CATEGORY

最新号紹介

10,11月号2024.08.30発売

大人だけが知っている!「静寂の京都」

閉じる

Craftsmanship

2024.10.04

手仕事の国ニッポン! 日本各地の民藝品を都道府県別にリストで一挙ご紹介!【民藝の息づく街を訪ねて】

「民藝の息づく街を訪ねて」シリーズ最終回は、日本各地の民藝品を一挙にご紹介! 興味があるものや行ってみたい場所をチェックして、ぜひ民藝を探る旅へ出かけてみてください!

「民藝の息づく街を訪ねて」シリーズ一覧はこちら

見渡せば、日本はこんなに豊かな手仕事にあふれています!

「民藝」とは、美術評論家で宗教哲学者、思想家の柳宗悦(やなぎむねよし)が主唱した、芸術を哲学的に探求し、日用品に美と職人の手仕事の価値を見出そうとした運動です。
民藝と称される工芸品、日用品は全都道府県に存在します! その数はあまりにも多いため、今回は代表的なもののみをご紹介します。

写真/篠原宏明

【北海道・東北】

北海道[Hokkaido] 二風谷(にぶたに)イタ、二風谷アットゥシ

青森県[Aomori] 津軽塗、こぎん刺し、あけび細工、津軽びいどろ

岩手県[Iwate] 南部鉄器(なんぶてっき)、浄法寺塗(じょうぼうじぬり)、秀衡塗(ひでひらぬり)、南部古代型染(かたぞめ)、ホームスパン、小久慈(こくじ)焼、岩谷堂簞笥(いわやどうたんす)

宮城県[Miyagi] 宮城伝統こけし、雄勝硯(おがつすずり)、鳴子漆器(なるこしっき)、仙台簞笥

秋田県[Akita] 樺細工(かばざいく)、曲げわっぱ、川連漆器(かわつらしっき)、秋田杉桶樽(あきたすぎおけたる)

山形県[Yamagata] 山形鋳物(やまがたいもの)、置賜紬(おいたまつむぎ)、天童将棋駒(てんどうしょうぎこま)、羽越しな布(うえつしなふ)、山形緞通(だんつう)

福島県[Fukushima] 会津塗(あいづぬり)、大堀相馬焼(おおぼりそうまやき)、会津本郷焼、奥会津編組細工(おくあいづあみくみざいく)、会津木綿、会津絵ろうそく

【関東】

茨城県[Ibaraki] 結城紬(ゆうきつむぎ)、笠間焼

栃木県[Tochigi] 益子焼(ましこやき)、結城紬

群馬県[Gunma] 伊勢崎絣(いせさきがすり)、桐生織(きりゅうおり)

埼玉県[Saitama] 春日部桐簞笥(かすかべきりだんす)、岩槻人形(いわつきにんぎょう)、秩父銘仙(ちちぶめいせん)、江戸木目込人形(えどきめこみみんぎょう)

千葉県[Chiba] 房州うちわ(ぼうしゅううちわ)

東京都[Tokyo] 村山大島紬、江戸小紋、本場黄八丈(ほんばきはちじょう)、東京手描友禅(とうきょうてがきゆうぜん)、多摩織、東京銀器、江戸からかみ、江戸木目込人形、江戸切子(えどきりこ)、江戸節句人形、江戸硝子、江戸べっ甲

【中部】

富山県[Toyama] 高岡銅器、高岡漆器、越中和紙、庄川挽物木地(しょうがわひきものきじ)

石川県[Ishikawa] 加賀友禅、九谷焼(くたにやき)、輪島塗、山中漆器、金沢漆器、牛首紬(うしくびつむぎ)、加賀繡(かがぬい)、金沢箔、我谷盆(わがたぼん)

福井県[Fukui] 越前漆器(えちぜんしっき)、越前和紙、若狭めのう細工(わかさめのうざいく)、若狭塗、越前打刃物(えちぜんうちばもの)、越前焼、越前簞笥

山梨県[Yamanashi] 甲州水晶貴石細工(こうしゅうきせきざいく)、甲州印伝(こうしゅういんでん)、甲州手彫印章(こうしゅうてぼりいんしょう)

長野県[Nagano] 信州紬(しんしゅうつむぎ)、木曽漆器(きそしっき)、松本民芸家具、内山紙(うちやまがみ)、南木曽轆轤細工(なぎそろくろざいく)、信州打刃物、戸隠竹細工(とがくしたけざいく)

岐阜県[Gifu] 飛驒春慶塗(ひだしゅんけいぬり)、一位一刀彫(いちいいっとうぼり)、美濃焼(みのやき)、美濃和紙、岐阜提灯(ぎふちょうちん)、和ろうそく、木工家具

静岡県[Shizuoka] 駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)、駿河雛具(するがひなぐ)、駿河雛人形、駿河型染、志戸呂焼(しとろやき)

愛知県[Aichi] 有松・鳴海絞(ありまつ・なるみしぼり)、常滑焼(とこなめやき)、豊橋筆(とよはしふで)、赤津焼(あかづやき)、岡崎石工品(おかざきせっこうひん)、名古屋桐簞笥、名古屋友禅、名古屋黒紋付染(なごやくろもんつきぞめ)、尾張七宝(おわりしっぽう)、瀬戸染付焼(せとそめつけやき)、瀬戸焼

三重県[Mie] 伊賀くみひも、四日市萬古(よっかいちばんこ)焼、鈴鹿墨(すずかすみ)、伊賀焼、伊勢形紙(いせかたがみ)

写真/篠原宏明

【関西】

滋賀県[Shiga] 信楽焼(しがらきやき)、近江上布(おうみじょうふ)、近江木綿

京都府[Kyoto] 西陣織(にしじんおり)、京鹿の子絞(きょうかのこしぼり)、京漆器、京友禅、京小紋、京指物(きょうさしもの)、京繡(きょうぬい)、京くみひも、京焼・清水焼(きょうやき・きよみずやき)、京扇子、京うちわ、京黒紋付染、京石工芸品(きょういしこうげいひん)、京人形、京表具(きょうひょうぐ)

大阪府[Osaka] 大阪唐木(おおさかからき)指物、堺打刃物(さかいうちばもの)、大阪浪華錫器(おおさかなにわすずき)、大阪泉州桐簞笥(おおさかせんしゅうきりだんす)、大阪金剛簾(おおさかこんごうすだれ)

兵庫県[Hyogo] 播州そろばん(ばんしゅうそろばん)、丹波焼(たんばやき)、出石焼(いずしやき)、播州毛鉤(ばんしゅうけばり)、豊岡杞柳細工(とよおかきりゅうざいく)、播州三木打刃物(ばんしゅうみきうちばもの)

奈良県[Nara] 高山茶筅(たかやまちゃせん)、奈良筆、奈良さらし、吉野手漉和紙(よしのてすきわし)

和歌山県[Wakayama] 紀州へら竿(きしゅうへらざお)、紀州漆器、紀州簞笥、棕櫚ほうき(しゅろほうき)

写真/伊藤 信

【中国】

鳥取県[Tottori] 因州和紙(いんしゅうわし)、弓浜絣(ゆみはまがすり)、出雲石燈ろう(いずもいしとうろう)、牛ノ戸焼

島根県[Shimane] 出雲石燈ろう、雲州そろばん(うんしゅうそろばん)、石見焼(いわみやき)、石州和紙(せきしゅうわし)、出西焼(しゅっさいやき)、布志名焼(ふじなやき)、広瀬絣(ひろせがすり)

岡山県[Okayama] 勝山竹細工(かつやまたけざいく)、備前焼、倉敷ガラス、倉敷緞通(くらしきだんつう)、備中和紙(びっちゅうわし)、藍染、郷原漆器(ごうばらしっき)

広島県[Hiroshima] 熊野筆、宮島細工、福山琴、川尻筆、宮島杓子(みやじましゃくし)、備後絣(びんごがすり)

山口県[Yamaguchi] 萩焼、大内塗(おおうちぬり)、赤間硯(あかますずり)、徳地和紙(とくぢわし)

【四国】

徳島県[Tokushima] 大谷焼、阿波和紙(あわわし)、阿波正藍(あわしょうあい)、しじら織

香川県[Kagawa] 香川漆器、丸亀うちわ

愛媛県[Ehime] 砥部焼(とべやき)、大洲和紙(おおずわし)、伊予絣(いよがすり)

高知県[Kochi] 土佐和紙、土佐打刃物(とさうちばもの)

写真/伊藤 信

【九州・沖縄】

福岡県[Fukuoka] 小石原焼(こいしわらやき)、博多人形、博多織、久留米絣(くるめがすり)、八女福島仏壇、上野焼(あがのやき)、八女提灯(やめちょうちん)

佐賀県[Saga] 伊万里焼(いまりやき)、有田焼、唐津焼

長崎県[Nagasaki] 波佐見焼(はさみやき)、三川内焼(みかわちやき)、長崎べっ甲

熊本県[Kumamoto] 小代焼(しょうだいやき)、天草陶磁器(あまくさとうじき)、肥後象がん(ひごぞうがん)、山鹿灯籠(やまがとうろう)、川尻刃物(かわしりはもの)

大分県[Oita] 別府竹細工(べっぷたけざいく)、小鹿田焼(おんたやき)

宮崎県[Miyazaki] 都城大弓(みやこのじょうだいきゅう)、本場大島紬、日之影・綾竹工芸品(ひのかげ・あやたけこうげいひん)、宮崎轆轤工芸品

鹿児島県[Kagoshima] 本場大島紬、川辺仏壇(かわなべぶつだん)、薩摩焼(さつまやき)、薩摩切子

沖縄県[Okinawa] 久米島紬(くめじまつむぎ)、宮古上布(みやこじょうふ)、読谷山花織(よみたんざんはなおり)、読谷山ミンサー(ゆんたんざみんさー)、壺屋焼(つぼややき)、琉球絣、首里織(しゅりおり)、琉球紅型(りゅうきゅうびんがた)、琉球漆器、与那国織(よなぐにおり)、喜如嘉の芭蕉布(きじょかのばしょうふ)、八重山ミンサー(やえやまみんさー)、八重山上布、南風原花織(はえばるはなおり)、知花花織(ちばなはなおり)、琉球ガラス、やちむん

※このリストは『にっぽんの美しい民藝』萩原健太郎著(エクスナレッジ)、「伝統工芸 青山スクエア」公式HPなどを参考にしました。

アイキャッチ画像:写真/篠原宏明

構成/新居典子、湯口かおり
※本記事は雑誌『和樂(2021~2022年12・1月号)』の転載です。

Share

和樂web編集部

おすすめの記事

かわいい食器・益子焼人気の秘密は?焼き物の里の歴史と作家を紹介

和樂web編集部

心を込めて作る紙のお花。石清水八幡宮の「御花神饌」【彬子女王殿下が次世代に伝えたい日本文化】

連載 彬子女王殿下

なくてはならないものが貴重品に。美濃手漉き和紙職人の、まばゆい和紙を訪ねて

豆井戸投吉

ぐつぐつ煮込み、染め上がったのは意外な色! 奄美大島の「泥染め」驚きの工程

Dyson 尚子

人気記事ランキング

最新号紹介

10,11月号2024.08.30発売

大人だけが知っている!「静寂の京都」

※和樂本誌ならびに和樂webに関するお問い合わせはこちら
※小学館が雑誌『和樂』およびWEBサイト『和樂web』にて運営しているInstagramの公式アカウントは「@warakumagazine」のみになります。
和樂webのロゴや名称、公式アカウントの投稿を無断使用しプレゼント企画などを行っている類似アカウントがございますが、弊社とは一切関係ないのでご注意ください。
類似アカウントから不審なDM(プレゼント当選告知)などを受け取った際は、記載されたURLにはアクセスせずDM自体を削除していただくようお願いいたします。
また被害防止のため、同アカウントのブロックをお願いいたします。

関連メディア