馬場紀衣

文筆家。12歳で海外へ単身バレエ留学。University of Otagoで哲学を学び、帰国。筑波大学人文学類卒。在学中からライターをはじめ、アートや本についてのコラムを執筆する。舞踊や演劇などすべての視覚的表現を愛し、古今東西の枯れた「物語」を集める古書蒐集家でもある。古本を漁り、劇場へ行き、その間に原稿を書く。古いものばかり追いかけているせいでいつも世間から取り残されている。

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水死体、心中、惨殺事件…江戸時代にあふれた「異常死」列伝

病死、事故死、自殺……世に死にかたはいろいろあるが、江戸時代によく見られた死にかたがある。異常死である。
あるときは屋敷で、あるときは路上で、またあるときは川べりで、目を覆いたくなるような情景が目撃された。今回紹介するのは、おぞましい死の場面の数々。現代では考えられないような奇想天外な死体列伝をご紹介しよう。
馬場紀衣

アウトドア必携!? 河童が授けた伝説の妙薬「河童膏」がすごかった!

暖かくて天気の良い日が続くと涼しい場所へ出かけたくなる。海とか、川とか。水辺では、運命の出会いがあるかもしれない。相手は、もしかすると河童かもしれない。
もし河童に出合うようなことがあれば、ぜひとも仲良くしておきたい。なにせ彼らは秘伝の薬を持っている。運がよければ、その薬をもらい受けるか、作りかたを教えてくれるだろう。

薬の名は「河童膏」。打身、捻挫、骨折に効果を発揮するという河童直伝の妙薬である。
馬場紀衣

The yamamba who ate mum and brother… Japan’s Red Riding Hood, ‘Tendo-san’s golden chain,’ is too frightening

Everyone knows the Grimm's fairy tale ‘Little Red Riding Hood.’ A girl visiting her grandmother is eaten by a wolf disguised as her grandmother, but she's rescued by a passing huntsman, and the wolf is ultimately punished. It's a familiar story. In fact, Japan has a very similar tale, titled ‘Tendo-san's Golden Chain.’ However, instead of a wolf, it features a Yamamba (山姥, a mountain hag) with hairy hands entwined with plants. What's more, she's incredibly gluttonous, and she eats more than just one person. There's no kind huntsman who appears, and the dead aren't brought back to life. And the ending...
馬場紀衣

なぜ“川で洗濯”しているの? 日本昔話から読み解く水辺の意味

日本昔話に登場するおばあさんは、川で洗濯をしているイメージがある。『桃太郎』では「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川で洗濯に……」行くところから物語は始まる。
洗濯場は衣類を洗う場でもあるが、出会いの場でもある。川へ行かなければ、おばあさんは桃太郎に出会うことはなかっただろう。『花咲か爺』でも、子犬は川上から流れてくる。

でも、すべての出会いが幸せな結末を迎えるとは限らない。流れてきた桃をタイミングよくキャッチしたおばあさんは幸運だったかもしれないが、水場での出会いが不幸を招いた例もあるのだから。そんな「洗濯する昔話」をまずは紹介しよう。
馬場紀衣

人肉好きの僧、腹で話す女……江戸の文献に残る“変わり者”たち

世の中は広い。いろんな人がいる。情報時代の今とちがって怪と珍が混在していた江戸時代なら、なおのこと、いろんな人がいただろう。というわけで今回は江戸時代の文献の中から、にわかには信じがたい変わり者たちを紹介。

人の肉を食べた僧侶、胆に毛を生やした男、天狗に雇われた少年……市井を騒がせたうわさ話は嘘か、それとも本当だったのか。会ってみたいような、みたくないような。江戸時代ならではの、ちょっと変わった人たちをご覧あれ。
馬場紀衣

今年の夏も暑すぎる…江戸時代の熱中症対策、試してみる?

暑い。暑すぎる。こんなに暑くては、なにもやる気が起きない。帽子をかぶる、日傘を差す、水と塩分をこまめにとる、体を冷やす……世に聞く熱中症対策はどれも試してみたけれど、暑さには勝てそうにない。高温多湿な日本の夏は生き抜くだけでも精いっぱいだ。昔の人たちは、いったいこの暑さをどうやって乗り切っていたのだろう?

そこで見つけたのが、古の熱中症対策「香薷散(こうじゅさん)」。江戸の働く人びとを支えた、暑気払いに効果があるとされる薬である。もしかすると香薷散がこの夏を変えるかもしれない。
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小さいのには“ワケ”がある? 一寸法師にかぐや姫…昔話の小さな主人公たち

昔話は、おもしろい。なにせ現実には存在しえない風変わりな主人公たちが、予想もつかない展開をみせてくれる。一寸法師、桃太郎、かぐや姫……。どれも個性派ぞろいだが、どういうわけだろう。日本昔話には小さい主人公が多い気がする。とはいえ、体は小さくても働きぶりは大人以上。小さくても大物である。
いったい、彼らはどうして小さく生まれてきたのだろう? 日本の小さな主人公たちの謎を探ってみた。
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生まれ変わりに恩返し。悲しみと祈りの赤ん坊怪異譚

日本の昔話や怪談に登場する幽霊たちのなかでも、ひときわ悲しみを誘うのが子育て幽霊だ。
亡くなった子どもを育てている母親の幽霊で、赤ん坊を抱いていることもある。江戸時代は子育て幽霊の話が広く伝わり、親の愛情を説く題材として用いられた。

しかし、今回ご紹介するのは母親ではなく、赤ん坊のほう。あまり知られていない、赤ん坊にまつわる奇妙な話を集めてみた。自然の御業か怪談か、はたまた狐と狸の仕業か。恐ろしく、ときに可笑しい。そして悲しみを誘う、赤ん坊奇譚の世界へようこそ。
馬場紀衣

犬がネコジャラシになる?! 中国版「花咲爺」の物語が想像を超えてきた

「枯れ木に花を咲かせましょう」の台詞でお馴染みの、日本を代表する民話『花咲爺』。主人公は人のいい老夫婦と飼い犬、それから隣に住む欲張りお爺さん。
日本ならではの物語かと思いきや、じつは中国にもよく似た話がある。その名も『狗尾草』。
設定も内容も花咲爺と似ているけれど、ラストでは犬がネコジャラシになるという、とんでもない展開をみせる。これには深い理由がある。花咲爺に隠された、知られざるもうひとつの物語を紹介しよう。
馬場紀衣

異常気象は江戸時代にも。空から降ってきた恐ろしいものとは

「晴れの日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す。楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ」そう言ったのは作家の吉川英治。晴れの日には晴れの日の良さがあり、雨の日には雨の日の良さがある。土砂降りの雨、しんしんと降る雪、雨上がりの虹……刻々と変わる空模様の下には、いつの時代も人びとの営みがあった。そう、砂や馬の毛や死体が降ってきた日にも、地上では人びとが暮らしていたのである。
馬場紀衣

Age-Old Worries, Timeless Wisdom: Edo-style Parenting Tips for Modern Parents

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母と弟を食べた山姥が…日本版赤ずきん『天道さんの金の鎖』が怖すぎる

誰もが知っているグリム童話『赤ずきん』。おばあさんのお見舞いに行った女の子が、おばあさんになりすましたオオカミに食べられてしまうも通りかかった猟師に助けられ、最後にはオオカミを懲らしめる。おなじみの童話である。

じつは日本にも、よく似た話がある。その名も『天道さんの金の鎖』。しかし登場するのはオオカミではなく、毛だらけの手に植物を巻いた山姥(やまんば)。しかも食い意地がはっていて、食べた相手も一人どころではない。優しい猟師は出てこないし、死んだ人間も生き返らない。そして結末は……
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頭だけになっても主人を守る。踊り、戦い、詣る、昔話の「猫」の世界

猫は、不思議な生きものだ。人に飼いならされているようで、飼い主をこき使っているようにも見える。だいたい、動物でありながら人間の世界に入りこんでなお主体性を見失うことなく暮らしているというのも不思議だ。

化けたり祟ったり……猫にまつわる昔話といえば妖怪の類が有名だけれど、今回紹介するのは人間のすぐ隣で暮らす〈家猫〉たちの物語。飼い主も知らない飼い猫の知られざる姿を紹介しよう。
馬場紀衣

“男女の欲望”は控えめに? 江戸時代の医学書『老人必用養草』に学ぶシニアライフ

長寿国、日本。しかし、それは今のはなしだ。江戸時代の平均寿命は40歳ほどで、今とくらべるとかなり短命だった。とはいえ徳川家康は73歳くらいまで生きたというし、杉田玄白は享年85歳、葛飾北斎にいたっては90歳まで生きている。となると気になるのが、江戸時代のシニアたちの暮らしぶりだ。
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