植田伊津子の読み物

全10件
日本美術
日本文学を進化させた!「かな」の名作が一堂に会する『古筆招来』展レポート【埼玉】

埼玉県の遠山記念館で、9月14日より「古筆招来(こひつしょうらい)」展が開催されています。古筆は、「平安から鎌倉時代にかけて書かれた和様(わよう)の名筆」のことをいいます。 趣のある、遠山記念館の入り口。ここは日興證券(現SMBC日興証券)の創立者・遠山元一の旧居(重要文化財)で、敷地内の美術館施設でも、重要文化財6点を含む美術・工芸品を公開。 遠山記念館は2018年春に展示施設の改修が終わり、この秋はじめて特別展を開催。本展は、館外所蔵家から、重要文化財を含む名品を借用しておこなうプレミアムな展覧会になります。 古筆展もとても味わい深いのですが、美術館施設に隣接する「遠山邸」(重要文化財)も […]

茶の湯
かわいい「茶箱」でどこでもお茶を【一期一会のハワイ便り6】

『和樂』で茶の湯特集を組むと、茶箱の記事はとても人気があります。 茶箱は、もともと今から約400年前の千利休が、野外でお茶をいただくために、旅持ち用に小さな茶道具を仕組んだのがはじまりといわれています。表千家には、利休が所持していた蒟醤(きんま)の茶箱が伝わっているんですね。 なぜ今もみんなが茶箱に惹きつけられるのかを考えてみると、工芸の粋を表した容れ物のなかに、雛道具のようなミニ茶道具が端正に仕組まれている姿に、幕の内弁当や折り詰めに共通する「日本の美意識」を感じるからじゃないかな、と個人的に思っています。 ともかくお茶をしたことがない方でも、茶箱を見ると「かわいい♥︎」とキュンとしてしまう […]

旅と食
試したい!表参道の「即今」で楽しめるのはまったく新しい茶空間だった【東京】

2019年春、表参道の南青山にオープンした「即今(そっこん)」。 伝統文化を体験する場所って、実はとても限られていますよね。 「雰囲気の落ち着いたクラシシックな趣の茶室で、気軽に、ちょっとおいしい和菓子とお茶でゆるゆるとひと休みしたい。抹茶体験してみたい!」という和の初心者にやさしいお店が、ファッションビルが立ち並ぶ表参道・骨董通りのビルの地下にできました。 その名も「即今」。ここは茶道を軸に、さまざま日本文化が体験できるお店です。 靴を脱いで店内に入ると、「わっ、これ、本物の茶室ですよね」と思わずつぶやいてしまいそうな、茶の美空間が出現。 四畳半の周囲に3つの腰掛け席を設けた広間「爛酔亭(ら […]

茶の湯
常夏の島ハワイで楽しむ茶の湯とは?【一期一会のハワイ便り1】

ハワイ大学で裏千家茶道の講師を務めるミセス茶人、オノ・アキコ。 オノさんは国際基督教大学卒業後、モルガン・スタンレー・ジャパン・リミテッド証券に入社し、ニューヨーク本店やロンドン支店を経たのち、ロンドンのインチボルド・スクール・オブ・デザイン校でインテリアを学ぶなど、さまざまな経験を経てから茶の湯と出会い、お茶の魅力にとりつかれたといいます。 2007年に移住したハワイでも、オノさんはずっとお茶を続けてきました。日本から6,200キロも離れた異国の茶の湯の世界は、想像できない出来事ばかり。 そこでオノさんに、お茶を通じて日々感じていることを書き綴ってもらうことにしました。海外から茶道という伝統 […]

茶の湯
押忍!原三溪!日本美術を救った天才コレクターは生き方もすごかった!

何ができるかを考え抜いた原三溪 横浜美術館で開催中の「横浜美術館開館30周年記念 生誕150・没後80年記念 原三溪の美術 伝説の大コレクション」展。この展覧会は、原三溪(はら・さんけい)を「コレクター三溪」「茶人三溪」「アーティスト三溪」「パトロン三溪」という4分野にわけ、ゆかりの美術品を通じてを彼の全貌に迫るという構成をとっています。そこで、和樂webを代表してわたくし植田が「すごく迷うけれど、コレだけは絶対観るべし!三溪翁の至高の逸品」について、先述の各分野から1点ずつ推薦したい、ということで、まずは前回「コレクター三溪」「茶人三溪」パートのオススメの作品をご紹介しました。 →前回の展覧 […]

茶の湯
ロコも盆踊りに熱狂! ハワイの夏を楽しむBon Dance!【一期一会のハワイ便り5】

毎日、暑い毎日が続いていますよね。外に出ると、体がとけてしまいそうです。 今週は、お盆休みでふるさとに帰省されている方も多いのではないでしょうか。 さて、子ども時代は、夏休みがとても待ち遠しいものでした。 スイカ、昼寝、海水浴、浴衣、夏祭り……皆さんは、夏にどんな思い出をお持ちでしょう。 日本は7月の海の日以降にお休みがはじまっていますが、ハワイではもっと早い時期から、もっと長いお休みになるそうです。 今回は、お盆の季節にぴったりの盆踊りのお話。ハワイの夏の風物詩を探ります。 ダンス、ダンス、ダンス! 文と写真/オノ・アキコ   アメリカは秋から新学期となるため、夏休みは卒業式や修了 […]

茶の湯
「いちごいちえ」は「1・5・1・8」【一期一会のハワイ便り4】

“ホヮーイ、ジャパニーズ・ピープル!ホヮーイ?!” のセリフで有名な「厚切りジェイソン」というコメディアンをご存じですか。   彼がいうように、日本語を外国語として習う人は、われわれでは気づかないような苦労や疑問が、たくさんありそうです。 前に「銘(めい)」の話で触れていたように、お茶のお稽古には「この茶杓の銘はなんですか?」「『露の玉(おもに季節の言葉)』でございます」というように、主客ともに受け答えの練習があります。 客役のときは、銘を尋ねる側。お点前をしているときは、銘を答える側になり、お稽古のなかで両方の役を経験をするのです。 しかし、日本語が不得手なローカルの人たちに、茶の湯の銘を知 […]

茶の湯
ハワイの茶人のきもの事情とは?【一期一会のハワイ便り3】

ハワイ大学で裏千家茶道の講師を務めるミセス茶人、オノ・アキコ。 アキコさんは、2007年に移住したハワイでも、ずっとお茶を続けてきました。日本から6,200キロも離れた異国の茶の湯の世界では、想像できない出来事ばかり。 今月は、南国での茶の湯のきものの話です。 そもそもお茶といえば「しっとりとしたきもの姿」というイメージがありますよね。けれどハワイは、アロハや、ゆったりとしたムームーの国! 「お稽古にきものを着る」ということは「茶の学びのなかで継続してきものを着る」ということに他なりません。はたして、そこにはどんな苦労や悩みがあったのでしょうか。 ワイキキにきもので通う? 文と写真/オノ・アキ […]

茶の湯
希代の数寄者、原三溪という美の巨人を大解剖!展覧会でこれだけは見るべし!

「原三溪(はら・さんけい)」という数寄者を知っていますか? みなとみらいにある横浜美術館で、7月13日(土)から「横浜美術館開館30周年記念 生誕150・没後80年記念 原三溪の美術 伝説の大コレクション」展がはじまりました。 渋谷から35分。意外と近い横浜美術館。 原三溪は、近代日本美術、茶の湯の世界において、その名を轟かせている偉大なコレクターのひとりです。三溪を知らなくても、本牧にある見事な日本庭園「三渓園」はご存じの方がいるかもしれません。ここは、もともと原三溪の自邸でした。 現在の国宝や重要文化財のなかには、三溪の旧蔵品が多く含まれています。そんな三溪の珠玉のコレクションが、これほど […]

茶の湯
アロハスピリットと創意工夫で茶席を彩る【一期一会のハワイ便り2】

♪でんでんむしむし、かたつむり〜♪ ♪おまえのあたまはどこにある〜♪ 幼いころに愛唱した「かたつむり」の歌。かたつむりといえば、今も昔も子どもたちの良き遊び相手というイメージです。 小さなかたつむりのツノをツンツンと突いた経験は、だれにでもあるのではないでしょうか。 けれどミセス茶人・オノがご紹介するハワイのかたつむりは、どうも事情が違っているようです。 日本は今、梅雨のまっただなか…… 文と写真/オノ・アキコ   最初から読む→常夏の島ハワイで楽しむ茶の湯とは?【一期一会のハワイ便り1】   茶席の菓子には「アジサイ」が用いられ、茶道具の銘には「カタツムリ」が表れる季節。 […]

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