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「京都おはし工房」の箸
毎日使うものだから、最上質をオーダーしたい
京都の老舗の箸(はし)専門店に勤めた北村隆充(きたむらたかみつ)さんが、「京都おはし工房」をオープンしたのは平成15(2003)年。使う人にもっと寄り添った箸をつくろうと、自ら職人となり、日本初のオーダーメイドの箸を手がけたのです。
見た目に美しく、劣化の少ない素材を研究した北村さんは、高品質で貴重な天然素材に注目。日本の銘木(めいぼく)や、世界各地の稀少な木材を集めました。
箸の材質や形にこだわると、食事がぐんとおいしくなる!
箸の形は、四角形、流線形、八角形、小判形などから選択できて、箸先は細くとがっています。その利点は、力を加えやすくて箸を上手に使えるようになること。店内に用意されたゴマをつまんでみると、その性能が実感できます。また、細い箸先は唇に触れる部分が少なく、食材の味を感じやすいのもうれしいポイント。
決して安価ではないのですが、修理や磨き直しも受け付けるので、一生ものの箸が見つけられるはずです。
この職人の名品 美しく個性的な色柄の銘木で誂えた格別な逸品
「京都おはし工房」店舗情報
読み方:きょうとおはしこうぼう
住所:京都市右京区花園天授ヶ岡町16-5
電話:075-464-3303
営業時間:10時~17時
休み:月・木曜
公式サイト:https://www.kyoto-ohashi.com/
※本記事は雑誌『和樂(2024年4・5月号)』の転載です。
※掲載価格はすべて税込です。掲載商品は、売り切れや販売期間の終了の場合があります。価格や営業時間も変更される可能性がありますので、お出かけの前に公式サイトなどでご確認ください。