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2019.11.15

浮世絵にスカイツリー!? 歌川国芳っていったい何者?代表作や人生まとめ

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江戸時代の浮世絵に東京スカイツリーらしきものが描かれていると近年話題になりました。作者は天才絵師・歌川国芳。今最も注目すべき画家のひとりです。まずはその破天荒な人生をダイジェストでお届け! 記事後半では、国芳のスゴさがわかる作品や、浮世絵ファンが熱狂する人気作のまとめもご紹介します。これを読めば、歌川国芳のすべてがわかるといっても過言ではありません!

江戸のアバンギャルド画家・歌川国芳

国芳は、12歳で父親の友人だった人気浮世絵師・豊国に才能を認められ弟子にはなったものの、素行が悪くて目をかけてもらえず、20代は仕事にありつけずにいました。そんなとき、兄弟子の国貞(くにさだ)は役者絵や美人絵がうけて、羽振りもよく、芸者筋からも大モテ。それを目の当たりにした国芳は発奮し、以来、画法研究に打ち込むようになりました。

まず国芳が目をつけたのは、葛飾北斎が描いて大評判をとった滝沢馬琴(ばきん)の読本の挿絵。活力に満ちた壮大怪奇な錦絵を三枚続きや一枚摺り連作の画面に拡大することで、国貞に対抗します。そして、当時の水滸伝(すいこでん)ブームに便乗して売り出した一枚摺りの「通俗水滸伝豪傑百八人之壹人」が大当たりし、30歳にしてスターダムにのしあがります。また、北斎が発表した「富嶽三十六景」の斬新な風景画に触発された国芳は、「東都」シリーズに挑み、ぬらぬらした雲を描くなど、幻想的で斬新な洋風景画を発表。さらに三枚続きのワイドスクリーンに怪魚や妖怪の衝撃的なクローズアップや戯画シリーズで“武者絵の国芳”として認められます。

浮世絵にスカイツリー!? 歌川国芳っていったい何者? 代表作や人生まとめ歌川国芳「東都三ッ股之図」左手遠方に見える巨大な塔は東京スカイツリー!?

「弟子も多く、浮世絵界の大物であるにかかわらず、野卑(やひ)な風体をしており、闊達の気性で、板元からの注文が気に入れば、賃金の多少にかかわらず引き受けるが、気が向かなければいくら好条件でも断ってしまう。欲には疎い方」とは、幕府の隠密が国芳の性格を記したもの。風刺画で異形の亡霊に紋所をつけるなど、機知に飛んだ作品で庶民の大人気を博すも、絶えず当局の要注意人物としてマークされ、始末書を書きつつ、幕府の取り締まりをかいくぐりました。

国芳の人生について、さらに詳しくはこちらから↓↓
江戸っ子全開! 男気溢れる歌川国芳。破天荒なその人生とは

国芳作品が人々を魅了する理由がココに!

「奇想の浮世絵師」や「江戸のポップアーティスト」など多様な異名で称される歌川国芳。いったい何がスゴいのか? 役者絵や美人画をはじめ、武者絵、風景画、戯画など幅広いジャンルを手がけた国芳の作品を「技」「発想」「ユーモア」の3つの切り口から紹介。時代を超え、世界を席巻する魅力をひもときます。

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国芳のスゴさが一目瞭然! 世界を魅了する名作大集合

浮世絵ファン絶賛! 面白キャラクター大集合

ユニークなキャラクターを多数残しているのが歌川国芳。大好きだった猫はもとより、金魚や鬼灯、蝙蝠、雀から道具や化物まで、あらゆるものを擬人化した濃いキャラを描いて人気を博しています。

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どうやって思いつくの? 歌川国芳が描く、デフォルメを極めたキャラクターたち!

仕掛けがすごい! 国芳のユーモア溢れる作品

明かりを背にして障子の前に座り、手や腕を組み合わせてできた鳥や動物の形の影を障子に浮かび上がらせる影絵遊び。多くの人が親しんできたこの遊びは、江戸の庶民の間でも楽しまれていました。そのアイディアを浮世絵に持ち込んだ歌川国芳の作品をご紹介します。

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歌川国芳のユーモアがさく裂! 絵画史上類を見ない遊び心がここに

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