着物でFCバイエルンの試合を観戦してきました!
ブンデスリーガ(ドイツのサッカーリーグ)で、11年連続優勝をしている強豪チーム・FCバイエルンの試合を観戦しました。今夏にFCバイエルンが来日した際に、メインスポンサーであるアウディ本社の方々から「是非アリアンツアレーナにもいらしてください」とお招きいただいたことがキッカケです。VIPルームにご招待いただいたので、ホストの皆様に感謝と敬意を込めて着物を着て行きました。
日本のスタジアムのスタンドで観戦する際はユニフォームを着用することが多いのですが、「誰でも、どこにでも、気軽に着物で出かけられる」ということを発信するために浴衣を着て行くこともあります。おしゃれしてスタジアムに出かける文化が浸透して、より多くの人がサッカーを楽しめるようになるといいな。
コーディネートのポイントは「七宝繋ぎに扇の柄」の着物。柄の中にアウディのエンブレムが隠れているように見えませんか? 帯のお太鼓部分には御所車が描かれているので、「勝利を運ぶ車」という意味を込めて選びました。私から説明するよりも先にドイツの皆様がコーディネートの意味を聞いてくださり、嬉しかったです。意味を知り、皆様も喜んでくださいました。コーディネートにストーリーや遊び心を持たせることができる着物の魅力を改めて感じる瞬間でした。
試合は7−0でバイエルンの圧勝! ハリー・ケイン選手のハットトリック(1試合で3得点すること)をこの目で見られて大興奮! 普段から、サッカーの戦術や選手のプレーとプライベートの因果関係について考察するほどのオタク気質を持って観戦しているので、夢のような時間を過ごすことができました。
対戦相手のボーフムには、日本代表の浅野選手がスタメン出場。海外のリーグで日本選手の姿を観ることができ、とても誇らしく大感激でした。
オクトーバーフェストに参戦♡
オクトーバーフェストでは、多くの人がドイツの民族衣装を着用して楽しんでいました。日本で花火大会に浴衣を着ていく感覚でしょうか。現地の方々に「みんなドイツの伝統的な民族衣裳を着ていると聞いて、私も日本のKIMONOを着てきたよ!」と説明したらとても喜んでくださり、仲良くなれちゃいました! 「一緒に写真を撮って!」と声をかけてくださった方と写真を撮ったりも。
中には日本語で話しかけてくれた方もいて、嬉しくて楽しすぎて思わず踊ってしまいました(笑)。
ミュンヘンの街はまるで絵本のよう!
オクトーバーフェストについて調べてみたら、そこには色とりどりの民族衣装を着た人々の姿がありました。その中に飛び込むことを考えて明るいピンク色の着物をチョイス。帯には鳳凰が描かれていますが、着物は以前購入した古物のため、柄が千鳥なのか蝶なのか定かではなくて……。どちらにせよ空を飛ぶ生き物なので、空に舞い上がる……というより、浮かれる気満々のコーディネートです!
実際に空を飛んだ瞬間も!(飛ばして誰かに当ててしまったら大変なので、巨大ブランコに乗るときは履き物を脱ぎました。)
着物でもアトラクションに乗れる! という姿をお届けできたかと思います。お転婆でごめんなさい!
ミュンヘンの街も散策しました。街路樹が続く石畳の道は、まるで緑のトンネル。そこをビア樽を積んだ馬車が通っていく光景は、絵本の中の出来事のようで、厳しい冬を迎える前の朗らかな秋を感じました。