小さな菓子器「ボンボニエール」とは?
ボンボニエールとは、フランス語でボンボン(砂糖菓子)を入れる容器のこと。ヨーロッパの祝事に倣って、日本では明治時代より、日本の工芸技術を施したボンボニエールに、同じく日本の伝統文化である金平糖を納めたものが、皇室や宮家の慶事・饗宴の際に配られるようになりました。
レシピのない、90種類以上の金平糖
今回発売となった“究極の詰め合わせ”を手掛ける緑寿庵清水は、国内でも唯一の金平糖専門店。
1847年の創業より守り続けられてきた味と製法に、なんとレシピはありません。五感を研ぎ澄ませて金平糖を作り上げる技術の体得には、「蜜かけ10年、コテ入れ10年」と、20年もの歳月がかかるといわれています。
初代より一子相伝で受けがれる90種類以上にもおよぶ伝統の味は、全国菓子大博覧会でも数々の賞を受賞。伝統と革新を融合させた「唯一無二の金平糖」に挑戦し続けています。
有田焼、そして日本酒の職人から金平糖職人へつながる「手しごと」のバトン
今回の金平糖に使用される日本酒「十四代」を手掛ける高木酒造は、1615年創業の山形県の蔵元。400年あまりの伝統に加えて近代的な技法も駆使し、心に残る日本酒造りを継承しています。
本コラボレーションでは、緑寿庵清水が高木酒造の技術の結晶である十四代の味と香りをしっかりと受け継ぎ、約十六日間もの時間をかけて金平糖に凝縮することに成功! 穏やかな麹の甘みと砂糖の結晶が口の中に広がり、余韻を楽しめる金平糖に仕上がりました。
日本酒を使った金平糖は、製造過程の熱によって風味が飛んでしまうことから、緑寿庵清水のなかでも最も難易度の高い技術を要するのだそう。
熟練の職人ならではの経験と勘から実現した、究極の味わいといえるでしょう。
明治時代より続く窯元・深川製磁製のボンボニエール
こうして生まれた究極の金平糖を美しく容するボンボニエールは、1894年創業の有田焼の窯元・深川製磁によるオリジナル。
その高い装飾技術は、1900年のパリ万国博覧会でも金牌を受賞するほど。1910年に宮内省御用達を拝命されてから今日に至るまで、ボンボニエールなどの宮中食器を納めていることから緑寿庵清水とも深い結びつきがあり、今回のコラボレーションが実現しています。
相手を喜ばせたい気持ち、そして手しごとにこだわり続ける職人たちの想いと技術が込められた、まさに究極の詰め合わせ。
あなたもこの貴重な機会に、一度味わってみませんか?
商品情報
日本酒 十四代の金平糖とオリジナルボンボニエール
価格:「金彩」29,700円(税込)・ 「群青」27,500円(税込)
内容量:35g+120g 箱入り
販売方法:完全予約制
予約方法:販売店舗店頭もしくは電話、ファックス
予約開始日:2023年6月8日10時より(6月17日より順次お渡し)
限定数:「金彩」150セット限定・「群青」150セット限定
店舗情報
緑寿庵清水 本店
住所:京都市左京区吉田泉殿町38番地の2
営業時間:10:00-17:00
定休日:水曜日(祝日の場合は翌平日)
銀座 緑寿庵清水
住所:東京都中央区銀座6丁目2-1
営業時間:平日 11:00-19:30 / 土日祝 11:00-18:30
定休日:水曜日(祝日の場合は翌平日)