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読み物
Culture
2021.03.31

クイズ!「珈琲」の漢字の由来は?ヒントは意外すぎる、あの和の飾り!

この記事を書いた人

子どもの頃は苦くて美味しいと思わなかったのに、今や珈琲は生活に欠かせない飲み物になりました。珈琲を入れる時に立ち上がる、あの香りをかぐと、幸せな気持ちになります。コロナ禍の現在、珈琲の個人消費が増えていると聞きます。珈琲を飲みながら、ひとときでもくつろぎたい人が多いのでしょう。

25歳でやっとコーヒーがのめるようになりました。

「珈琲」は、あるものから連想されて、この漢字があてられたと伝えられています。
さて、それは何だと思いますか?

答えは…….。

かんざしです!

どうして、着物を着るときに、髪を飾るかんざしなのでしょうか? 不思議ですね! その謎に迫ってみたいと思います!

かんざし!?コーヒーとの共通点がまったくわからないぞ…

珈琲は、江戸時代には飲まれていた!

日本に珈琲が伝わったのは、江戸時代と考えられています。江戸時代は鎖国をしていましたが、唯一国外に開かれた港があった長崎県の出島に珈琲が伝わってきました。江戸時代から飲まれていたとは、長く親しまれていたのですね! とはいえ、当時は外国人と接点のある通訳や商人など、ごく限られた人しか飲むことができませんでした。

驚きの連続…江戸時代にもコーヒーを飲んでる人がいたのですね…

「珈琲」という漢字を考えたのは、蘭学者だった

江戸後期の津山藩医で、蘭学者の宇田川榕庵(うたがわようあん)が、「珈琲」の漢字を考えたと伝えられています。宇田川はヨーロッパの近代科学を、いち早く日本へ紹介し、書物を翻訳するなど、様々な業績をあげていました。また植物にも造詣が深かったようで、このことが「コーヒー」を漢字「珈琲」にあてた事と関わっています。

宇田川は、珈琲の赤い実がなっている様子を見て、たれ飾りのついたかんざしを連想しました。そこで「玉を垂れた髪飾り」という意味の「珈」、「玉を連ねた飾り」という意味の「琲」をあてたのです。珈琲の魅力にはまっていたようで、産地、効用を書物で紹介もしています。ちなみに、元素名の酸素や水素も宇田川が考えました。

「珈琲」今までなんとなく使っていたし読んでいたけど、こんな意味があったのですね…!

珈琲の香りにはリラックス効果があると言います。また一説には、珈琲の持っている苦みと酸味がストレス解消に役立つとも考えられています。ほっと一息入れたい時に、珈琲タイムはいいですね。江戸時代の蘭学者も、きっとそんなひとときを愛していたのでしょう。

参考文献:日本大百科全集 小学館、科学事典 森北出版

書いた人

幼い頃より舞台芸術に親しみながら育つ。一時勘違いして舞台女優を目指すが、挫折。育児雑誌や外国人向け雑誌、古民家保存雑誌などに参加。能、狂言、文楽、歌舞伎、上方落語をこよなく愛す。十五代目片岡仁左衛門ラブ。ずっと浮世離れしていると言われ続けていて、多分一生直らないと諦めている。