難しい漢字をさらっと読めると、かっこいいですよね。今回はこちらに挑戦!
「飛燕」
さて、なんと読むでしょう?
正解は「ひえん」!
正解は「ひえん」でした。
「飛」んでいる「燕(つばめ)」という意味で、ツバメの回転のように軽やかな身のこなしを見せる武術の技のこともいいます。
ツバメは渡り鳥で、日本では代表的な夏の鳥とされます。3~4月にやってきて軒先などに巣を作り、秋ごろに去っていきますが、ツバメが家に巣をかけると家が繁盛するという言い伝えのある地域も多く、『竹取物語』に出てくる「つばめの子安貝(こやすがい)」という宝物もこれに関連した発想によるといわれます。
「つばくらめ」「つばくろめ」「つばくら」「つばくろ」「つはひらく」「つはひらこ」「乙鳥(いっちょう)」「玄鳥(げんちょう)」などとも呼ばれます。
今はもう飛ばない、鉄のツバメ
この「飛燕」の名が付けられた戦闘機がありました。 旧日本陸軍の戦闘機で、正式名称は三式戦闘機。最大時速592キロメートルで空を翔けました。
戦闘機の飛燕については、以下の記事に詳しく書かれています。
終戦の日にも磨かれて。日本で現存するのは一機のみ、戦闘機「飛燕」の数奇な運命
▼漢字の書き取り問題にも挑戦!
「かきいれどき」っていつ?どんな漢字を書く?聞いたことはある、あの言葉ってこんな意味!
アイキャッチ画像:蹄斎北馬『春雨集 牡丹燕図』メトロポリタン美術館より
参考文献:
・『日本国語大辞典』小学館
・『デジタル大辞泉』小学館
・『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館