和の美意識を感じさせる、印象的な外観
外観に施されたファサードには、日本の伝統工芸である和紙や金箔のテクスチャーから着想を得た、フルーテッドベゼルのパターンを採用。ロレックスのアイコンでもあるこの装飾が、大胆さと繊細さをあわせ持つ印象を与えます。
日が沈む頃には照明によってライトアップされ、やわらかな光の演出が空間に上質な余韻を添えます。
国内最大級のアクアウォールと、自然素材が調和する店内
店内に足を踏み入れると、目の前に現れるのは約10メートルにおよぶ“アクアウォール”。ブランドカラーであるグリーンのガラスを重ねたこの壁面は、光の反射によって揺らめくようなグラデーションを描き出し、空間に奥行きをもたらしています。
空間全体は、明るいトラバーチンの石材と深みのあるウォルナットの木目によって構成され、自然素材とモダンな意匠が心地よく調和。洗練された上品な内装が、ブランドの世界へと誘います。
ロレックスの意匠を象徴するデザインが随所に取り入れられたインテリアも見逃せません。天井には、ジュビリーブレスレットをモチーフにしたシャンデリアが輝き、照明のシェードには、ロレックスの特徴のひとつである日付拡大レンズ「サイクロップレンズ」をモチーフにしたデザインが施されています。さらに、カウンターの側面には、フルーテッドベゼルを模した立体的な装飾も。
これらのインテリアはいずれもロレックス ブティックのためにデザインされたもの。ブランドのこだわりと世界観を体感させてくれる空間に仕上がっています。
2階にはラウンジとサービスカウンターを併設
2階には、商品をじっくりと吟味できるプライベート レセプションルームのほか、ゆったりとくつろげるラウンジとバーも設けられました。また、専門的な知識をもつサービスアドバイザーが常駐するサービスカウンターでは、ブレスレットの調整やクリーニング、日頃のケア方法に関する相談など、きめ細やかなアフターサービスが受けられます。
梅田の新たなランドマークとして
ロレックスが掲げる「Perpetual(永続)」という言葉には、創立者ハンス・ウイルスドルフのあくなき卓越を追い求める哲学が込められています。それは、1926年に誕生した防水性と防塵性を備える世界初の腕時計「オイスター」や、1931年に発明された自動巻メカニズムをもつ「パーペチュアルローター」といった革新の歴史にも表れています。
ヒルトンプラザ 大阪に新たに誕生したこのブティックは、そうしたロレックスの歩みと精神を、空間そのものから感じ取れる場所。ショッピングだけでなく、ブランドの価値を“深く味わう”体験がここにはあります。
ロレックス ブティック ヒルトンプラザ 大阪
大阪市北区梅田2丁目2-2
ヒルトンプラザ WEST 1・2階
TEL:06-4300-6713
公式ウェブサイト
文・構成/石川ともみ