三重県桑名の奇祭。若武者が馬で急坂を駆け上がる「多度大祭上げ馬神事」

三重県桑名の奇祭。若武者が馬で急坂を駆け上がる「多度大祭上げ馬神事」

今年のGWは「平成」から「令和」へ変わる一大行事にともなって、超大型連休となる人が多く、各地で大型イベントが企画されています。

そんな中、古き良き日本の姿を受け継ぐ祭事として注目されているのが、700年にわたって伝統を守り続けている三重県桑名市の多度大社(たどたいしゃ)上げ馬神事。
令和で最初となる今回は5月4日と5日に、上げ馬神事のほかにも流鏑馬(やぶさめ)神事などの神賑(かみにぎわい)行事が行われ、10数万人の参詣者が見込まれています。


多度大社流鏑馬神事

700年の歴史を受け継ぐ多度大社上げ馬神事

多度祭は南北朝時代に地域を領していた武家の中から始まったと伝わりますが、元亀2(1571)年に織田信長による焼き討ちにあったことから資料は散逸し、祭事も一時期中断。
慶長(1601)年に徳川四天王のひとりである本多忠勝が桑名城主になると、神社を再興し、神事も復興。現在の多度大社上げ馬神事は、寛政6年(1794)年にその内容を記した大祭御神事規式簿とほぼ変わらない形で受け継がれていて、昭和53(1978)年に三重県無形民俗文化財に指定されています。

多度大社上げ馬神事を担うのは、氏子6地区から神占いによる選ばれた若者たち。それぞれが1か月の練習を経て挑みます。
神事当日、若者たちは武者姿の騎手となり、10万人もの参詣客が見守る中、人馬一体となって約2mの土壁を一気に駆け上がります。
その迫力は奇祭と呼ぶにふさわしく、馬上の若武者の凛々しい姿は、時代をさかのぼったような趣があります。

この神事が注目されるもうひとつの理由は、上がった馬の頭数や順番でその年の豊凶が占われるところにあります。最初の方の馬が上がれば「早稲(わせ)」、中ごろなら「中手(なかて)」、最後の方が多いと「晩稲(おくて)」の苗がよいとされるのです。

多度大社上げ馬神事

開催期間 2019年5月4日(土)、5日(日)
会場 多度大社 三重県桑名市多度町多度1681番地
電話番号 0120-37-5381
公式サイト
アクセス 自動車の場合:東名阪自動車道「桑名東IC」より10分
電車の場合 JR・近鉄「名古屋」駅→「桑名」駅→養老鉄道「多度」駅 ※多度駅からは約1.5kmほど

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