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2021.01.22

都心から50分!人に一番近い自然ってなんだ?を埼玉県北本で考えた【PR】

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東京・新宿駅から群馬方面へ電車で50分ほど揺られると、「北本」という自然豊かなまちに到着します。

「都心に近いのに自然がある」ということを謳(うた)ったエリアはたくさんありますが、埼玉県北本市は「自然とともに暮らすまち」であることが大きな特徴。そこには、太古の昔から自然と共存する北本の人々の生活がありました。

北本のルーツは、自然と共生していた縄文人?

北本で人が生活を始めたのは、今から2万年以上昔の旧石器時代。最新の研究によれば、縄文人はアジアのどの地域の人とも違う、独自の文化をもった集団だということがわかってきました。

そんな縄文社会の特徴は、自然との共存。縄文人は生活に欠かせない川や森の近くに住みながら、豊かな自然を生活に有用な「里山」へと変えていきました。里山とは、人の手の入った森や林のことを言います。そこは単に人間にとって便利なだけでなく、動植物とも共存できる場所。北本には、縄文時代から現代まで、自然と人が共生する里山が受け継がれているのです。

都心から50分の場所に残る、北本の里山

豊かな自然と人が共存する里山が、都心からほど近い埼玉県北本市に残っています。新宿駅から約50分。「人に一番近い自然ってなんだ?」を、ここ、北本で考えてみました。

自然に「ふれる」

疲れた時は、豊かな緑や広い海などの自然にふれたくなります。残念ながら、北本市の位置する埼玉県には、海がありません(“海なし県”なんて言われちゃうことも)。しかし、他のどこでもふれることができないような、豊かな自然が残っているのです。

そのひとつが、昔ながらの里山の自然を残した「北本自然観察公園」。この公園で見つかった生き物の数は、野鳥約170種、植物800種以上、昆虫2000種以上! イタチやタヌキなどの動物が横切ることもあります。

北本自然観察公園

驚くことに、今ではすっかり姿を見ることのなくなった「ヘイケボタル」も生息しているのです!

冬の時期であれば、おみくじを引く鳥として知られる「ヤマガラ」が、雑木林を仲間と巡回し、エゴの実などをついばんでいるでしょう。

北本自然観察公園

また春になると、大正11年に国の天然記念物に指定された「日本五大桜」のひとつ「石戸蒲ザクラ(いしとかばざくら)」が、東光寺(とうこうじ)で可憐な花を咲かせます。北本は、このような貴重な自然にふれることのできるまちなのです。

北本市観光協会

自然と「暮らす」

北本には「雑木林」が多く残っているのが特徴です。雑木林とは、人の生活のためにつくられた人工的な林のこと。薪や木炭、シイタケの菌床として使用するクヌギ・コナラ・クリ・シデなど、その名の通り雑多な木々が植えられています。また、毎冬に集められた落ち葉は畑の肥料にもなりました。

昔話『桃太郎』に登場する「ヤマへ柴刈りに行ったおじいさん」の行った“ヤマ”は、山ではなく雑木林のこと。柴刈りの“柴”は、薪に使う小枝のことを指します。桃太郎のおじいさんは、雑木林に燃料の小枝を採りに行っていたのですね。

北本市の雑木林 北本市観光協会

このように、昔は生活のためにあった雑木林ですが、ガス、電気などのエネルギーや化学肥料の普及により、現代ではあまり利用されなくなってしまいました。しかし、北本では、子どもの遊び場や大人の憩いの場として、今なお多くの雑木林を残しています。縄文時代から現代まで、北本の人々の生活のそばには、いつも豊かな自然がありました。

自然を「いただく」

豊かな自然があれば、そこには必ず「おいしいもの」があります。新鮮な地場野菜がとれる北本では、素材を活かした地産地消メニューも豊富。そのひとつが、北本の名物「北本トマトカレー」です。そのまま食べてもおいしい北本のトマトを、レトルトカレー、フレーク、トマトカレーパンなど、さまざまなスタイルで提供。飽きないおいしさを、手軽に楽しめるのが魅力です。

北本トマトカレー公式サイト

驚くのが、スーパーの地場野菜コーナーはもちろん、北本の野菜を販売しているレストランなどの飲食店が多いこと。お店に並ぶ色彩豊かな野菜から、四季の移ろいも感じられます。

北本市観光協会

そこに「ある」だけじゃない、北本の自然

日々の生活に自然を取り入れることは、そう難しいことではありません。お花を買ってきて花瓶に活けたり、庭で野菜を育てたり。そんな自然が「ある」暮らしも素敵ですが、北本の自然は、北本に住む人々の生活そのもの。雑木林で遊び、癒され、その土地で採れたものをおいしくいただく。意識しなくても自然とともに生きていくことが「人に一番近い自然」なのかもしれません。

【連載 全11回】縄文と雑木林のまち、北本

自然とともに暮らすまち、埼玉県北本市。独自の縄文文化と豊かな自然を入り口に北本の暮らしの魅力を考えてみました。

第1回 都心から50分!人に一番近い自然ってなんだ?を埼玉県北本で考えた
第2回 感度の高い縄文人が集う、埼玉県北本。1万年前からずっと住みやすいまち「縄文銀座」で銀ぶらしてみた
第3回 100年に1度の大発見?関東最大級の環状集落「デーノタメ遺跡」は縄文のタイムカプセルだ!【埼玉】
第4回 縄文界に新アイドル誕生?北本土偶「きたもっちゃん(仮)」愛用の呪術アイテムも紹介!
第5回 デーノタメ遺跡で貴重な発見!なぜ北本縄文人たちは「オニグルミの土製品」を作ったのだろう?
第6回 縄文VS現代!災害リスクの低いまち、埼玉県北本市「どっちが住みやすいの?」対決
第7回 艶やかな七宝ジュエリーにドキドキ!作家・近藤健一さんが北本にアトリエを構える理由【埼玉】
第8回 埼玉県北本市に、今こそ行きたい店がある。日々の小さな幸せが見つかるgallery&cafe yaichi
第9回 人も、自然を構成する一部。縄文文化の根付く埼玉県北本市に聞いた「雑木林」の今
第10回 貴重な動植物の楽園!埼玉のまほろば、北本雑木林散歩が楽しい
第11回 ここは地上の楽園か?鷹やキツネ、希少な植物も育つ「トンボ公園」が教えてくれること【埼玉】
アイキャッチ画像:北本市観光協会

書いた人

大学で源氏物語を専攻していた。が、この話をしても「へーそうなんだ」以上の会話が生まれたことはないので、わざわざ誰かに話すことはない。学生時代は茶道や華道、歌舞伎などの日本文化を楽しんでいたものの、子育てに追われる今残ったのは小さな茶箱のみ。旅行によく出かけ、好きな場所は海辺のリゾート地。