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2026.10.21

とどろく“追い金”パワー!1泊2日の名古屋旅【2日目:徳川の名宝と金ピカ仏像を拝して、幸運もいただく!】

尾張(おわり)徳川家のもと泰平の世を支えた名古屋城には、唯一無二のシンボル「金の鯱(しゃちほこ)」。モーニングや名古屋めし(全部茶色)、実はド派手&金ピカ好きなど、名古屋には“金”のパワーがそこかしこに感じられます。1泊2日の名古屋「金パワーの旅」2日目は、日本美術や仏像を鑑賞し、金メダル級の美味に舌鼓。タイムスケジュールを目安にして、名古屋の金パワーを最大限楽しみましょう!

「金パワー旅」in名古屋 1泊2日(理想の)コース【2日目】

さらに金! 徳川の至宝と金の仏像巡りで“追い金”する

金をたっぷり浴び、金に包まれて眠った翌日も、金三昧。
朝の散歩がてら、地元の人おすすめの知る人ぞ知る「金の大仏」を拝見したら、尾張徳川家の歴史を今に伝える名古屋の美術館「徳川美術館」へ。
国宝『源氏物語絵巻』が有名ですが、実は“豪華絢爛、金ピカならお任せ”というくらい、「金」パワーあふれる日本美術を多数所有しています。
ゆったりと鑑賞後は、金の仏像に会いに、有名な寺院からちょっとマニアックなお寺まで、足をのばして巡ります。
旅の締めくくりは、名古屋めしの代表格、ひつまぶしを食べに名店「むなぎ」へ。
もちろん、ただのひつまぶしじゃありません。重箱にどどーんと金箔、さらに自分で“追い金箔”までできるという、金旅にふさわしいゴージャスさ。
見て、食べて、体感して。やっぱり金! 名古屋のディープな「金」旅で気持ちも上がり、帰路へ。

9:00【普光寺】 眩しいほどに輝く黄金の大仏を拝む

高さは7.235m!

夕方は逆光となってしまうので、黄金色を浴びるには午前中に訪れるのがおすすめ。

名古屋在住の方に聞いた、知る人ぞ知る黄金の大仏『北大佛(きただいぶつ)』。曹洞宗(そうとうしゅう)である「普光寺(ふこうじ)」にあり、お隣ではゼンヌ幼稚園も経営。
子供たちのかわいい声が響くなか、金色の大仏さま(釈迦如来)にご挨拶を。境内にはどんな願いも叶えてくれる『如意輪観音(にょいりんかんのん)』も。

●普光寺(ふこうじ)DATA
住所:愛知県名古屋市北区大杉3丁目12-8
電話:052-911-7465

10:00【徳川美術館】 尾張徳川家の至宝、大名道具をじっくり鑑賞

徳川家康(とくがわいえやす)の九男である義直(よしなお 尾張徳川家初代)が、父家康から譲り受けた遺品「駿府御分物(すんぷおわけもの)」を中心に、貴重な大名道具を受け継ぐ「徳川美術館」。
『源氏物語絵巻』や漆工芸の最高傑作『初音(はつね)の調度』などの国宝9件をはじめ、重要文化財60件、重要美術品50件を含む1万件を超えるコレクションを所蔵。
さすが天下の徳川家、「金ピカ所蔵品を教えてください」とお願いしたところ、たくさんの輝く名品をご案内いただき、びっくり!
今回は、新重要文化財『菊白露蒔絵婚礼調度(きくのしらつゆまきえこんれいちょうど)』の特別公開をご紹介!

新たに重要文化財に指定された『菊白露蒔絵婚礼調度』

『菊白露蒔絵香盆(こうぼん)』 重要文化財 高4.2×縦28.5×横40.9cm 徳川美術館

『菊白露蒔絵婚礼調度』は、3代将軍・徳川家光(いえみつ)の養女で、加賀前田家4代・前田光高に嫁いだ大姫の婚礼調度。寛永10(1633)年までに蒔絵師・幸阿弥長重(こうあみちょうじゅう)によって製作されたと考えられています。
かの有名な国宝『初音の調度』が寛永16(1639)年に将軍家から尾張徳川家へ嫁いだ千代姫(大姫の義妹)の婚礼調度ですから、それより古い時代の貴重な作品なのです。
『新古今和歌集』の藤原俊成の和歌をもとにした意匠が用いられていて、絵柄から和歌を読み解くという、文学と工芸が一体となっているのも見逃せないポイント。
この名品が重要文化財に指定(2026年3月、文化審議会答申)されたことを記念して開かれている特別公開は「金パワー」も十二分。必見です!

金色銀色の繊細な蒔絵が上品な輝きを放つ!

左/『菊白露蒔絵文台(ぶんだい)』 重要文化財 高9.1×縦33.3×横57.9cm 徳川美術館 右/『菊白露蒔絵櫛箱(くしばこ)』 重要文化財 高18.8×縦42.4×横36.4cm 徳川美術館

個人蔵の小箱1合(写真右)を初公開!

左/『菊白露蒔絵小箱』4合 重要文化財 3合:各 高4.9×縦9.1×横7.8cm/1合:高4.8×縦7.8×横7.8cm 徳川美術館 右/『菊白露蒔絵小箱』 高4.9×縦9.1×横7.8cm 個人蔵 徳川美術館が所蔵する『菊白露蒔絵婚礼調度』は文台、香盆、櫛箱、小箱の4件。今回の答申を受け「菊白露蒔絵婚礼調度」の一部と考えられる作品が国内外で確認され、そのうち、小箱1合が所蔵者の厚意によって初公開が実現!

◆重要文化財指定記念 特別公開「菊白露蒔絵婚礼調度」
会期:~11月13日(金)
会場:徳川美術館 名品コレクション展示 展示室
開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:月曜(祝日の場合は直後の平日)
観覧料(一般)2,000円

おすすめの「金」土産はこちら!

ミュージアムショップで見つけたキラキラグッズ。左の2点は「刀剣マスキングテープホルダー」770円。右は、水に浸すとミニハンカチになる「金の葵ハンカチ」650円。家紋が眩しい!

●徳川美術館 DATA
住所:愛知県名古屋市東区徳川町1017
電話:052-935-6262
公式サイト:https://www.tokugawa-art-museum.jp/

14:00【桃巌寺】 「緑すぎる!」巨大な名古屋大仏が鎮座する隠れスポット

おでこの白毫(びゃくごう)や唇、まぶた、耳などが金です!

緑豊かな境内を抜けると突如現れる鮮やかな緑色の巨仏。高さは約15m。台座周辺には鹿や象も。

『名古屋大仏』という緑色の大仏さまを有するのは、住宅街にひっそり佇む「桃巌寺(とうがんじ)」。
1500年代に織田信長(おだのぶなが)の弟、織田信行(のぶゆき)が、父・織田信秀(のぶひで)を供養するために近辺に建立し、1714年ごろに現在の地に移されたとか。
境内には織田信秀の公廟(こうびょう)も。

●桃巌寺(とうがんじ)DATA
住所:愛知県名古屋市千種区四谷通2-16
電話:052-781-1427

15:00【日泰寺】 タイ国国王から贈られた釈尊金銅佛がご本尊!

黄金に輝く日タイ友好の象徴です!

美しく光り輝く御本尊の『釈迦牟尼如来(しゃかむににょらい)』は、タイ国の国宝として一千年を経た釈尊金銅佛(しゃくそんこんどうぶつ)。開山のため、当時の国王から下賜された。写真提供/覚王山日泰寺

いずれの宗派にも属さない日本の全仏教徒のための寺院で、日本で唯一超宗派と呼ばれる。
明治33年、タイ国王から贈られた御真骨(ごしんこつ、=仏舎利〈ぶっしゃり〉)と金銅の仏像を安置するため、37年に建立された。
毎月21日の縁日は大賑わい。

●覚王山日泰寺(かくおうざんにったいじ)DATA
住所:愛知県名古屋市千種区法王町1丁目1
電話:052-751-2121
公式サイト:https://nittaiji.or.jp/

16:00【大須商店街】 見上げればそこに巨大な金の玉あり

名古屋名物!? 幸福の金の玉

商売繁盛、縁起がよいと訪れる人も多いとか。実際に見ると、ド迫力。ご利益ありそうです。

大須観音(おおすかんのん)から程近い、名古屋の三大商店街のひとつ、大須商店街。
仁王門通(におうもんどおり)を歩いていると、何かを見上げる人々の姿が。
なんと頭上に、金色に輝く巨大な金の玉が! 約3mもある金の玉は商店街の名物だそう。

●大須商店街 DATA
住所:愛知県名古屋市中区大須2丁目08 仁王門通

17:00【炭焼ひつまぶし鰻 むなぎ】 大迫力! 金箔をまとった豪華絢爛ひつまぶし

「金箔まぶし重」7,777円。

名古屋随一の繁華街、栄(さかえ)に佇む名店の、ど派手なひつまぶしをぜひ一度!
三河一色(みかわいっしき)産をはじめ、季節ごとに目利きで選んだ上質で大きな鰻(うなぎ)を、皮目はパリッと香ばしく、肉厚の身はふわりとやわらかく、炭火で自家製だれをつけながら丁寧に焼き上げる。
そんな鰻が見えないほど贅沢にまぶされた金箔は、金沢の老舗「今井金箔(いまいきんぱく)」製。
なんて贅沢な!

金ピカの重箱も特注品。食べる直前になんと自分で“追い金箔”!

左/名古屋名物ひつまぶしは、まずはそのままで、次に薬味だけをのせ、最後にだしをかけてお茶漬けに。だしに金箔が浮かぶ姿も美しい。漆塗りの箸を持ち帰ることができる。右/“追い金箔”で、繊細な金箔がはらはらと舞う姿は、なんとも華やかで楽しい!

●炭焼ひつまぶし鰻 むなぎ DATA
住所:愛知県名古屋市中区栄4丁目17-21栄D-1ビル 地下1F
電話:052-253-6266
営業時間:11時〜23時
休み:無休
公式サイト:https://nagoyaunagi.com/

※本記事は雑誌『和樂(2026年8・9月号)』の転載です。価格はすべて税込価格です。

シリーズ1泊2日の名古屋旅、1日目はこちら

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和樂web編集部


撮影/篠原宏明 構成/田中美保、鈴木智恵(和樂)
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