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2026.08.07

夏休みに行きたい美術展。8/23まで開催中&今!ココ!【太田記念美術館、大和文華館、東京都江戸東京博物館、細見美術館】

気になる最新の展覧会情報を網羅した、『和樂』本誌の連載企画「全国厳選! 美術展カレンダー」。そのなかから、2026年8月23日まで開催されている4つの展覧会をご紹介します。酷暑とは無縁の美術館で、多彩で面白い日本美術を楽しんでみませんか?

太田記念美術館 ~8/23
「アニマル&モンスター かわいい・怖い・ちょっと変」

新収蔵の『ハリネヅミ』がかわいい!

猫や犬、兎や象といった動物から、鬼や土蜘蛛(つちぐも)も、猫又(ねこまた)などの妖怪まで。
浮世絵に描かれたアニマル&モンスターを140点、しかもその約5分の1が初お披露目の新収蔵品という贅沢さでたっぷり楽しめます(前後期で全点展示替え)。
石から虎の手足と尻尾が生えた「虎子石(とらこいし)」、十二支が合体した動物など、浮世絵師たちの豊かなイマジネーションが全開の人気キャラクターも続々登場。
新たなスターも誕生の予感!
●入館料(一般)1,200円

服部雪斎 『ハリネヅミ』 太田記念美術館【後期展示:7月25日〜】

太田記念美術館 DATA(和樂提携美術館)

住所:東京都渋谷区神宮前1-10-10
電話050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:30~17:30 ※入館は17:00まで。
休館日:月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館)、展示替え期間、年末年始
公式サイト:https://www.ukiyoe-ota-muse.jp/

大和文華館 ~8/23
特別企画展「花を愛でる 古きを尊ぶ」

ちょっぴり珍しい花木の絵画が並びます

中国では古くから、花木に吉祥や理想の人間像を重ねて多彩な絵画や工芸を生み出してきました。
東アジアにも広く伝わったこうした花木を愛(め)でる思いは、19~20世紀になって、中国で「花博古図(はなはくこず)」と呼ばれる、古器物の拓本と肉筆の花を組み合わせた特殊な絵画の流行につながります。
この展覧会では中国、日本、朝鮮半島、琉球の、花木をモチーフとした作品とともに、「花博古図」の世界も紹介します。
●観覧料(一般)630円

高野侯 『博古花卉図軸』 中国・中華民国18(1929)年 二幅対 兵庫県立美術館(梅舒適コレクション)

狩野安信 『唐絵手鑑』 日本・江戸時代前期(17世紀) 大和文華館

大和文華館 DATA(和樂提携美術館)

住所:奈良県奈良市学園南1-11-6
電話:0742-45-0544
開館時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで。
休館日:月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は開館、翌平日休館)、展示替え期間
公式サイト:https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/

東京都江戸東京博物館 ~8/23
「江戸東京博物館リニューアル記念特別展 洋館 明治の夢と挑戦」

明治時代の到来とともに急速に展開・普及した洋風建築。
その受容から本格的西洋建築の成立までの様子を取り上げます。
幕末の東京・横浜の風景、ジョサイア・コンドルら外国人建築家の仕事、国家的事業として建設された洋館、憧れの洋風邸宅など、充実した資料で紹介。展示替えあり。
●観覧料(一般)1,600円

「国会議事堂案 外観透視図」エンデ&ベックマン/ 作 1887〜88(明治20〜21)年ごろ ベルリン工科大学建築博物館 Architekturmuseum der Technischen Universität Berlin, Inv. Nr.20190

東京都江戸東京博物館 DATA

住所:東京都墨田区横網1-4-1
電話:03-3626-9974
開館時間:9:30~17:30(土曜日は~19:30、8月7日・14日・21日は~21:00) ※入館は閉館の30分前まで。
休館日:月曜日(ただし、8月10日は開館)
公式サイト:https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/

和樂提携美術館の、今!ココ!「細見美術館」

琳派も若冲も仏教工芸も! 日本美術ファンを歓喜させる名品ぞろいのコレクション

和樂8・9月号の琳派特集では所蔵の神坂雪佳(かみさかせっか)『金魚玉図(きんぎょだまず)』が大活躍!
細見美術館のコレクションは、「日本美術の教科書」とたとえられるほどの幅広い時代と分野を網羅しています。
実業家・細見良(ほそみりょう)は仏教工芸や茶の湯釜などの古美術を、2代實(みのる)は伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)や、酒井抱一(さかいほういつ)・鈴木其一(すずききいつ)に代表される江戸琳派を熱心に収集し、名品は3代良行(よしゆき)へ引き継がれて、細見家3代、約80年をかけて膨大なコレクションが築き上げられてきました。

所蔵作品を中心とした企画展も多彩で、美術館が立つのが京都市左京区岡崎の、琵琶湖疏水沿いというロケーションも相まって、納涼気分でお出かけしたい美術館です。

カフェも魅力です。その名も「JAKUCHU CAFÉ」。
若冲作品の高精細複製をインテリアにした開放的なアートカフェで、火曜日には「MATCHA TUESDAY」と名付けて季節の和菓子と「一保堂(いっぽどう)」のお抹茶を楽しめる特別メニューを提供しています(数量限定)。
日々の暮らしの中で美を楽しむ喜びに気づかせてくれる場所です。

【吹き抜けも心地いい】

京都市左京区岡崎の琵琶湖疏水沿いに立つ、キューブ型のモダンな建物が目を引きます。地上3階・地下2階で、大きな吹き抜けになっていて、街中とは思えない静けさと涼やかさが。一部展示室は掛軸や屏風が鑑賞しやすいよう設計されています。

【JAKUCHU CAFÉでひと息】

伊藤若冲の貴重な作品を多数所蔵する細見美術館。館内併設の「JAKUCHU CAFÉ」は昼間はカフェ、夜はトラットリアとして、若冲作品をあしらったインテリアとともに、京都らしいメニューが楽しめます。エントランスフリーなので、京都散策のお休みどころにも。

【次回企画展も楽しみ!】


9月12日から11月8日までの特別展「良寛さん ―その人と禅―」。
子どもと戯れ、友と交わり、多くの漢詩や和歌を残した禅僧・良寛さんの書は「日本書美の極致」とも称えられるほど、芸術性が高く独創的。
代表作ながら長らく公開されなかった『凧文字 天上大風(たこもじ てんじょうたいふう)』や『長歌(ちょうか) 月の兎』をはじめ、珠玉の作品が展示されます。
●入館料(一般)2,000円

左/『凧⽂字 天上⼤⾵』 個⼈蔵 右/『⻑歌 ⽉の兎 折帖より いまのおつゝも』 個⼈蔵

左/『⾃画賛 袖裏繡毬直千⾦』 個⼈蔵 右/『漢詩 草庵雪夜作』 個⼈蔵

細見美術館 DATA(和樂提携美術館)

住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
電話:075-752-5555
開館時間/10:00~17:00 ※最終入館は16:30。
休館日/月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は開館、翌火曜日休館)、展示替え期間、年末
年始
公式サイト:https://www.emuseum.or.jp/

◆『和樂』「全国厳選! 美術展カレンダー」とは?

『和樂』本誌では、発売期間中に全国で行われている展覧会を、作品情報とともに紹介しています。掲載しているのは全国の著名な美術館・博物館。お目当ての展覧会を見に、また旅先での美術館巡りなどで、ぜひともご活用いただきたい【和樂 提携美術館】の優待券を毎号お届けしています!詳細は本誌でご確認ください。

【和樂 提携美術館】

山形「土門拳写真美術館」、茨城「笠間日動美術館」「徳川ミュージアム」、群馬「原美術館 ARC」、千葉「千葉市美術館」、東京「永青文庫」「太田記念美術館」「菊池寛実記念 智美術館 ※2026年秋(予定)まで展示室修繕のため休館」「五島美術館」「サントリー美術館」「泉屋博古館東京」「東京ステーションギャラリー」「パナソニック汐留美術館」「三井記念美術館」「三菱一号館美術館」「森美術館」「山種美術館」、神奈川「岡田美術館」「川崎浮世絵ギャラリー ~斎藤文夫コレクション~」「ポーラ美術館」、長野「軽井沢千住博美術館」「サンリツ服部美術館」「日本浮世絵博物館」、静岡「MOA美術館」、京都「泉屋博古館」「福田美術館」「細見美術館」、奈良「松伯美術館」「大和文華館」、和歌山「高野山霊宝館」、兵庫「芦屋市立美術博物館」、島根「足立美術館」(都道府県別・五十音順)

※本記事は雑誌『和樂(2026年8・9月号)』の転載です。
美術館の入館料は、特に明記のない限り税込表示です。
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和樂web編集部


取材・文/小竹智子 構成/剣持亜弥、鈴木智恵(和樂)
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天才! 琳派オールスターズ

本誌8・9月号P.208の協力社リストに、記載漏れがありました。お詫び申し上げます。
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