売り切れ必至! 當麻寺の門前菓子 中将堂本舗の「中将餅(ちゅうじょうもち)」@当麻寺
飛鳥時代創建の當麻寺(たいまでら)は、若くして尼になった中将姫(ちゅうじょうひめ)がひと晩で織り上げたという當麻曼荼羅(たいままんだら)がご本尊に。
奥院には見事な牡丹園があり、桜や石楠花(しゃくなげ)とともに目を楽しませてくれます。
このあたりに伝わる行事食「あんつけ餅」を商品化したのが3代目・竹本宏子さんの父(2代目)です。
昔から家庭では「重箱につぶしあんを広げて、中に大きな丸餅を入れて。餅をちぎれば、おのずとあんころ餅になるといった素朴な食べ方でした」と竹本さん。
味を考えるのは家族の中でも女性陣の仕事で、餅をひと口大に、こしあんにかえて、〝牡丹の寺〟とも呼ばれる當麻寺にちなんで花びらのようなあしらいに。
こしあんが単調にならないよう、1個につきひと粒ぐらいの割合で大納言小豆(だいなごんあずき)を忍ばせてあるのも、専門店らしい心配り。
「私が大学生のときに、父に提案してみました」。
米は近隣の農家から、よもぎは自営畑のものを使い、品質を保ちます。それゆえに1日の製造量にも限りあり。
當麻寺参詣の際には、早めの入店をおすすめします。
名物よもぎもち「中将餅」は牡丹の花を模しています

子供のころに嗅いだよもぎの香りにこだわります


中将堂本舗 DATA
ちゅうじょうどうほんぽ
住所:奈良県葛城市当麻55-1
電話:0745-48-3211
営業時間:9時~16時(売り切れ終い)
休み:7月全日・8月中旬~下旬・12月末~1月上旬休(詳細は公式サイトに)
公式サイト:https://www.chujodo.com/
★お取り寄せ:フリーダイヤル0120-483-203もしくはファックス0745-48-7974で注文を(受付時間9時~16時)※多忙な時間は電話対応できない場合も。
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