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2,3月号2024.12.27発売

片岡仁左衛門×坂東玉三郎 奇跡の「国宝コンビ」のすべて

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Art
2019.08.28

初心者にオススメしたい、日本美術が楽しめる美術館・博物館10選

この記事を書いた人

4.根津美術館(東京)

初心者にオススメしたい、日本美術が楽しめる美術館・博物館10選!

東武鉄道の経営者、初代・根津嘉一郎が築き上げた陶磁器や茶器、日本絵画などの日本美術コレクションを核に、年6~7回のハイペースで渋い企画展を開催する根津美術館。派手なタイアップや告知を行っていない反面、展示内容は非常に硬派で真面目。「●●勉強会」というタイトルで年に1回テーマを決めて開催される日本美術鑑賞を学ぶための企画展や、音声トラック数が超大盛りの音声ガイドなど、日本美術を「見て」「楽しんで」そして「学ぶ」ことができる美術館です。庭園や併設のカフェも美しく、外国人観光客が非常に多く訪れる観光スポットでもあります。毎年4月下旬~5月下旬では、庭園の杜若(かきつばた)が満開になる時期に限定公開される国宝・尾形光琳「燕子花図屏風」は必見です。

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5.MOA美術館(静岡)

初心者にオススメしたい、日本美術が楽しめる美術館・博物館10選!

観光と一緒に楽しめる日本美術の美術館といえば、熱海のMOA美術館。JR/新幹線熱海駅を降りて専用路線バスに乗れば、わずか5分程度で到着するアクセスの良さから、熱海観光の人気No.1スポットでもあります。見どころは年6~7回ペースで開催されるハイレベルな企画展。2017年に館内が大規模リニューアルされ、清潔感あふれるリッチで上品な建物は、中にいるだけでうっとりしてしまいます。計算しつくされたLED照明や最高級の展示用ガラスが使用された展示ルームも素晴らしく、特に野々村仁清「色絵藤花文茶壺」(国宝)は専用鑑賞ルームが設けられており、特別感をたっぷり味わうことができます。また、毎年2月頃に公開される尾形光琳「紅白梅図屏風」(国宝)も見逃せません。

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6.山種美術館(東京)

初心者にオススメしたい、日本美術が楽しめる美術館・博物館10選!

戦前~高度経済成長期にかけて、近現代日本画の大コレクションを一代で築き上げ、日本有数のパトロンだった山崎種二。彼が保有する所蔵品をベースに、「もっと気軽に日本美術を楽しんで欲しい」という思いから立ち上げた美術館です。所蔵作品には横山大観、竹内栖鳳、川合玉堂、上村松園など、巨匠たちの代表作がズラリと並び、年に6回の企画展・特別展では、同館所蔵の傑作をたっぷりと堪能できます。観終わった後、併設のカフェで展覧会のテーマごとに毎回制作されるオリジナル和菓子を頂くのも、同館の常連ファンの楽しみのひとつとなっています。

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書いた人

サラリーマン生活に疲れ、40歳で突如会社を退職。日々の始末書提出で鍛えた長文作成能力を活かし、ブログ一本で生活をしてみようと思い立って3年。主夫業をこなす傍ら、美術館・博物館の面白さにハマり、子供と共に全国の展覧会に出没しては10000字オーバーの長文まとめ記事を嬉々として書き散らしている。