「小江戸」川越を歩こう
今回ご紹介するのは、埼玉県川越市。ここは、江戸の面影を残す町として「小江戸」の愛称で親しまれています。江戸時代には川越藩の城下町として栄え、新河岸川の舟運などを通じて江戸と盛んに交流しました。物資だけでなく文化も行き交ったことが、「小江戸」と呼ばれる背景にあります。
川越観光の中心は、一番街に連なる「蔵造りの町並み」です。黒漆喰の壁や大きな鬼瓦を備えた重厚な商家が並び、歩くだけでも昔の町へ迷い込んだよう。現在の町並みの多くは、1893(明治26)年の川越大火後、防火性の高い蔵造りに注目した商人たちによって建てられました。

その一角にそびえるのが、川越のシンボル「時の鐘」(画像上)。江戸時代初頭に創建されたと伝わり、現在も1日4回、鐘の音で時を知らせています。近くには昔ながらの駄菓子や飴、せんべいなどを扱う店が集まる「菓子屋横丁」もあり、食べ歩きにもぴったりです。
ところで、実は埼玉県とゆかりが深い和樂web編集部。かつては北本市で発掘された土偶に「きたもっちゃん」と名前をつけて「アイドル化計画」を進行していたことすらありました。川越はそんな北本市の南西に位置しています。
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川越の名産品は?
さらに足を延ばしたいのが「川越氷川神社」。川越城下の総鎮守として歴代城主から崇敬され、現在は縁結びの神社としても人気です。そのほか、徳川家とゆかりの深い「喜多院」や、城下町の歴史を伝える「川越城本丸御殿」も見逃せません。
そして、川越の名産品といえば、なんといってもサツマイモ。江戸時代から川越周辺で栽培され、「川越いも」として江戸でも評判になりました。いまでも芋ようかんや芋けんぴ、スイートポテトなど、さまざまな芋菓子を楽しめます。老舗が多い「うなぎ」も川越名物のひとつです。
和樂webでは川越いもの美味しい食べ方について農家の方にインタビューした記事も公開しています。
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秋には、町全体が熱気に包まれる「川越まつり」が開催されます(サムネ画像)。江戸時代から続く川越氷川神社の祭礼をルーツとし、毎年10月に開催。豪華な山車が蔵造りの町並みを進み、山車同士が出会うと囃子を競い合う「曳っかわせ」が繰り広げられます。2026年は、10月17日(土)と10月18日(日)に開催されます。
アクセスは、JR川越線・東武東上線の川越駅、または西武新宿線の本川越駅が便利。川越駅から蔵造りの町並みまでは徒歩で25分ほど。路線バスのほか、主要な名所を結ぶ観光バスも運行しています。
東京から気軽に訪れられ、歴史ある町並みから神社、祭り、食べ歩きまで楽しめる川越。少し寄り道しながら歩くのが似合う町です。



