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2019.12.27

動物戦国武将占い【トラ】敵中突破をやってのけた鬼武将、島津義弘型の性格は!?

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和樂webオリジナル「動物戦国武将占い」(診断結果一覧はこちら)。島津義弘型の性格は…!?

島津義弘ってどんな人?

1535~1619年。通称は又四郎、兵庫頭。号は惟新斎。薩摩(現、鹿児島県)出身。戦国の九州を席捲した島津四兄弟の次兄。祖父より「雄武英略をもって他に傑出する」と評されました。木崎原の戦い、高城川の戦いなどで活躍し、島津の勢力拡大に大きく貢献。豊臣秀吉の九州征伐に徹底抗戦し、朝鮮出兵では敵から「鬼島津」と怖れられました。関ヶ原合戦では西軍につき、敵中突破で脱出したことで有名。終生、長兄義久を立てて、島津家を守り抜いたことが知られています。

トラ・島津義弘型の性格

12タイプ中最大のエネルギーを持っていて、まさに「親分肌」。ものおじせず、さまざまなことにチャレンジして人生を切り開いていくパワーがあります。人間関係においては、義理や人情を大切にします。朝鮮出兵では、島津軍を率いて大いに活躍し、敵から「鬼島津」と怖れられました。戦場では兵士らと苦楽を共にし、極寒の中、将兵分け隔てなく囲炉裏で暖を取りました。このため、関ヶ原前夜に兵が集まらず困っていると、国元から義弘を慕う兵が自主的に馳せ参じたのです。心の広さにより、多くの人に慕われる魅力を身につけられると強いです。

このように人間味にあふれたタイプであり、穏やかな人も少なくありませんが、何気ないしぐさや言動に貫禄があります。また、怒ると超怖い。人を信用しているからこそ「ダメだ」と思うことがあると、どんなに仲のよい相手でも唐突にバッサリ。プライベートだけでなく、仕事でも同様の傾向があります。

基本的にはおおらかで、多様な価値観を広く受け入れ、博愛的に生きていきます。「味方にすると頼もしい」とよくいわれるのではないでしょうか。

トラ・島津義弘型の弱点

人のよい面だけを見て、未来についても希望的観測だけを重視してものごとを進める傾向が。島津義弘は長兄義久を信頼していましたが、必ずしもふたりの方針は一致しません。関ヶ原合戦の際も義弘は西軍につき、義久が国元から兵を送ってくれるのを待っていましたが、義久は西軍に肩入れするのに慎重。派兵をしぶったため義弘は兵力不足に苦しむことになりました。つまり、警戒心がやや薄いことが弱点となりやすいのです。

また、スケールの大きな人ですが、不意打ちに弱いという欠点があります。相手が意表をついてくると、自信を失ってしまいがち。多くの人に慕われますが、交際の浅い人ばかりでいざというときに頼れる人がいないことも。

トラ・島津義弘型の開運キーワード

用心

朝鮮出兵では敵から「鬼島津」と怖れられた島津義弘。「強い人」としていち目置かれる存在だからこそ、敵味方の別なく、虚をつかれないよう用心しましょう。

義理

島津義弘は、常に長兄の義久を立て、四兄弟の結束を維持。後に豊臣秀吉の九州征伐で、秀吉は義久と義弘の分断を図り、義弘を当主に取り立てますが、義弘はあくまで義久を当主として終生扱い続けました。このように義理を貫くのは、このタイプの人にふさわしい生き方そのものです。

自信

あなたは最大エネルギーを持って生まれたので、積極的に人生を進めましょう。島津義弘は、「九州の桶狭間」と呼ばれる木崎原の戦いで、敵の10分の1の兵力ながら巧みな戦術で奇襲をかけて、敵を撃破しました。自分の戦術に絶対の自信を抱いていたからこそ、勝利を得たのです。

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自分のタイプを診断する

この占いは四柱推命をベースに多様な占術を取り入れたものです。戦国武将タイプは、諸説があるため生年月日から算出せず、戦国武将の史実や伝承から関連づけて12タイプを作成しました。楽しく読みつつ、「自分」を知り「開運」するためのツールとして役立てていただくために、おもしろい史実も盛り込んでいます。人にはさまざまな面があり、この占いでわかるのは性格や宿命の一部です。とはいえ、毎年毎月変わる運勢とは違い、一生つき合う「本質」です。弱点を知り言動を客観視する、長所を職業選択や人間関係に活かすなどして、お役立てください。

占い監修・ユキムラ 
歴史監修・辻明人