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2024.05.08

毎日食べても飽きない味!創業105年「大正製パン所」後編【京都人の愛する「街のパン屋さん」2】

和食のイメージが強い京都ですが、実は1世帯当たりのパンの消費量は全国有数というパン好きの街。 そんな京都で長年、街のパン屋さんとして愛されてきた西陣の「大正製パン所」に教えてもらった、京都人のパン好きの秘密の後編です。

▼前編はこちら
京都の人は実はパンが大好き! その理由を創業105年の「大正製パン所」で聞きました・前編【京都人の愛する「街のパン屋さん」1】

▼京都人の愛する「街のパン屋さん」シリーズ一覧はこちら

「中種法」でつくる食パンも人気。角食パン・山食パン各1斤330円、レーズンブレッド1斤300円。

「大正製パン所」のパンは毎日食べても飽きない味!

今出川通(いまでがわどおり)沿いにある〝昔ながらのパン屋さん〟といった佇まいの「大正製パン所」には、朝早くから美味しそうなにおいが漂っています。

店の奥に工房があり、舜二さんとスタッフはパンが焼き上がるたび窯から出し、番重に移して粗熱をとり、店に陳列。晴美さんは工房の傍の調理場で、手際よく惣菜パンを完成させていきます。

気取らない懐かしいパンが並びますが、ただ素朴なだけではありません。パン生地は2日かけてつくる「中種法(なかだねほう)」と「ストレート製法」を使い分ける低温長時間発酵を初代から継承。惣菜パンに使う辛子バターまで味のバランスを追求し、できる限り自家製の手づくりに…という職人気質なこだわりが。

昔ながらの自然な製法に現代感覚をプラスして

また生地に酒種(さかだね)をほんのわずかに加えて風味と奥行きを添えたり、カレーパンを一度焼いてから揚げることでさくっと仕上げたりという試行錯誤の上の工夫も随所に。昨年、京都の学生に人気の大衆食堂「ハイライト食堂」が新たに始めたカツサンド専門店から別注を受け、あらためて注目を集めた食パンにも、そんな店の探求心が息づいています。

その日の分だけをつくって売る、保存料や添加物の入っていないパンは、毎日食べても飽きがこないと、今もこの界隈に暮らす人々の大好物。西陣の街はずいぶん変わり、かつてあった織屋は次々と姿を消し、古い町家はゲストハウスに。けれど朝食に、おやつに、昼食に「この店のパンを」…と、頼りにする人は多いのです。

京都屈指の歴史を有する「大正製パン所」は、街に根ざし愛される、職人気質な京都の「街のパン屋さん」の代名詞でもあるのです。

左/現在の「大正製パン所」のウインドー。中/50年来活躍し続けている「番重」。右/一番人気の「カレーパン」(190円)は噛むたびにサクサクと軽快な音がする!

店舗情報

大正製パン所 たいしょうせいぱんしょ
住所:京都府京都市上京区今出川通千本東入ル般舟院前町136
電話:075-441-3888 
営業時間:8時30分~18時(売り切れ次第終了)
休み:日曜・月曜・祝日休 
公式サイト:https://taishoseipan.wixsite.com/info

撮影/伊藤 信 構成/川村有布子
※本記事は雑誌『和樂(2022年4・5月号)』の転載です。
※掲載商品は税込価格です。
※営業日や時間等に変更の可能性がありますので、お出かけの際は最新情報をご確認ください。

※アイキャッチ画像:大正製パン所の人気もの「フランクロール」310円。カレー風味のキャベツが美味さのポイント。

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和樂web編集部

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