厳選された魯山人作品を5つのテーマに分け展示
京都上賀茂の社家に生まれ、書家、篆刻家として出発した北大路魯山人(きたおおじ ろさんじん/1883~1959)は、陶芸をはじめ書・絵画・漆芸・篆刻・金工など、個性溢れる作品を数多く生み出しました。また、美食の追求からその実践の場として「美食倶楽部」、「星岡茶寮」を創設し当時第一級の政治家や財界人、文化人らが集うサロンとして、その名は全国に広まりました。
昭和29年にニューヨーク近代美術館で「魯山人展」が開催されたのをはじめ、国内外で多くの展覧会が開催され、魯山人の作り上げた美学は没後半世紀を経た今もなお、人々を魅了してやみません。
本展では、厳選された魯山人作品の中から作品約100 点を、「陶」「書」「茶」「花」「食」の5つのテーマに分け、古材や更紗、根来などと取り合わせ全館を使い展示。魯山人の作品は、「使う」ことで一層の輝きを放ちます。生涯をかけて日本の美と食を追求した魯山人の「和の美を問う」という、これまでにない充実した展覧会です。
「生誕140 年・和の美を問う 北大路魯山人」展
会期:2023年9月8日(金)~12月24日(日)
休館日:月曜日(9/18、10/9は開館 )
開館時間:10:00~18:00 (最終入館17:30)
会場:何必館・京都現代美術館
京都市東山区祇園町北側 271
展示作品:北大路魯山人作品 約100点
入場料:一般 1,200 円/学生 1,000 円
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