「急須」って漢字も不思議だなと、話題にしておきながら、何の知識もないことに気がつきました。そこで、急須について、改めて調べてみました!
ところで、急須の歴史は?
急須は、中国南部の酒や湯を温める道具に由来していて、なんと唐・宋時代にさかのぼるそうです。中国では、取っ手がなくて、注ぎ口が付いた小さな壺や鍋の形をしていました。日本へは江戸時代に長崎を経由して伝わり、湯を「急」いで用意し「用」いるための道具として「急須」と呼ばれるようになったようです。当初は「きびしょ」や「きふす」とも呼んでいました。
独特の取っ手は、日本独自のもの?
急須には注ぎ口に対して、90度横に取っ手がついているものがあります。「横手(よこて)」と呼ばれる独特の形状ですが、これは手首を大きくひねらずに、片手で安定してお茶を注ぐことができる利便性から生み出されたようです。

江戸時代後期、煎茶文化の広がりと共に、売茶翁(ばいさおう)※らが茶を注ぐ道具として横手急須を好んで使い、全国へと普及しました。畳に座って膝前においた急須からお茶を注ぐ時、後ろ手よりも、横手の方が持ちやすかったため、定着したとされています。
急須はどこで買う?
今や、急須でお茶を入れる習慣が無いという人もいるかもしれません。茶葉を急須に入れて、お湯を注いで、約1分ぐらい静かに待つ。その後、湯飲みに注いでお茶をいただく訳ですが、ほっこりとくつろいだ気分になれます。
急須は日用品店や雑貨屋、デパートの磁器や陶器売り場、お茶専門店などで購入できます。また焼き物の産地へ出かけた時に、お気に入りの急須と出合えるかもしれませんね。
参考文献:『世界大百科』平凡社、『日本大百科全集』小学館
アイキャッチ:古代江戸繪集 国立国会図書館デジタルコレクションより

