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愚かな連中は、迷いにとらわれ、悪の種をまけば悪の報いがあり、善の種をまけば善の報いがあるという原理を信用しない。(日本霊異記)
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Culture
2020.09.30

クイズ!「びょうびょう、びよびよ」なんの鳴き声?ヒントはかわいくて忠実なあの動物!

この記事を書いた人

昔の言葉って、よく分からない……。古文の授業はあったけれど、やっても分からないし、おもしろくない……。

そんな苦手意識を跳ね飛ばす、平安おもしろスキャンダル記事が、ただいま和樂webで話題沸騰中です!
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いや、なんでここまでぶっ飛んじゃったのさ……とディスりつつ、その馬鹿馬鹿しさに笑い転げて楽しめること請け合いです。
ちなみにこの「昔の人にインタビュー」シリーズ、今後も続々公開予定なので、乞うご期待!

さて、本記事では、ここまでの破壊力はないものの、昔の言葉に関するおもしろ情報をご紹介します!

びょうびょう、びよびよ。これ、ある身近な生き物の鳴き声なのですが……いったい何でしょう?

鳴き声の正体は、犬!

正解は、犬。人間のよきパートナーである、あの愛すべきもふもふです。

現在のように犬の鳴き声を「わんわん」と表すようになったのは、意外と最近のことなのだそう。
現在確認されている、一番古い「わんわん」の例は、寛永6(1642)年の狂言本で、この江戸初期の記述以前には、「わんわん」という表現が見当たらないのだとか。

じゃあ、犬の鳴き声はなんと表していたのでしょう?

それが、「びょうびょう」や「びよびよ」だったのです。

どうして「わんわん」じゃなかった?

言葉自体が変わっていく、というだけでは説明できない、この不思議な犬の鳴き声「びょうびょう」「びよびよ」。江戸時代中頃まで、よく見られたというのですが、犬の鳴き声が「びょうびょう」とか「びよびよ」だとか言われても、いまいちピンときません。

その理由は、どうやら犬のほうにあったようなのです。

今ほど人に慣れておらず、放し飼いで、野良生活をしている個体も多かった時代。そんな時代の犬の主な鳴き声は遠吠えだったと見られています。また、山口仲美『犬はびよと鳴いていた』(光文社新書)には、「わんわん」という軽い鳴き声ではなく、もっと野性味が強くドスの効いたものだったのでは、という見解が示されています。

先日、大人の猫が「にゃあ」と鳴くのは人間に甘えているからで、野生下では仔猫だけの声なのだ、というのを聞いてびっくりしたのですが、もしかしたら犬にも似たようなことが起きていたのかもしれませんね。

アイキャッチ画像:歌川国芳『里見八犬子之内 犬坂毛野胤智』・メトロポリタン美術館より

書いた人

人生の総ては必然と信じる不動明王ファン。経歴に節操がなさすぎて不思議がられることがよくあるが、一期は夢よ、ただ狂へ。熱しやすく冷めにくく、息切れするよ、と周囲が呆れるような劫火の情熱を平気で10年単位で保てる高性能魔法瓶。日本刀剣は永遠の恋人。愛ハムスターに日々齧られるのが本業。