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Culture
2022.11.28

大人気音声コンテンツを書籍化した『日本文化POP&ROCK』いよいよ発売!誕生秘話&魅力を紹介

この記事を書いた人

「日本文化を楽しむプロ」を称する、和樂web編集長・セバスチャン高木による最初で最後の書籍が発売されました。その名も『日本文化POP&ROCK』! 日本文化への先入観をブチ壊しつつ、浮世絵や歌舞伎、源氏物語などをカジュアルに紹介する本書の誕生秘話、魅力をたっぷりご紹介しちゃいます!

小学館運営のコンテンツを笠間書院さんで出版するということ自体が、すでにROCKなのです。

『日本文化POP&ROCK』誕生秘話

どんな書籍なのかを知る前に、まずは『日本文化POP&ROCK』誕生秘話をちょっとだけどうぞ。

全く新しい!音声コンテンツ→書籍化への挑戦

和樂webでは「日本文化はロックだぜ!ベイベ」「平安ナイトクラブ」などの音声コンテンツを配信しています。配信当初は誰も聞いていませんでしたが、ここは打たれ強さに関しては精鋭の集う和樂web。諦めることなく、地道に配信を続けていました。

スタッフ全員ハチに刺されたみたいなボコボコの顔をしています(嘘)

すると次第にリスナーの方も増え、なんと笠間書院様から「日本文化はロックだぜ!ベイベ」書籍化のお声がけを頂いたのです。書籍の音声コンテンツ化は、最近よく耳にするようになりましたが、音声→書籍への流れは珍しいのではないでしょうか。笠間書院様の先見の明は素晴らしいですね!!(ヨイショ↑↑)

ともあれ、群雄割拠する音声コンテンツ界で『日本文化POP&ROCK』は芽吹いたのです。これが苦難の道のりの始まりとも知らずに……。

▼音声はこちらから
日本文化はロックだぜ!ベイベ

音声を文字化するのは大変すぎる

まずは、音声を文字化するところからスタート。和樂webライターのみなさまにもご協力いただき、ひとつひとつ文字起こしをしていきます。文字起こしツールを使えばおおざっぱには文字化できるのですが、日本文化を扱っているため、AIには解析できない単語も多数。「和樂web」に関しては「バラクエブ」などと文字起こしされてしまうからもう大変! マンパワーで乗り切りました。

なぜか下ネタははっきり認識したりして、AIの深層学習のかたよりに大きな疑問を感じました。


そして文字起こしした原稿をさらに文章化していくのですが、まさにそこはいばらの道。それはなぜか。音声は雑談も交えながら進んでいくので、文章として成立させることが難しいのです。おまけコンテンツ「平安ナイトクラブ」に至っては、会話の99%がしょうもない雑談で、ほとんど中身がない配信もあり頭を抱えてしまいました。

文字起こし原稿の一例
つまり、たった1%の貴重な上澄みだけを集めた本なのです。

仁義なき赤字修正

さまざまな困難を乗り越えなんとか文章化された原稿。そこに、編集長・セバスチャン高木は容赦なく赤字を入れまくります。本書では「著者」のセバスチャン高木ですが、編集者としてのプロ意識もビシバシと伝わりました。

そんなセバスチャン高木のテンションをブチ上げていたのは、やたらと勢いがスゴイこのチラシ↓↓↓でした。


PR動画収録中のセバスチャン高木。圧がすごい

『日本文化POP&ROCK』どんな本?

いよいよ『日本文化POP&ROCK』の紹介です!

セバスチャン高木の「斜め下から目線」で日本文化を紐解く!

なんだか難しそう。ハードルが高い。そもそも興味がない……。日本文化に対してそのようなイメージをもっている方も多いでしょう。伝統があり奥深い分、難解なのは確かです。しかし! だからこそ面白いのが日本文化! 目線をちょっと下げたり切り口を変えたりしてみれば、その面白さに誰もが心を震わせるはず。

浮世絵はコンテンツビジネス!? 歌舞伎はバーリトゥード!? 茶の湯はロック!? 俳句はヒップホップ!? 源氏物語はトレンディドラマ!?

「!?」を多用しすぎ!?


こうして見ると、日本文化がぐっと近くに感じられます。『日本文化POP&ROCK』は、「日本文化は高尚なもの」という先入観をブチ壊す、新感覚★ハードル低めの日本文化講座です。

テンポよく読める対話形式の文章

『日本文化POP&ROCK』のはじまりは音声コンテンツ。和樂webの音声は、編集長・セバスチャン高木とスタッフとの掛け合いも魅力のひとつです。本編は、その魅力を最大限活かした対話形式で進んでいきます。

ページの一例

セバスチャン高木、和樂webスタッフと会話しているかのように読み進めることができるので、よりカジュアルに日本文化が楽しめます。

会話の中でチョイチョイ出てくる昭和ネタもぜひお楽しみください。

イラストがカッワイイ!!

表紙の「トレンディドラマ風平安貴族たち」のイラストにぐっときた方も多いのでは? 本書のイラストは、時松はるなさんにご担当いただきました。POPでカワイイ挿絵や図版もぜひお楽しみください!

©時松はるな
一服の清涼剤とはまさにこのこと。

本の目次

はじめに
第1章 世界最高のコンテンツビジネス! 浮世絵をポップに学ぼう(現在まるごと無料公開中!)

第1章を丸々公開するという無謀なチャレンジも含めて、ROCKだぜ!


第2章 エンタメ黄金期の超スター・近松門左衛門と歌舞伎バーリトゥード
第3章 DEEPでDOPEな芭蕉の俳句の世界
第4章 茶の湯はロックだ! それは転がり続ける美の石ころ
第5章 まだまだある! 世界をトリコにした浮世絵進化論
第6章 誰も教えてくれなかった『源氏物語』本当の面白さ
第7章 今こそ正義の話をしよう。幕末とはなんだったのか問題
おまけ 平安ナイトクラブオープン! 古典は高尚なものという先入観を解放せよ!

書いた人

大学で源氏物語を専攻していた。が、この話をしても「へーそうなんだ」以上の会話が生まれたことはないので、わざわざ誰かに話すことはない。学生時代は茶道や華道、歌舞伎などの日本文化を楽しんでいたものの、子育てに追われる今残ったのは小さな茶箱のみ。旅行によく出かけ、好きな場所は海辺のリゾート地。