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Culture
2020.10.13

クイズ!義経も読んだ?「虎の巻」ってなに?ヒントは試験前夜にお世話になる、あれ!

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虎の巻、なんて言っても、最近の若者には通じないだろうか? しかし、少なくとも昭和生まれにはしっかり通じるだろう(きっと)。

試験前夜などに、必死でお世話になる、あれである。
昭和生まれの皆さま、ぜひ学生時代に戻った気分で、読んでいただきたい。

虎の巻ってなに?

さて、改めて「虎の巻」とは。
大辞泉によると、

1 兵法の秘伝書。
2 芸道などの秘事・秘伝を記した書。
3 講義などの種本。また、教科書にある、問題の解答などが書いてある参考書。あんちょこ。とらかん。

とある。そして、「1 兵法の秘伝書」こそが語源である。

中国・周時代に「六韜(りくとう)」という兵法書が成立した。文・武・龍・虎・豹・犬の6巻からなっているのだが、このうち、「虎韜(ことう)の巻」には兵法の秘伝が書かれていた。そこから「虎韜の巻」、「虎の巻」となったのだそうだ。

兵法の秘伝書、という元の意味が転じて、諸芸の秘伝書・教科書を解説したもの、などの意味を持つようになったとされる。

ちなみにこの「虎の巻」、源義経が陰陽師・鬼一法眼(きいちほうげん)のもとから失敬したという逸話も残っているが、果たして真相やいかに。

「あんちょこ」の語源

虎の巻には、別の呼び名もある。「虎巻(とらかん)」はまあそのままだが、「あんちょこ」となると、すぐには意味が分からないだろう。

どうやら、いろいろ調べたり考えたりしないで済む、手軽なもの、というところから出たもので、「安直(あんちょく)」の音が変わったものらしい。

「安直」は、あまりいい意味では使われないことも多い単語だ。しっかり読みこんで理解するのならいいが、あんちょこで安直にその場だけ乗り切るのは、あんまりおすすめできない、なんていう意味が込められている、のだろうか?

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アイキャッチ画像:歌川国貞・メトロポリタン美術館より

書いた人

人生の総ては必然と信じる不動明王ファン。経歴に節操がなさすぎて不思議がられることがよくあるが、一期は夢よ、ただ狂へ。熱しやすく冷めにくく、息切れするよ、と周囲が呆れるような劫火の情熱を平気で10年単位で保てる高性能魔法瓶。日本刀剣は永遠の恋人。愛ハムスターに日々齧られるのが本業。