みなさん、あけましておめでとうございます。
2017年も何とか和樂公式キャラクターとして迎えることができたアンドリュー橋本です。
え?まだ明けてないって?いやいやいや、業界(え?ちょっといばってる?)では、新年号が出る日が明けましておめでとうなんですよ!ですから私にとっては、本日関西中京地区での発売日である2016年12月27日が元日なんです!これは覚えていてもなんの役にも立たない情報なのですぐに忘れてくださいね!
But! みなさん、私、報告があるんです。実は今、公式キャラクター史上最大の危機を迎えているんです。それは前号の今月の見所紹介のことです。いつも通り見所を紹介する前にながーい!ながーい!前置きを掲載したところ、和樂の暴君と恐れられている和樂六代目編集長のセバスチャン高木が私がとっても気に入っている窓際のデスクにつかつかとやってきてこんなことを言うのです。
「へい!アンドリュ-!なんで君の今月号の見所紹介は見所より前置きのほうが長いんだい?そろそろ公式キャラクターから降りてもらってもいいんだyo!」と。なんと恐ろしいことを言うやつでしょう?私がこの公式キャラクターにどれほどの愛着を持っているかわかっているくせに!と言うわけで今月はとっとと、見所の紹介に入らなくてはなりません。私の前口上を楽しみにしていたみなさん、本当に申し訳ございません。しかも、セバスチャン曰く、「アンドリューさぁ、君の見所紹介には、写真が全然ないじゃないか!誰も君が書く文章なんか読みたくないんだよ!もっと私が誇る史上最強のスタッフがつくってくれたページの画像を載せるんだ!」というわけで今号の見所紹介は、画像をいっぱい載せて紹介してみますね!
では、まずは表紙から!じゃーん!
うわぁ!キラキラしてますね!え?ウェブじゃわからない?そうなんです。実物でないとわかりませんね。今月号の表紙は和樂新年号の風物詩ともなったキラキラ特殊印刷。和樂編集スタッフ典も「レフ板代わりになるね!」と太鼓判。書店でも目立ちますよ!しかも、今回使用した絵はあの狩野永徳の国宝「洛中洛外図屛風」。まさに新年号にふさわしい!持ってるだけで幸せになりそうなキラキラ表紙です(?)。
さて、次は和樂編集部が総力戦で挑む国宝特集。
わ!長谷川等伯の名作「松林図」さんが何か質問してますよ!
松って話ができるんですね(そんなわけないだろ!)。
何々? 「今なぜ、国宝なのでしょうか?」
さすが!国宝「松林図」だけあっていいこと聞いてきますね。
私もまったく同じことを思ってました!
で、それに対する答えがこちら!
「国宝は日本美術最高の教科書なのじゃ!」達磨・談
達磨・談!「なのじゃ」って達磨さん大丈夫?と思わず突っ込みを入れたくなってしまいます。え?突っ込むところそこじゃない?達磨さん(あくまでも想像ですよ)の言葉を借りるまでもなく、2016年という年は、春の若冲展の大フィーバーをはじめ、国芳国貞展、妖怪展、鈴木其一展、そして!11月のすみだ北斎美術館開館!と日本美術が注目を集めた年でした。
おそらく数年後振り返ってみると、「ああ!2016年は日本美術ブーム元年だったなぁ!」と思うような年になると思います。それくらい大ブームを迎えつつある日本美術をどう学ぶか?その最高の教科書が日本が誇る国宝なんです!
おっと! 前回の国宝特集の時、主役をはった善財童子さんが何か言ってますよ!
え? 2017年国宝イヤー宣言!そんな宣言勝手にしちゃっていいの?いいんです!いいんです!なぜなら! 2017年は国宝という言葉が日本に登場して120年となるメモリアルイヤー!しかもですよ! 2017年は国宝イヤーにふさわしい展覧会がこれほどか!これほどか!ともうしつこいくらいに開催されるんです!
まずは2017年春に東京国立博物館で開催される「茶の湯展」。もう茶の湯ファンならずとも垂涎ものの国宝茶碗が登場しますよ!
秋は同じく東京国立博物館で「運慶展」が開催!仏像好きのセバスチャンがすでに待てなくてうずうずしている注目の展覧会です。
そして! みなさん、お待たせしました。
国宝イヤーの本命は2017年10月3日に京都国立博物館で幕をあける!その名もずばり「国宝展」です。先だっての記者会見では、「史上最高の国宝展を目指します!」という発表が、私、アンドリューの心を打ちました。ざっくざっくとお宝が出てきそうですね。2017年という国宝イヤーは国宝という言葉が登場して120年なら、京都国立博物館が誕生してから120年というWで記念イヤー!史上最高の国宝展を目指すという言葉もぐんと現実味を帯びてきますよね。そのメモリアルイヤーにあやかって和樂も史上最高の国宝特集を目指しますよ!
最高の国宝特集を目指す? 大口をたたいたセバスチャンはどんな特集を組んだのでしょう?え? ちょっと見せてほしい????ええ、見せますとも見せますとも! それがこちら!
ね、今回は画像が多いでしょ!なんと!二連続画像です。これは和樂の今月の見どころ紹介初の快挙ですよ。
どうですか、お客さん!「知られざる国宝7つの物語」に「運慶!快慶!慶派の物語」ですよ!
あ!セバスチャンのやつ、私が編集長時代に「アンドリューのつけるタイトルってワンパターンだよね」などと平気で上司批判をしていたくせに、自分は「物語」「物語」でかぶってるではないですか!どんだけストーリー好きやねん!
まぁ、編集長批判は置いといて、そのほかにも、「国宝二大名画の解体新書」「日本美術のすべては国宝が教えてくれる」「国宝、日本VS世界」など、日本美術の冒険にみなさんと一緒に出かけたい!をモットーとする和樂のすべてがつまった渾身の企画です。
そして! 和樂といえば忘れてならないのが、付録、付録、付録!今月号も出血大サービスでつけちゃいました!
まずは説明の前にこちらをご覧ください! ジャン!
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世界初!付録として2号連続カレンダーが付きました!!!!2号連続ってなんか意味があるの?という問いはあえて封印してください。
北斎絶景カレンダーに続いて!今月号のカレンダーは、「国宝名画カレンダー」。
これ、すごすぎますよ!だって●●●とか✖️✖️✖️といった国宝名画が総出演のカレンダーです。これだけでもお腹いっぱいなのに、新年号はおせちに加えて雑煮も出しちゃいますよ!
新年号、和樂の雑煮はこちら!
新薬師寺が誇る国宝十二神将をメッセージ付箋にしました!
しかも、なんだか怒ってますよ!「喝!」って言ってそうです。こんなメッセージ付箋があれば、ちょっと言いにくいことを言えちゃいそうですよね。「あの! 〇〇さん!あれ、あんまりじゃないですか?」とか、2017年はストレスをためずに、日頃の不満をこの付箋に託して発散しちゃいましょう!
私もとっとと休暇に入った編集長のセバスチャン高木に言いたいことをこの付箋に書いて、デスクの電話に貼ってきましたよ!
実は、私、セバスチャン以外からも編集部で突き上げをくらっています。しかも和樂編集部の良心として、女性誌編集界最凶の編集者と呼ばれた私、アンドリュー橋本と和樂の暴君とか、和樂の独裁者とか呼ばれているセバスチャンふたりの無茶ぶりに恨めしそうな目をするだけできっちりこたえてくれる編集部・mocciと4月にファッション誌Domaniから異動してきて和樂が開発するグッズのセンスをオシャレに変えてくれた編集部・典のふたりから同時に!
「アンドリューって公式キャラクターとして見所紹介してるんだよね?なんでいつも第一特集しか紹介しないの?それっておかしくない?」と。
本当に申し訳ございません。毎号毎号見所紹介よりながーい前振りを考えるのに熱中して、各企画の紹介に行き着く前に力尽きてしまうんです!ですが、今回は違いますよ。ね、第二特集は「金沢Best30」!北陸新幹線開業以来大注目の金沢で、大人が行くべき最新スポット30を和樂自慢のスタッフが総力取材をしたとっても役に立つ第二特集です。
そして、和樂にとっての2017年は猫年!おそらく世界の雑誌としては初となる「招き猫の大研究」もしてみました。和樂の招き猫「フォーチュンキャット」もツイードバージョン登場で5種類に!こちらは不肖アンドリューが「キャッツ5」と命名いたしました。
編集部・典が和樂インテリア番長WAKOちゃんと開発した子どもの逸品も今号からスタート!
栄えある子どもの逸品第一号は金沢の漆職人杉田さんに「お食い初めセット」をつくっていただきました。もうこれがかわいいのなんのって!子どもにこそ本物を使ってほしいなんて思うのは私だけ?でしょうか。
12月28日発売の和樂2月号の見どころ紹介いかがでしたか?
2017年、国宝イヤーがやってきた!やってこないと私、和樂公式キャラクターから解任されてしまいます!アンドリューを助けると思って、みなさん、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
和樂公式キャラクター
アンドリュー橋本
最後に和樂編集部からお知らせです。
2017年1月1日和樂編集長のセバスチャンが
TOKYO MXで放映される「そうだ、北斎ランド、行こう!」に
出演しました。
みなさん観てね!
http://s.mxtv.jp/variety/hokusai_hunter_2017/