大河ドラマ『麒麟がくる』に、かわいらしい赤ちゃんの姿で登場した「たま」。主人公・明智光秀の娘で、その美しさから「戦国一の美女」と評判だったと言われます。たまは激動の時代に翻弄され、壮絶な最期を迎えました。
そんな「たま」は、キリスト教の洗礼を受けた武家女性としても有名です。
ここでクイズ!洗礼を受けた際に付けられた、たまの洗礼名(クリスチャン・ネーム)は何か知っていますか?
たまの洗礼名は……
では、答えの発表です!明智光秀の娘・たまの洗礼名は……?
……
……
……
正解は、「ガラシャ」でした!答えを聞けば「あ~そうだった!」と気付いた方も多いのではないでしょうか。
激動の時代を生きた、たま
信長の優秀な配下・明智光秀の娘として育ったたまは、細川藤孝の嫡男・細川忠興と政略結婚をします(大河ドラマでは、細川藤孝に赤ちゃんのたまが抱かれる場面がありましたね)。
結婚後、子宝にも恵まれた忠興・たま夫妻。ところが父・明智光秀が謀反(本能寺の変)を起こしたため、たまは夫によって幽閉されてしまいます。
このような大事件や度重なる身内の死が続いたたまは、心の拠り所を求めました。それがキリスト教です。たまは、密かにキリスト教の洗礼を受け「ガラシャ」という名を授かりました。
壮絶な最期
乱世に翻弄されたたまは、その最期も壮絶なものでした。敵兵に城を取り囲まれたたまは、キリスト教では自殺が禁じられていたため、信頼する家老の小笠原秀清(少斎)の介錯により、38歳でこの世を去りました。
たまの生涯について、詳しくはこちらの記事もお読みください。
夫に幽閉された美女・細川ガラシャ。乱世に翻弄された、光秀の娘の壮絶な人生とは
「鬼の妻には蛇が似合いでしょう」戦国美女・細川ガラシャが夫に放った一言の理由