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2026.05.10

京都のホテルで「工藝」を楽しむ!宿泊はもちろん、買い物やアフタヌーンティーで奥深い世界をゆったり体感

買えるだけでなく、館内に飾っていたり、実際に使えたりと、さらに工藝の奥深い世界がのぞける、京都の3軒のホテルを訪ねました。ビジターでも楽しめるので、旅の途中に寄ることもできます。

【HOTEL THE MITSUI KYOTO】工藝の名品を実際に使ってみる楽しみ

三井総領家邸宅跡地に佇む最上級ホテルとして知られるこちらでは、京都の工藝を随所で楽しめます。
人気のアフタヌーンティーの最初に登場するのは、玉露をいただくウェルカムティーセット。和樂でもおなじみの工藝の名品を、実際に使って味わうことができます。
また地下のショップには、ホテルオリジナルの工藝がずらり。先のティーセットのほか、京焼・清水焼の名窯が生み出す茶碗やお皿と、ほかではなかなか手に入らないものが。
今日はホテルでゆっくり過ごしたい──、思わず、そんなプランを立てたくなります。

バー&ラウンジ「THE GARDEN BAR」で提供されるアフタヌーンティーは定評があり、京都在住の人も多く訪れる。メニューは1.5~2か月ごとに変わり、要予約(写真はイメージ)。セイボリーやスイーツの前に、写真の「柳桜園(りゅうおうえん)」の玉露のティーセット、もしくはホテルオリジナル抹茶「縁紫ENISHI」をいただき、ホッとひと息。

ショップで買えます! 伝統工芸のオールスター!

お家でも“用の美”を味わいたくなったら、地下にあるブティックでティーセットを手に入れることができる。「中川木工芸」のティートレイの上には、奥左が「開化堂」の茶筒、奥右が「金網つじ」のインフューザー、手前2点が「茶陶 朝日焼」の湯冷ましと煎茶碗。セットで66,000円、それぞれ単品での販売も。

左/地下のショップ。ホテルオリジナルの工藝のほか、お菓子やコスメなどが並ぶ。右/京焼・清水焼の名窯「陶あん」の茶碗と「柳桜園」とコラボレーションした抹茶「縁紫ENISHI」のセット30,000円。茶碗の美しい色彩が印象的。

茶筅(ちゃせん)を振る手元に釘付け

左/ロビーの隣にある「茶居(ちゃきょ)」では、宿泊客限定でお点前(てまえ)のサービスも(要予約)。右/千宗屋(せんそうおく)氏が監修を務める、特別な空間。ここでは「陶あん」の茶碗で抹茶と茶菓子がいただける。

左/バー&ラウンジの通路には「陶あん」の豆皿を配した、大きなアートが飾られて。右/HOTEL THE MITSUI KYOTOの外観。

●HOTEL THE MITSUI KYOTO

ホテル ザ ミツイ キョウト
住所:京都府京都市中京区油小路通二条下ル二条油小路町284
電話:075-468-3100
公式サイト:https://www.hotelthemitsui.com/ja/kyoto/

【THE HOTEL HIGASHIYAMA KYOTO TOKYU, A Pan Pacific Hotel】選りすぐりの工藝が並ぶセレクトショップが併設

京都の伝統や文化を現代的に解釈したアートが館内に点在する注目のホテル。
ビジターも楽しめるのは、1階ロビーに設けられた、京都伝統産業ミュージアムが監修するセレクトショップ「Craft Editions」です。
数ある京工芸の中から「使う・持ち帰る・体験につながるもの」という視点で厳選。季節ごとに陳列が変わるので飽きることなく、日常に取り入れやすい品々は、工藝をより身近に感じさせ、旅のあとの生活を豊かに彩ってくれるものばかりです。

洗練された、モダンな内装のセレクトショップ「Craft Editions」。営業時間は10時~19時。

京都の優れた技巧に感動!

京焼「蘇嶐窯(そりゅうがま)」が「竹工房 喜節(きせつ)」と長年取り組み、完成したスペシャルな作品「Spiral」198,352円。リースとして壁面に飾って。

左/漆芸を手がける「表望堂(ひょうぼうどう)」の「ボンボウニエール」¥19,800。本物のウニの殻を漆で強化し、容器に仕立てた。右/「suosikki」の「拭き漆椀 fuchidori」各9,900円は、お椀の縁を伝統色で仕上げた愛らしい逸品。色違いでそろえたい。

館内にも要所要所に工藝が。客室内の「高野竹工(たかのちっこう)」の茶箱(左)や、「丸二(まるに)」の唐紙(右上)と、見つける楽しみも。右下は、THE HOTEL HIGASHIYAMA KYOTO TOKYU, A Pan Pacific Hotelの外観。

●THE HOTEL HIGASHIYAMA KYOTO TOKYU, A Pan Pacific Hotel

ザ ホテル ヒガシヤマ キョウト トウキュウ, ア パン パシフィック ホテル
住所:京都府京都市東山区三条通白川橋東入三丁目夷町175-2
電話:075-533-6109
公式サイト:https://www.tokyuhotels.co.jp/higashiyama-h

【デュシタニ京都】京都とタイの伝統が共存する新感覚な空間

タイの老舗ホテルの館内は、京都とタイの文化が自然に融合。ロビー奥にはタイシルクで仕立てた西陣織の着物が飾られ、地下のガーデンフロアの入り口には「村山木工」の組子のアーチがあしらわれています。
お土産が購入できるショップは、タイのパーン(脚付きのお盆)をモチーフにした竹の柱で囲んだ中に、京都の工藝をディスプレイ。海外ならではの目線が新鮮に映ります。
洗練されたデザインのコースターやトレーは、「村山木工」の職人が京都産のヒノキで製作したもので、ここだけのオリジナルデザインも。

自宅でも使いやすい、吉祥文様をあしらった組子のコースター各2,750円と、トレー各22,000円。

左/ロビー奥のショップ。右/デュシタニのシンボルをモチーフにした組子のコースター3,850円。

特別な空間にワクワクする

左/地下に広がるガーデンフロアの入り口にも、「村山木工」の大胆な組子のアーチが。食事を前に気分が高まる! 右/このホテルのために仕立てた、タイシルクを使った西陣織の着物。タイの伝統文様があしらわれている。

左/ショップで扱う版画家・徳力富吉郎(とくりきとみきちろう)の作品があしらわれた箱には、抹茶ミルク味の豆菓子が。各1,296円。右/デュシタニ京都の外観。

●デュシタニ京都

住所:京都府京都市下京区西洞院通正面上ル西洞院町466
電話:075-343-7150
公式サイト:https://www.dusit.com/dusitthani-kyoto/ja/

※掲載した価格は税込表示です。
※本記事は雑誌『和樂(2026年4・5月号)』の転載です。
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和樂web編集部


撮影/伊藤 信 構成/湯口かおり、古里典子(和樂)
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