Jewelry&Watch

2026.06.28

「シャネル」の新章が幕を開ける。新ジュエリー クリエイション スタジオ ディレクターに、マリー=ロール セレード氏が就任

フランスを代表するラグジュアリーメゾン「シャネル(CHANEL)」のファイン ジュエリーおよびハイジュエリーを率いる新たな才能が発表されました。2026年10月に就任を控えるマリー=ロール セレード氏の横顔とともに、彼女がクリエイションを紡ぎ出す拠点となる、メゾンの象徴「パリ・ヴァンドーム広場18番地」のファインジュエリーとウォッチの本店の歴史と魅力に迫ります。

至高のクラフトマンシップを受け継ぐ、新たな旗手の誕生

「シャネル」は2026年6月、マリー=ロール セレード(MARIE-LAURE CÉRÈDE)がジュエリー クリエイション スタジオのディレクターに就任することを発表しました。2026年10月に入社予定で、今後、パリとジュネーブのチームと密接に連携しながら、メゾンのファイン ジュエリーおよびハイジュエリーのすべてのクリエイションを統括することになります。

ジュエリー クリエイション スタジオ ディレクターに就任する、マリー=ロール セレード氏

同氏は「カルティエ(Cartier)」でキャリアをスタートさせ、「ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)」でジュエリーおよびウォッチメイキングのアーティスティック ディレクションを担当。その後再び「カルティエ」にてジュエリー&ウォッチメイキング部門のクリエイティブ ディレクターとして約10年間在籍するなど、名門メゾンで実績を残してきた、現代において最も才能溢れるクリエイティブ ディレクターのひとりです。西アフリカ ガボン共和国のリーブルヴィルで育ち、幼少期から色彩豊かな自然に触れたことで装飾芸術やクラフトへの情熱を育んだセレード氏は、今回の就任にあたり、次のような瑞々しい決意を語っています。

「シャネルという、文化的な影響力と卓越した規律に倣い、常に既存のコードに問いを投げかけ、女性らしさを再定義し、デザインや精神性を通して現代性を表現し続けているメゾンに加わることができて、大変光栄で胸が高鳴っています。シャネルのチームの一員として、新しい章を共に紡いでいくことを楽しみにしています」

この類まれなる才能の招聘に対し、グローバル エグゼクティブ チェアマンのアラン ヴェルタイマーとグローバルCEOのリーナ ネアは、「彼女のビジョン、独創性、そしてクリエイション スタジオを率いる唯一無二の才能が、シャネルのジュエリーにおける次のチャプターを形作ってくれることでしょう」と、その確かな手腕を高く評価しています。

また、彼女が直属することになる時計・宝飾部門社長のフレデリック グランジェもセレード氏の就任を心から歓迎。「伝統、感情、大胆さと抑制を、繊細なバランスで解釈して制作に取り組む彼女の姿勢は、シャネルならではのクリエイションに欠かせないコードに、新たな視点をもたらしてくれると期待しています。彼女の想像力、クラフトマンシップへの深い理解、ジェモロジー(宝石学)への造詣は、シャネルを新境地へと導いてくれるでしょう」と、熱い期待を寄せています。

ガブリエル シャネルの視線が交差する、ヴァンドーム広場18番地の物語

セレード氏がこれから紡ぎ出すジュエリーたちの故郷であり、製作の拠点となるのが、パリ・ヴァンドーム広場18番地にある「シャネル ファイン ジュエリー本店」です。

この場所は、「シャネル」にとって極めて重要な意味を持ちます。
かつて創業者ガブリエル シャネルは、カンボン通り31番地のアトリエでの仕事を終えると、ヴァンドーム広場の名門ホテル「リッツ パリ」のスイートルームへと向かい、そこを自らの住処としていました。
夕暮れ時、彼女が部屋の窓辺から見下ろし、その完璧な八角形の美しさに心奪われていた広場──そのまさに目と鼻の先、対角に位置するのが、現在の18番地本店なのです。

歴史を遡れば1686年、ルイ14世の栄光を形にするため、高名な建築家マンサールによってこの八角形の広場が設計されました。当時は周囲に何が建つのかが決まる前にファサードだけが先行して建設されており、18番地に実際に住居が建てられたのは1723年のことです。それから数世紀にわたり様々な歴史を刻んできたこのタウンハウスを、「シャネル」が「時計と宝飾の舞台」として獲得したのは1997年のことでした。

2022年には建築家ピーター・マリノの手により、マドモアゼル シャネルの私的な世界の現代的解釈を表現した全3フロアの大規模なリノベーションが完了。白、黒、ベージュ、そしてゴールドが極上のハーモニーを奏で、シャネルのために作られたツイードを想起させるカーペットが敷き詰められた店内は、訪れるゲストを彼女の人生の旅へと誘う親密な空間です。

美が現実となる場所、上階のハイジュエリー アトリエ

この18番地本店の最大の特徴は、単なる華やかなブティックに留まらない点にあります。建物の「上階」には、ジュエリー クリエイション スタジオとハイジュエリー アトリエが実際に併設されています。

アーカイブピースから最新作まで。時を形作り、夢をジュエリーに刻むクリエイションが日々行われ、熟練の職人たちの手によって至高の素材や希少な宝石に命が吹き込まれる。まさに「夢を現実にする場所」そのものがこの建物のなかに息づく。

窓の外に広がるヴァンドーム広場のコラム(記念柱)を臨みながら、職人たちが伝統的な技法(サヴォアフェール)を駆使して実際にハイジュエリーを作り上げていく……、ストーリーとクラフトが融合した唯一無二の聖地。

伝統、感情、大胆さと抑制を繊細なバランスで解釈するセレード氏の新しい視線と、ガブリエル シャネルの精神が染み込んだこの魔法の建物と響き合うとき。どのような新しい「美の結晶」が生まれるのでしょう。

「シャネル」のジュエリーが迎える新たな時代に、世界中から熱い視線が注がれています。

問い合わせ先
シャネル カスタマー ケア センター 
0120-525-519
https://www.chanel.com/jp/fine-jewelry/

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和樂web編集部

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