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Gourmet
2019.09.17

ほっかほかのご飯に!神宗の「細切り柚子昆布」がたまらない!【大阪】

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第6回「神宗の細切り柚子昆布」

選・服飾、宝飾担当 福田詞子

ごはんのおとも

生まれ育ったのは東京の下町。古きよき東京が残る“谷根千”が好きで、ずっと根津に暮らしているという福田さん。ご飯のお供の好みは必然的に江戸前。そんな福田さんと大阪の昆布文化を象徴する老舗「神宗(かんそう)」の佃煮を結びつけたものは、意外なところに。それは“宝塚歌劇団”!

「大阪の“ヅカ友”のおばさまが来京するたびに、小箱に入った神宗の塩昆布をくださって。まだ東京で神宗を買える場所が限られていたころから、ここのファンになりました。東京で昔から食べられてきたごはんのおともはたいてい甘辛く、醬油でしっかり炊いた味ですが、大阪でつくられているここの佃煮は似て非なるもので、びっくり。昆布の佃煮といえば“ただ辛い”ものと思っていましたが、ここは別物でした」

ごはんのおとも

調味料に砂糖も含まれてはいるけれど、甘みのもとを占めるのは道南産の天然の真昆布。神宗が選ぶ採取地は、川と淡水が混じり合い、ミネラル豊富な昆布が育つところ。その昆布から出る自然な旨みが甘みにつながります。旨み調味料や食品添加物を使用しない味づくりも評判です。

「王道の塩昆布もいいけれど、6年前に登場したこの柚子昆布がお気に入り。健康のために玄米も食べているのですが、そのしっかりした味にも負けません。ご飯に柚子昆布を混ぜ込んで、おにぎりもつくりますよ。冷めても美味しくいただけます」

海外取材時の手土産もこれが定番。現地で暮らす日本スタッフに、なつかしい柚子の香りが好評だそう。

◆神宗
住所 大阪市中央区高麗橋3-4-10
公式サイト

新米特集 全10回

第1回 ちりめん山椒
第2回 ふくやの明太子
第3回 生あみ
第4回 養肝漬
第5回 いか塩辛
第6回 細切り柚子昆布
第7回 金糸瓜の粕漬
第8回 特白とろろ
第9回 牛肉茶漬
第10回 かえりちりめん