動物園を訪れると、ひょこひょこと歩く姿が見られます。
さて、答えは…….。
ペンギンです!
二足歩行する姿が、人によく似ているからだそうです!
漢字だけみると怪人みたいで、ちょっとコワイですね~
ペンギンは泳ぐのが速い!
ペンギンの歩く姿は、歩き始めの人間の赤ちゃんのようでなごみますね。そんな愛らしいペンギンですが、水の中では別の生き物のように豹変します。ペンギンは鳥類ですが、空を飛ぶことはできません。しかし泳ぎは得意で、猛スピードで泳ぐことが可能なのです!
動物園や水族館では、ガラス越しに泳ぎが見られるように工夫している所もあります。水中でフリッパー(翼)を広げた華麗な泳ぎを見ると、ペンギンのイメージが変わるかもしれません。
ペンギンって南極にいるの?
ペンギンと言えば、氷に囲まれた南極に生息している姿を思い浮かべる人も多いでしょう。実はペンギンは、寒い地域だけではなく、ニュージーランドや南米、南アフリカなど温かい地域にも生息しているのです。
日本は世界でも有数のペンギン飼育大国として知られていて、11種類ものペンギンを見る事ができます。その半数ぐらいが、ペルーやチリに多く生息するフンボルトペンギン属です。世界中で飼育されているフンボルトペンギンの個体数の4分の1が日本にいるんだとか。ペンギンファンにとっては、嬉しいですね!
コウテイペンギンの雄は、命がけで卵を温める
ペンギンの中で一番大きいコウテイペンギンは、過酷な環境での子育てが、よく知られています。冬になると、南極大陸の海岸から100メートル歩き、マイナス60度の寒さの中で産卵します。その後、卵を温めるのは雄の役目になります。雌は出産で体力を消耗しているので、大きな卵を持ち続けることができません。そのため、雌が海へえさを探しに行く訳です。戻ってくるまで、雄は足の上にのせて卵を温めるのですが、その期間が何と約2カ月! 何も食べずに寒さに耐えて、じっと卵を温め続けるのです。
リュック・ジャケ監督のドキュメンタリー映画『皇帝ペンギン』は、世界中で大ヒットしました。世のお父さんたちは、この健気な姿を映像で見るのもいいかもしれませんね!
参考文献:『ざんねんないきもの事典』今泉忠明 高橋書店 『精選版日本国語大辞典』小学館
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