江戸一のゲーマーは誰だ!?本拳ランキング
江戸で大流行していたゲームのひとつが、今のじゃんけんに似た本拳(ほんけん)。狐拳や虫拳など、今のじゃんけんのような三竦みのものもありましたが、ここで紹介するのは、数を当てるというもの。長崎にいた中国人から伝わったとされるため、唐人拳や長崎拳などとも呼ばれています。これは、決められた指の型に沿って手を出して、その合計数を言い当てるものです。
このゲームは人気のあまり、大会が開かれて拳相撲の番付が発表されるまでに!ゲーム好きの文化はこの頃からすでに始まっていたようです。
御利益を求めて旅行者続出!人気のパワースポットランキング
江戸時代に入って街道が整備されるようになると、参詣旅行をする人々が増加。現代でもパワースポット巡りは旅行のテーマの一つとなっていますが、実は江戸時代の人々もご利益を求めて各地で人気の寺社仏閣に訪れていたのです。この番付では、東は伊勢神宮、西は高野山が大関に。特に伊勢神宮は、遷宮の翌年はお陰参りとして参詣者が急増し、500万人近くが訪れることもあったのだそう。他にも日光や善光寺、宮島など今でも定番のスポットが多くランクインしています。
番付で江戸っ子の生活を覗き見!
今回紹介した番付は、ほんの一部。他にもさまざまなテーマのランキングが作られており、そこから当時の生活や世相を垣間見ることができます。ぜひあなたもいろいろな番付をチェックして、江戸の新たな魅力を発見してみてはいかがでしょうか?