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2026.10.22

「おせちサミット」とは⁈「下鴨茶寮」の2027年おせち発表会に参加しました

キャッチフレーズの「おせちサミット」の響きに惹かれて、京都の老舗日本料亭「下鴨茶寮」が開催する「おせち2027」発表会に参加しました。 下鴨茶寮は、世界遺産に認定された下鴨神社と深いゆかりのある老舗料亭。創業は1856年。下鴨神社の「御用達包丁人」として神饌や直会を担い、現在に至ります。そんな歴史をもつ下鴨茶寮ですが、おせちの予約受付を開始するのはおそらく日本で一番早いとか!(今年も7月より開始)。意気込みの入ったおせち全14種類が会場の広間に一堂に並び、私たち報道陣を出迎えてくれました。

新しい年を迎えて最初に食べる料理がおせち。だからこそ大切にしたい

「おせちサミット」なるキャッチーな言葉を生み出す人といえば、この方です。2012年から下鴨茶寮の主人を務める放送作家・脚本家の小山薫堂さん(右)。総料理長の本山直隆さん(左)と共におせちに込める思いを語ります。

「新しい年を迎えて最初に食べる料理がおせちという家庭も多いはず。家族の福を願うおせちの原点を大切に、お酒が好きな人から料理を楽しみたい人まで、幅広く喜んでもらえる内容を取りそろえています」と小山さん。おせちは「飽きずに最後まで食べてもらえるか」が大事だと考えているそうで、その工夫が14種類にもなるおせちのラインナップに表されているのです。本山総料理長は「煮しめに店の特徴が出る」とのことで、下鴨茶寮の煮しめは「淡い味付け」が特徴だとか。日持ちすることも考慮しつつ、食材を出汁の味でいただくような仕上がりに。試食でいただいた「ミニおせち」もやわらかい味わいでした。

「おせち2027」参加者にふるまわれた「ミニおせち」。箸置きは鶴!おせちをはじめ日本の伝統を重んじる心を感じました。

14種からごく一部をご紹介。こちらは「酒肴おせち 冷凍一段(2人前)」16,200円(税込)。酒のつまみばかりを集めたおせちとは、斬新!

野菜の飾り切りもおせちならではの見どころです

関心したのは、昔ながらの「飾り切り」を下鴨茶寮では大切にしていること。おせちに入る食材に込められた縁起の数々を伝えていくことと同時に、こうした職人技の継承も大切にしていきたいと本山総料理長。本店で調製する「特撰おせち」シリーズのいくつかに、それを見ることができました。京都ではおなじみの「白味噌雑煮」がセットになったおせちには、鶴と亀の飾り切りが楽しめます。試食でいただいた白味噌雑煮もご覧ください。

お行儀が悪いですがお椀から出してみました。尾ひれのように藻のついた「蓑亀(みのがめ)」は、藻が付くほど長生きしている亀という日本古来の長寿のシンボル。

「福」にかけて「ふぐ」が入る贅沢な白味噌雑煮付き。本店で調製する「和おせち二段+雑煮重(4人前)」108,000円(税込)。

おせちの受付は下鴨茶寮オンラインショップにて、~2026年12月23日9時まで。いずれも数量限定となるため、お早めにお申し込みを。

下鴨茶寮オンラインショップ
https://shop.shimogamosaryo.co.jp/pages/osechi2027

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藤田 優

職人の手から生まれるもの、創意工夫を追いかけて日本を旅する。雑誌和樂ではfoodと風土にまつわる取材が多い。和樂Webでは京都と日本酒を中心に寄稿。夏でも燗酒派。企画・聞き書きを担当した本に『85歳、暮らしの中心は台所』(髙森寛子著)、『ふーみんさんの台湾50年レシピ』(斉風瑞著)、『鍵善 京の菓子屋の舞台裏』(今西善也著)がある。
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