Culture
2021.01.15

クイズ!顔が怖すぎるこの魚、名前は何?ヒントはあの高級魚!

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ヒントは、寒い季節によく食べられる魚です。
しかし、アップは怖すぎますね!!

全体の形は、コレです! わかりましたか?

あ!大好きな魚!!

答えは…….

「アンコウ」。

アンコウは、捨てるところがないって?

アンコウは見た目がグロテスクですが、高級魚なんですよね。味は淡泊で、コラーゲンがたっぷりでカロリーは少なめです。最近は美容に気を遣う女性にも人気です。「西のフグ、東のアンコウ」と呼ばれる、冬を代表する味覚のひとつです。

さまざまな部位を食べることができ、「ひれ、皮、えら、肝(肝臓)、胃袋、ぬの(卵巣)、身」の7つに分けられて、調理されます。体長が50センチから1メートルを超え、まな板で切るには身が柔らかくて難しいことから、吊るし切りでさばきます。江戸時代には、すでにこの調理方法が確立されていたと伝えられています。さばいた後に捨てるのは、骨ぐらいしかないそうですよ。

ヘぇ〜!たしかに身がプルプルしてるもんなぁ!

試してみたい鍋料理!!

アンコウと言えば、やっぱり鍋料理がポピュラーですね! しょうゆベースのだしで、あっさり風味で食べる人が多いと思います。肝のねっとりとした食感と美味しさは、くせになる味です。あー食べたくなってきますね。

食欲をそそられる…!!



船上で水を節約するために考えられた『どぶ汁』という漁師料理があるのは、ご存知でしょうか? アンコウをぶつ切りにして、一緒に煮込む野菜から出た水分だけで調理します。肝の風味と味噌だけで味付けをする、通好みの鍋料理。濃厚でコクやうまみが凝縮されると聞くと、試してみたくなります。

わ〜贅沢!食べてみたいな!


ただ本格的などぶ汁は、水分が少ないために焦げやすいという特徴があります。調理する自信がない人は、だし汁がセットの通信販売で試すのも良さそうです。寒い冬にぴったりのアンコウ鍋でほっこり温まるのもいいですね!

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参考資料:観光いばらき公式ウェブサイト 
     『精選版 日本国語大辞典』小学館発行

書いた人

幼い頃より舞台芸術に親しみながら育つ。一時勘違いして舞台女優を目指すが、挫折。育児雑誌や外国人向け雑誌、古民家保存雑誌などに参加。能、狂言、文楽、歌舞伎、上方落語をこよなく愛す。十五代目片岡仁左衛門ラブ。ずっと浮世離れしていると言われ続けていて、多分一生直らないと諦めている。