いつの時代もイケメン!森蘭丸が堪能できる浮世絵・錦絵6選 

この美術館の館長

乙女をときめかせる歴史上のイケメンと言えば、やっぱり森蘭丸(もりらんまる)!! 織田信長に傍近く仕え、本能寺の変で10代という若さでこの世を去った悲劇の美男子です。

いつの時代もカッコよく描かれちゃう森蘭丸の浮世絵、錦絵を集めました! とくとご覧あれ♡

『新形三十六怪撰 蘭丸蘇鉄之怪ヲ見ル図』

国立国会図書館デジタルコレクションより

月岡 芳年(つきおか よしとし)の作品です。「蘇鉄(そてつ)」とは、こちらの絵に描かれている常緑低木のこと。織田信長か妙国寺から奪ってきた蘇鉄が奇妙な声を上げるため、蘭丸が調べているシーンです。

シュッとしたイケメンに描かれていますね!

『和漢百物語 小田春永』

国立国会図書館デジタルコレクションより

こちらも芳年の作品。小田春永は織田信長のことです。先ほどの芳年と同じシーンですが、こちらは信長が描かれていますね。密着する2人にキュンとしちゃいます♡

『魁題百撰相 森蘭丸』

アムステルダム国立美術館より

こちらも芳年の作品です。血まみれになって戦う姿……カッコイイ~~~~!!!

『木曽六十九駅 越川あづち山・蘭丸』


『俳優似顔東錦絵』に収蔵されている、歌川豊国の作品。森蘭丸を演じた歌舞伎役者を描いています。このヘアスタイルは蘭丸のトレードマークですね♡

『講談一席読切 森蘭丸長安 市川左団次』

国立国会図書館デジタルコレクションより

『役者錦絵帖』に収蔵されている、松雪斎銀光(しょうせつさいぎんこう)の作品。芳年の描いた、蘇鉄を調べに行くシーンを演じているのですね。もう……この鋭い眼光にやられちゃいました!! 実物を見ていたら、あまりのかっこよさに失神したかもしれません。

本能寺の変で、蘭丸を探せ!!

『瓢軍談五十四場 二十六 本能寺の戦にお直の局美勇をあらハす』
一英斎芳艶 国立国会図書館デジタルコレクションより

織田信長とともに森蘭丸が最期を迎えた、本能寺の変。さて、こちらの作品、どこに蘭丸がいるかわかりますか?よーく探してみてくださいね。

この美術館の館長

大学で源氏物語を専攻していた。が、この話をしても「へーそうなんだ」以上の会話が生まれたことはないので、わざわざ誰かに話すことはない。学生時代は茶道や華道、歌舞伎などの日本文化を楽しんでいたものの、子育てに追われる今残ったのは小さな茶箱のみ。旅行によく出かけ、好きな場所は海辺のリゾート地。