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2022.02.06

源頼朝の恩人の1人!たかお鷹演じる岡崎義実は相模国のチョイワルじいさん【鎌倉殿の13人】

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令和4(2022)年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』予習シリーズ! オレの大叔父、岡崎義実(おかざき よしざね)のじっちゃん!

まさかうちの三浦義明(みうら よしあき)祖父様より先に発表されるとはなぁ。ドラマではもう出演してるかな? どこまで書いていいんだろ。

岡崎のじっちゃん、チョコチョコおもしろエピソード残してはいるんだけど、それを書いちゃうとドラマの楽しみが半減しちゃうかもしれないし……。むずかしいな。

岡崎のじっちゃんはうちの祖父様の末の弟で、相模国の岡崎(現・神奈川県平塚市~伊勢原市)を本拠地としていた。まあ、なんつーか、良くも悪くも元気というか、わりとやらかし気味というか。悪い人ではなくて、むしろ気は良い方なんだけどさ。

「悪い人じゃない」人って実は曲者ですよね(笑)

岡崎悪四郎義実の半生

岡崎のじっちゃんのあだ名は「悪四郎」と言った。この場合の悪というのは悪人というわけではなく、荒々しいとか、暴れん坊とか、そういう意味で、若い頃は相当ブイブイ言わせてたみたいだ。といっても若い頃の活躍は史料に残っているわけではなく、もっぱら地元の伝承による。

正式な記録には爺さんになってからしか出てこないんだ。若い頃は義朝(源頼朝の父)様に仕えていて、義朝様の留守中には鎌倉にある義朝様の屋敷「鎌倉の楯(たて)」を守っていた。義朝様が亡くなった後もその屋敷にお堂を立てて守っていたほどなんだ。

ドラマでは分かりやすく第1話から父上(三浦義澄)と兄上(三浦義村)が出て来たんだけど、実際に頼朝様の元に頻繁に出入りする三浦一族の者といったら、岡崎のじっちゃんとその息子・佐奈田与一義忠(さなだ よいち よしただ)だったんじゃないかな。当時の三浦党の中では、伊豆から一番近くに住んでるし。

だから頼朝様が打倒平家を掲げて挙兵した時は、三浦党としていの一番に馳せ参じている。石橋山の戦いで頼朝様を逃がすために足止め役を買って出た最愛の息子佐奈田与一を失った。

以降、頼朝様は岡崎のじっちゃんと佐奈田与一の名誉をなにかと気にかけてくださって、岡崎のじっちゃんは幕府の長老として重んじられた。……んだけど、ちょっとトラブルメーカーな所もあってさ……。それがまぁ古き良き坂東武者っぷりと言っておけば、憎めない感じなんだけど。

晩年になるとさ……ちょっと父上や兄上でも手に余る状態と言うか……。「おじいちゃん、佐奈田与一はもう死んだのよ……」みたいなさ……ゴニョゴニョゴニョ。

息子に先立たれた悲しみは深い……。

▼ガイドブックもチェック
鎌倉殿の13人 前編 NHK大河ドラマ・ガイド

岡崎義実役、たかお鷹殿

そんな岡崎のじっちゃんを演じるのは、たかお鷹殿!! 素朴な感じの人だ!! 

ドラマではどこまでを書くかはわからないが、岡崎のじっちゃん、元気な時はなかなかの人情に篤いチョイワルじいさんだから、印象に残ると思うぞ!

関連人物

主君:源義朝、源頼朝

父:三浦義継
兄弟;三浦義明、津久井義行、蘆名為清、他
妻:中村宗平の娘
子:佐奈田義忠、土屋義清、他

「鎌倉殿の13人」13人って誰のこと? 人物一覧

「鎌倉殿」とは鎌倉幕府将軍のこと。「鎌倉殿の十三人」は、鎌倉幕府の二代将軍・源頼家を支えた十三人の御家人の物語です。和樂webによる各人物の解説記事はこちら!

1. 伊豆の若武者「北条義時」(小栗旬)
2. 義時の父「北条時政」(坂東彌十郎)
3. 御家人筆頭「梶原景時」(中村獅童)
4. 頼朝の側近「比企能員」(佐藤二朗)
5. 頼朝の従者「安達盛長」(野添義弘)
6. 鎌倉幕府 軍事長官「和田義盛」(横田栄司)
7. 鎌倉幕府 行政長官「大江広元」(栗原英雄)
8. 鎌倉幕府 司法長官「三善康信」(小林隆)
9. 三浦党の惣領「三浦義澄」(佐藤B作)
10. 朝廷・坂東の事情通「中原親能」(川島潤哉)
11. 頼朝の親戚「二階堂行政」(野仲イサオ)
12. 文武両道「足立遠元」(大野泰広)
13. 下野国の名門武士「八田知家」(市原隼人)

書いた人

承久の乱の時宮方で戦った鎌倉御家人・西面武士。妻は鎌倉一の美女。 いわゆる「歴史上人物なりきりbot」。 当事者目線の鎌倉初期をTwitterで語ったり、話題のゲームをしたり、マンガを読んだり、ご当地グルメに舌鼓を打ったり。 草葉の陰から現代文化を満喫中。