もともとは大嫌いでした
週末の深夜や朝方、1人でテレビ画面に釘付けになりながら好きな選手の活躍を心待ちにする、あの至福ながらにどこかしらで緊張感を携えながらも熱中する僕の大好きな趣味はサッカー観戦です。
なぜそんな夜中や朝方なのかというと海外サッカーを主に観戦しているため。時差のせい。時差を感じながら、海外のスタジアムの歓声やチャント(応援歌)を聴いていると、日本の自分の家にいながらも、どこかヨーロッパの雰囲気を感じられます。
そんな自分が、サッカーを好きになったきっかけから話したいと思います。
というか、もともとサッカーは大嫌いでした。小学生の頃に遊んだ球技は、手打ち野球。サッカーもしましたが下手なために、こんな球技の何が楽しいのかもまったくわからない状態。しかし中学生になり、親からスマホの使用を許可されてから、YouTubeをみられるようになりました。そこで何かの拍子に回ってきたズラタン・イブラヒモビッチ選手とクリスティアーノ・ロナウド選手のゴール集を集めた動画を見た時から、僕の心はサッカーの魅力に鷲掴みにされてしまいました。
誰よりも早くグラウンドへ
その頃から、昼休みには毎日グラウンドでサッカーをするほど好きになり、下手ながらにどうやったらスター選手のようにできるのか。ある時は早弁をして、誰よりも早くにグラウンドへ出て、誰もいない中で中村俊輔選手になったつもりでフリーキックを蹴り続けたり。学校は勉強はもちろん、サッカーができるところという認識で、毎日通っていたと言っても過言ではありません。
毎日ボールを蹴っていたほど大好きでも、舞台やお稽古事もあり、サッカー部に入ることはありませんでした。サッカーが上手いとは、まったくもって言えないのが現実。それでもゴールとボールさえあれば幸せでした。
今では、日本代表の試合にも何度かスタジアムに足を運んだりして、日本代表の試合を観ることは何よりも大好きな趣味です。その上で外せないのが、日本代表を牽引してくれる、海外の主要リーグで活躍する日本人選手たち。特に注目しているのは三笘薫選手、久保建英選手、遠藤航選手はもちろん、佐野海舟選手など、正直いうと挙げたらキリがありません。そんな彼らの活躍をリアルタイムで見られるのが、深夜や朝方となってくるわけです。
深夜の歓喜
つい最近、興奮の坩堝にハマった瞬間は、三笘薫選手が所属するブライトンと、プレミアリーグの名門クラブ、チェルシーの試合。三笘薫選手が前線で抜け出して味方GKのロングパスを見事なヴェルヴェットタッチでトラップをしてからのゴールでした。深夜ながらに、近隣のご迷惑にならない程度に歓喜を露わにしておりました。
来年には北中米W杯が控えています。今の日本代表は歴代最強と心から思えるほどの選手層の厚さがあり、史上最速で最終予選を突破してくれました。この調子の良さのピークをどうやって上手く本大会に合わせていくのか。ここからの一年で、突破を決めた上での新しい戦力をうまく織り交ぜながら、日本代表がどこまで進化するのか。楽しみで仕方ありません。
ここまで期待感溢れる代表はなかったと思える反面、期待しすぎてグループリーグ敗退などが、ほんの少しだけ心配にもなったりします。このワクワクドキドキを常に与え続けてくれるサッカーというコンテンツのおかげで、楽しい時間を過ごせています。これからもサッカーの発展と日本代表の更なる躍進を期待して、僕の挨拶、、、ではなく、第五回の連載を締めたいと思います。
関連情報
BS時代劇『あきない世傳 金と銀2』
2025年4月6日(日)~5月25日(日) 午後6:45~7:28<毎週(日)全8回>
https://www.nhk.jp/g/blog/u2cypsv9358/
ルネサンス音楽劇『ハムレット』
主演:片岡 千之助
原作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:彌勒忠史
2025年9月、新国立劇場 小劇場
https://artistjapan.co.jp/performance/aj_hamlet2025/