金沢駅までは新幹線や空港バスを利用し、駅前でクルマに乗り換えて金沢の街を楽しんだ今回の旅。美術館めぐり以外にもあちこち観光したい城下町金沢は意外に広く、クルマだと思いどおりに移動ができて便利です。石川県立美術館のある広坂エリアから金沢港までもスイスイ。さらに足を延ばして、七尾や能登方面へのドライブも楽しそう!旅先でプレミアムなクルマを走らせる楽しさと便利さをご案内します。
〝金沢カレー〟を知ってるか?
石川県立美術館を出て、香林坊に向かう百万石通りに面しているのが「ターバンカレー本店」だ。金沢カレーの老舗である。金沢カレーの特徴は、黒い色をしたどろっとしたカレールー、付け合わせのキャベツの千切り、そして、トッピングのロースカツ。要はカツカレーの一種なのだが、ロースカツの上にソースがかかっているところが違いと言えば違いだ。
ターバンのカウンターに腰掛けてロースカツカレーを食べていたら、地元の大学生が入ってきて隣に座った。彼の注文もまたロースカツカレー。しかし、大盛りだった。大学生は注文した後、壁の「マヨネーズ無料」のポスターを指さした。すると、店の人はうなづいて、皿の上のロースカツにソースを垂らした後、マヨネーズを加えた。わたしは横目で観察した。大学生はまずスプーンの上にカレーとご飯だけを載せて食べた。二口目はカレーご飯に千切りキャベツを混ぜた。三口目に初めてトッピングのロースカツとカレーご飯を食べた。ただし、マヨネーズがかかっている部分ではなく、ソース部分のロースカツだけを慎重に選び取っていた。そして、四口目にいよいよ、「全部載せ」である。彼は規則的に、いろいろな味わいを創りだして、しかもおいしそうに金沢カレーを口に運んでいた。見ていて思ったことがひとつある。「金沢の人はカレーを食べる際も、工芸作家のようにきちんと手順を重んじるのではないだろうか」(文/野地秩嘉)
ターバンカレー本店
金沢の郷土グルメはココ!
ステンレスの器と先割れスプーンで〝金沢カレー〟をいただきます
ご当地グルメとして全国区になりつつある金沢カレー。その元祖ともいえるのが、昭和46年創業のこの店。16席の小さな店内は、常連客や観光客でにぎわいます。そのカレーの味はといえば、辛そうな見た目に反して意外にあっさり。トッピングのカツやフライは揚げたてを提供します。
住所/石川県金沢市広坂1-1-48ウナシンビル1F 地図
営業時間/11時~19時(土曜・日曜・祝日は16時閉店)
定休日/無休(12月30日~1月1日のみ休業)
県道10号沿い、石川四高記念文化交流館向かい 近隣にコインパーキングあり ロースカツカレー(中)780円(税込)
醬油処 直江屋源兵衛
金沢醬油はココで!
金沢の魚介と料理は大野地区の醬油でもっとおいしい!
江戸時代初期の元和年間(1615~1624年)に、加賀藩の命で日本の醬油発祥の地である紀州湯浅へ遣わされたのが大野町の商人、直江屋伊兵衛。気候や水に恵まれ、また食文化も華やかな城下町も近いとあって大野での醬油醸造は発展、現在でも日本5大醬油醸造地に数えられます。そんな歴史をもつ「直江屋源兵衛」は、醸造所に隣接してカフェ付き店舗も。醬油やだしの素など、気の利いた金沢土産に出合えます。
住所/石川県金沢市大野町4-16 地図
営業時間/10時~17時
定休日/水曜定休
北陸自動車道「金沢西IC」より約10分 駐車場10台
ヤナセ プレミアムカー レンタル
金沢をドライブしたのはこのクルマ!
旅先でレンタルする楽しさを!
ニッポンレンタカーでは「ヤナセ プレミアムカー レンタル」として、2017年1月31日返却分まで特別キャンペーンを実施中。北海道、東北6県、金沢、長野、首都圏、福岡と佐賀、沖縄の一部営業所で、今回金沢を走ったCクラスなどのメルセデス・ベンツをレンタルできます。性能や使い勝手などを、旅先で体感!
●ニッポンレンタカー金沢営業所
JR金沢駅から雨に濡れずに行け、アクセスが便利な金沢営業所。レンタル料金は今回の車両で24時間18,900円(税込・キャンペーン料金)から。
住所/石川県金沢市広岡1-9-25 地図
営業時間/8時~20時30分(12月31日~1月3日は9時~18時)
定休日/無休
JR金沢駅金沢港口(西口)より徒歩約3分、空港バス停留所前
問い合わせ先/ヤナセ http://www.yanase.co.jp
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“夢”と“感動”あふれる『クルマのある人生』を創る情報お届けします。
–撮影/永田忠彦 構成/小竹智子 文/野地秩嘉-