雨の日は濡れないように傘をさし、晴れの日は日光を遮るための日傘をさす…。雨傘・日傘は今や、日本の夏に欠かせないツールとなりつつあります。
そんな中、傘のための新しいテキスタイルを毎年制作し、オリジナルのオーダー雨傘・日傘を手作りしている「イイダ傘店」が人気を集めています。
雨傘・日傘のためのテキスタイル&デザイン
イイダ傘店のオーナーは、傘作家の飯田純久。
店舗はもたず、各地を巡回している受注会で発表しています。
テキスタイルの絵柄のみならず、染め方にも工夫を凝らし、ハンドルやパーツまでデザインしたイイダ傘店の雨傘・日傘は、自分の好みを反映することができる唯一無二のファッションアイテムです。
そんなイイダ傘店の展示販売会が、2019年10月7日(月)まで、東京・六本木の国立新美術館内にあるミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」のSFT GALLERYで開催されます。
「スーベニアフロムトーキョー」は漫画やアートブック、工芸品から若手デザイナーの作品まで、知名度やジャンルにとらわれることなく東京的視点で新しいデザインやアートをセレクトしたミュージアムショップ。
今回は雨傘や日傘はもちろんのこと、飯田純久が日々描きためてきた絵をまとめた冊子「スケッチ」の販売と、原画の額装も展示販売されます。
「イイダ傘店 雨傘・日傘展」
開催期間 2019年~10月7日(月)
開催場所:国立新美術館 B1 スーベニアフロムトーキョー SFT GALLERY 東京都港区六本木7-22-2 国立新美術館
営業時間:10時~18時(金・土曜は20時まで 1Fは7月~9月は21時まで) ※国立新美術館の開館時間に準じる
定休日:火曜(祝・休日は営業し、翌日休み)
SFT GALLERYサイト
国立新美術館 2019年下半期展覧会情報
クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime
1960年代後半から短編フィルムを発表し、1970年代には写真を積極的に用いて自己や他者の記憶にまつわる作品を制作して注目されたクリスチャン・ボルタンスキー。1980年代には、光を用いたインスタレーションで宗教的なテーマに取り組み、国際的な評価を獲得した後も歴史や記憶、人間の存在の痕跡といったものをテーマにして、世界中で作品を発表してきた50年の活動の全貌を紹介する、日本では過去最大規模の回顧展。作家自身が、展覧会場に合わせて手がけたインスタレーションも要注目です。
会期:2019年~9月2日(月)
会場:企画展示室2E
展覧会特設サイト
カルティエ、時の結晶
カルティエの作品は1995年、2004年、2009年の展覧会を通して日本で紹介されてきました。本展は1970 年代以降の現代作品に光を当て、その創作活動における革新性、現代性、独自性を、メゾンが築き上げてきた創作の歴史を背景に表現する世界でも初めての試みです。
会期:2019年10月2日(水)~12月16日(月)
会場:企画展示室2E
展覧会特設サイト
特別公開「吉岡徳仁 ガラスの茶室 – 光庵」
2011年の第54回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展で発表し、2015年には京都の将軍塚青龍殿の大舞台で披露された「ガラスの茶室 – 光庵」が、国立新美術館では屋外に登場。パリのオルセー美術館にコレクションされているガラスのベンチ「Water Block」が併せて展示されています。
光をガラスによって表現した光庵には、茶室に欠かせない掛軸や生け花はなく、太陽の光を受けたクリスタルプリズムの彫刻による「光の花」が現れます。
物質の概念から解き放ち、詩的な光景を浮かび上がらせる光の建築は、日本文化の根源を改めて考えさせる作品です。
公開期間 2019年4月17日(水)~2021年5月10日(月)
会場 国立新美術館 正面入口
国立新美術館
東京都港区六本木7-22-2
開館時間:10時~18時(7・8月の金・土曜は21時まで 入場は閉館の30分前まで)
休館日:火曜
企画展観覧料(税込):一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円
公式サイト