この一冊で、日本美術がもっともっと好きになる!
「ドラえも~ん! たくさんの人に日本美術の楽しさを伝えるにはどうすればいいの~?」
「日本美術は世界でいちばん素晴らしい!」と熱く語る美術史家・山下裕二先生の監修で、ドラえもんと一緒にわかりやすく親しみやすい読みものを、と、本誌2024年4・5月号に「ドラえもんと学ぶ日本美術超入門」第1弾を掲載しました。「縄文」「絵巻」「北斎(ほくさい)と若冲」といった、シンプルなキーワードを立てて、ぜひ知っておきたい作品を紹介し、山下先生がポイントを解説。
さらに、今年の4・5月号では第2弾も! 『ドラえもん』のコミックスの数ある名作エピソードから、キーワードに関連するコマをピックアップした「ドラえもんColumn」も人気で、マンガという、日本が世界に誇る美術の魅力にも触れられる企画として、幅広い世代から好評を得ました。
単行本化にあたって、新たに10のキーワードを加えて再編集。日本美術に興味があって、もっと知りたいと思っている人に超おすすめです!
【ここが超入門!】1 「絵巻(えまき)」「琳派(りんぱ)」「若冲(じゃくちゅう)の鶏」など30のキーワードでわかりやすく!
日本美術の広い世界を知る道しるべとしたのは、シンプルな30のキーワード。「縄文(じょうもん)」「雪舟(せっしゅう)」「屛風(びょうぶ)」「水を描く」など、イメージしやすい言葉で代表的な作品を紹介。
【ここが超入門!】2 美しいカラー図版がいっぱい! 約120作品を大胆かつ繊細に見せる
見たことがある有名な作品や、たとえ知らなくても見て楽しい、面白いと感じる、魅力あふれる作品を厳選して約120点紹介。もちろん、細部まで美しく再現したカラー印刷です!
【ここが超入門!】3 監修は山下裕二先生。「山下’s EYE」で見どころを簡潔に
それぞれのキーワードには、監修を務める山下先生のコメントが。作品鑑賞のポイントや、プラスαの見どころなどをユニークな視点でズバリ、アドバイスしてくれます。
【ここが超入門!】4 コミックスからピックアップ!「ドラえもんColumn」が楽しい
てんとう虫コミックス『ドラえもん』のエピソードのなかから、キーワードと接点のあるコマをピックアップして「ドラえもんColumn」として紹介。マンガもひとつの日本美術だということに気づかされます。
【ここが超入門!】5 オリジナルマンガも!ドラえもんとのび太が日本美術に出合う
『和樂』のために描き下ろした日本美術をテーマにしたマンガを3本掲載(うち1本は単行本描き下ろし)。ドラえもんたちがタイムマシンで行ったのは…!?
7月1日発売!
『ドラえもんと学ぶ日本美術超入門』
原作:藤子・F・不二雄
監修:山下裕二
定価:3,300円(税込)
B5判、144ページ
小学館
ISBN978-4-09-682497-9
構成/剣持亜弥、後藤淳美(本誌)
※本記事は『和樂(2025年8・9月号)』の転載です。