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2024.03.22

お餅を炭火で丁寧に焼いて。甘味処「かさぎ屋」の名物とは?【茶味こそが京都!春編】

「茶味こそが京都!」春編、今回は「かさぎ屋(かさぎや)」をお送りいたします。

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二年坂の喧騒のなかに息づく昔ながらのぜんざい

観光客は避けたいけれど、足を運べば笑みがこぼれる高台寺(こうだいじ)周辺。細い坂道を上がったり下がったり、風情ある寺社に目移りしながら歩くのはやっぱり楽しい。

ここでひと息つくなら「かさぎ屋」へ。名物「京都ぜんざい」のお餅をはじめ、店にあるものすべてが小さくて、愛らしい。小さな切り餅は注文が入ってから、炭火で丁寧に焼く。お茶を淹れるお湯は年季の入った鉄瓶で。手ごろな値段でも惜しみないほどのもてなしは、さすが。

4代目を継ぐ北川清子さんは、小学生のころから2代目店主である祖母に小豆の炊き方を仕込まれたそう。

「小豆はもちろん、おぶ(お茶)も安いもんは使うたらダメと厳しかった」そうで、その教えは健在です。

まだ寒い京都の春にぜんざいで「ホッ」としてみては?

都ぜんざい750円。お碗の底には大粒の丹波大納言が。

大正3(1914)年創業。創業時、隣の家に竹久夢二(たけひさゆめじ)が住んでいたとか。右/清水焼の茶器でお茶がふるまわれる。

和菓子の「ぜんざい」は一休さんが語源だった?

店舗情報

かさぎ屋(かさぎや)
住所:京都市東山区高台寺桝屋町349
電話:075-561-9562
営業時間:10時〜17時30分閉店(17時10分L.O.) 
休み:火曜 

撮影/石井宏明 構成/藤田 優 
※本記事は雑誌『和樂(2021年4・5月号)』の転載です。掲載商品は税込価格です。営業日や営業時間等変更の可能性がありますので、お出かけの際は最新情報をご確認ください。

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和樂web編集部

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