、地元民が好むシュウマイも、竹田さんの手にかかれば、写真のとおり(少し下にスクロールしてご覧ください)。細かく切り落とした肩ロースと角切り豚トロを合わせたミンチ肉に、おでん出汁を吸ったしいたけが加わり、パプリカで風味づけ。鉄板で蒸した上に焼き上げた「焼売」は、あふれる肉汁とおでん出汁の相乗効果で、心をつかまれる人が続出しています。
おでん種の味が強い分、出汁は鶏と昆布のあわせ出汁を選んだそう。
「出汁をとったら終わりではなく、鶏肉なら食材として使えるところもいいんです」。
スープ感覚で飲めるおでん出汁は、胡椒などスパイスとも好相性。つい、お酒も進んでしまいます。
肉おでんと、丸太のような大根が人気です!
〆の一品!「明太子パスタ」
DATA「酒BARのおでんバンチョーサン」
さかばのおでん ばんちょーさん
住所:石川県金沢市片町2-21-24ビルズ2F
電話:076-254-1992
営業時間:18時~翌3時(日曜・祝日は24時まで、おでんがなくなり次第閉店)
休み:木曜
撮影/宮濱祐美子 構成/藤田 優
※本記事は雑誌『和樂(2024年2・3月号)』の転載です。掲載価格はすべて税込で、価格や営業時間などは変更される場合があります。お出かけの前にご確認ください。