真の芸術と響き合う、すべての女性の内なる美と個性を讃える装い
すべてに極上のコートが放つ、ラグジュアリーな存在感

稀代の彫刻家自らが設計から携わった「カゼン・チェッコ・ボナノッテ・ミュージアム」。空間そのものが芸術作品ともいえる美術館には、すべてにこだわった主役級のコートを纏って出かけたい。コートの素材は、艶としなやかさを生む「ジベリン加工」を施した特別なピュアキャメル。インナーにはコットンシャツを合わせて凜とした印象に。
豊潤な「パール」が象徴する、唯一無二の女性らしさ

今シーズン、豊潤で気品に満ちた「パール」を新たなフェミニニティの象徴とした「マリナ リナルディ」。真珠を思わせるラグジュアリーな〝白〟の着こなしは、まさに大人の女性のためのもの。光沢が美しいセットアップには、パールの装飾をちりばめたニットカーディガンを合わせ、優雅なレイヤードスタイルを完成させて。
伝統と現代的な感性が融合して生まれる、しなやかで軽やかな造形美
グラフィックな「ウェーブ」が、構築的なスタイルを軽やかに

静謐な空間にふさわしいモノトーンのシックな装い。長年にわたるパターンの探究から生まれたジャケットは、シルエットの美しさで知られる名品。襟とボタンにサテン地をあしらったタキシード風の一着は、スタイリング次第で日常にも。「波」のモチーフをグラフィカルに描いたシルク素材のしなやかなパンツが、マニッシュな装いに軽やかなエレガンスをもたらす。
動きがもたらす美しさをも完璧に計算したドレス

装う人の動きに合わせて、優雅なシルエットを描くロングドレス。しなやかなジョーゼット素材でつくられているため、フルレングスでも軽やかに纏うことができる。そして、ネックラインに沿ってあしらわれた煌めくクリスタルの装飾も、見逃せないポイント。ジュエリーがなくても華やかなデザインは、旅のドレスアップの心強い味方に。
スタイリスト押田比呂美さんがキーアイテムの着回し術を指南
完成度の高い一着だからこそ、コーディネート次第で印象も自在に
人気スタイリストの押田比呂美さんが、「マリナ リナルディ」の最新コレクションから、日常をラグジュアリーに彩るキーアイテムを選出。大人の着こなしに精通した押田さんのアレンジ術で、その印象が驚くほど変化します。
実は着回し力が高い「タキシード風ジャケット」──フェミニンなドレスもスタイリッシュな印象に!

押田さんがまず選んだのは、3着目のカットで小雪さんが纏ったマニッシュな「タキシード風ジャケット」。一見、個性的でアレンジが難しいように思えるが、実は汎用性の高いアイテム。スタイリッシュにコーディネートするコツは、あえてフェミニンなアイテムと組み合わせること。夜のドレスアップには、クリスタルの装飾が煌めくノースリーブのブラックドレスを合わせて華やかに。オーバーサイズのジャケットが、装いにモードな印象をもたらす。
色合わせで印象が一変!「真珠色のセットアップ」はネイビーを効かせてノーブルなおしゃれ着に…

2着目のカットの〝白〟でまとめた装いとはイメージが大きく変わる、ネイビーとの組み合わせ。ツイード風のジャケットにはパールのボタンがあしらわれ、「真珠色のセットアップ」との相性も抜群。ポップコーンのバケツにインスピレーションを得た新作バッグが、遊び心あふれるアクセントに。セットアップはブラウスをパンツにインすることで、シルエットも一変。タイの結び方ひとつでも、イメージを変えることができる。
Event Information
「マリナ リナルディ」とともに祝す、創刊25周年イベントを10月3日に開催!
今年、創刊25周年を迎えた『和樂』。その記念すべき年を「マリナ リナルディ」とともに祝うイベントが、2026年10月3日(土)に開催されます。会場となるのは、東京の「カゼン・チェッコ・ボナノッテ・ミュージアム」。小雪さんと押田比呂美さんの登場も予定されているイベントの詳細ならびに募集要項は、こちらをご覧ください。
「マリナ リナルディ」CEOのスペシャルインタビューでひもとく、創業から変わらぬ女性への敬意としなやかに進化を続けるブランドの未来
すべての女性を肯定し、だれもが自分に合う服で輝ける世界に…
「マリナ リナルディ」は1980年、イタリアのレッジョ・エミリアで誕生したブランドです。以来40年以上にわたり、自社での一貫したパターン開発と生地の研究を通して、あらゆる体型に寄り添うシルエットと極上の着心地を追求してきました。その根幹にあるのが、「インクルージョン(多様性を受け入れること)」と「ユニークネス(唯一無二の個性)」という価値観です。すべての女性のフェミニニティと本質的な美しさを讃える姿勢は、今日まで揺らぐことはありません。
そうした伝統を礎に、「マリナ リナルディ」は今、進化の時を迎えています。ブランドを統括するCEOのシェイラ・デ・ピエトリさんは、「近年、女性たちは軽やかで遊び心のある表現を求める一方、押しつけられた美の基準に縛られず、ブランドが発信する言葉と行動が一致しているかをシビアに見極めています。だからこそ、必要なのは、使命を変えることではなく、それを現代の言葉で明確に伝えること。今回のリブランディングは、すべての女性を肯定するという信念を、より強く打ち出すためのものです」と語ります。
その意思は、今年の秋冬キャンペーンにおいても表現されています。初回キャンペーンへのオマージュとして登場するメジャーは、身体を測る道具から「女性を祝福するもの」へと再定義されました。さらにパールは、不完全さのなかから美が育まれる過程を、女性が自らの個性を唯一の魅力に変える力に重ねて表現。そうした考えは、「サイズ・ダズント・マター(サイズは関係ない)」という宣言に集約されています。言葉だけにとどまらず、店舗やオンラインでだれもが自分に合う服を購入できるようにすること。それこそが「すべての人を置き去りにしない」、ブランドの誠実さの証しといえます。
これからの10年、「マリナ リナルディ」が目ざすのは、独自のフィット感と本質的な価値を求める人々にとって、指標となること。シェイラさんが「女性のために、女性によってつくられた会社であることが、この挑戦を支えてくれます」と語るように、グループ内でも女性比率の高い組織の連帯こそが、未来を切り拓く力に。洗練と心地よさ、自由を纏う歓びを届けながら、「マリナ リナルディ」はこれからも新たな歩みを続けていくのです。


Sheila De Pietri
マックスマーラ ファッション グループ
ディヴィジョンディレクター兼 マリナ リナルディ CEO
シェイラ・デ・ピエトリ●1997年、マックスマーラ ファッション グループに入社。サムソナイトやフェラーリなどで要職を務めたのち、2012年にマリナ リナルディに復帰。リテール部門などのディレクターを経て、2023年、現職に就任した。
お問い合わせ先:マックスマーラ ジャパン 0120-030-535
※この特集での価格表記は、すべて税込価格です。
※本記事は『和樂』2026年10・11月号の転載です。

