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今こそ知りたい!千利休の『茶』と『美』

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Culture

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片岡千之助の連載 Que sais-je「自分が何も知らない」ということを知る旅へ!#007 映画『国宝』

“Que sais-je(クセジュ)?”とは、フランス語で「私は何を知っているのか」。自分に問いかけるニュアンスのフレーズです。人生とは、自分が何も知らないということを知る旅ではないでしょうか。僕はこのエッセイで、日々のインプットを文字に残し、皆さんと共有します。第7回の「旅」は…映画『国宝』。
連載 片岡千之助

The behind-the-scenes story of ‘BONJI,’ double award winner at the Monaco International Film Festival

When I was a child, watching TV or reading picture books, there were always terrifying folk tales that made my body tremble. Yet, there was also an irresistible urge to peek through my fingers, a fascination with the frightening. The short film 'BONJI,' directed by photographer Ukibe Naoko (浮辺奈生子), perfectly evoked that very sensation from my childhood.
黒田直美

The yamamba who ate mum and brother… Japan’s Red Riding Hood, ‘Tendo-san’s golden chain,’ is too frightening

Everyone knows the Grimm's fairy tale ‘Little Red Riding Hood.’ A girl visiting her grandmother is eaten by a wolf disguised as her grandmother, but she's rescued by a passing huntsman, and the wolf is ultimately punished. It's a familiar story. In fact, Japan has a very similar tale, titled ‘Tendo-san's Golden Chain.’ However, instead of a wolf, it features a Yamamba (山姥, a mountain hag) with hairy hands entwined with plants. What's more, she's incredibly gluttonous, and she eats more than just one person. There's no kind huntsman who appears, and the dead aren't brought back to life. And the ending...
馬場紀衣

なぜ“川で洗濯”しているの? 日本昔話から読み解く水辺の意味

日本昔話に登場するおばあさんは、川で洗濯をしているイメージがある。『桃太郎』では「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川で洗濯に……」行くところから物語は始まる。
洗濯場は衣類を洗う場でもあるが、出会いの場でもある。川へ行かなければ、おばあさんは桃太郎に出会うことはなかっただろう。『花咲か爺』でも、子犬は川上から流れてくる。

でも、すべての出会いが幸せな結末を迎えるとは限らない。流れてきた桃をタイミングよくキャッチしたおばあさんは幸運だったかもしれないが、水場での出会いが不幸を招いた例もあるのだから。そんな「洗濯する昔話」をまずは紹介しよう。
馬場紀衣

大河で話題の『江戸生艶気樺焼』とは?山東京伝の出世作をどこよりも詳しく徹底解説!

『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺」に、山東京伝作の黄表紙『江戸生艶気樺焼』(えどうまれうわきのかばやき)が取り上げられた。蔦屋重三郎と山東京伝が組んで黄表紙を制作しはじめた、天明5(1785)年のヒット作だ。のちの草双紙に大きな影響を与えた作品であり、以後、京伝は人気作家として耕書堂を支えていく存在となる。どのような魅力を持った戯作だったのか、ストーリーと挿絵を解説しよう。
小林明

こんなに暑い夏だから。辞書から「あつい」が飛び出した!

犯人(ホシ)は、太陽だった。
そうかもしれぬと、それ以外は考えられぬと思いながらも、いざ真実を知るとやはり衝撃は大きい。

編集部オンラインシステムへの投稿に、我が目を疑ったのである。
あの、穏やかで慎重でめったにミスなどせぬ編集部スタッフkが、まさかの期限設定ダブルミス。本日、と言いながら書かれているのは2カ月先の日付……。
あのk氏が、である。しょっちゅうやらかしている、わたくしAの話ではない。いったい何が……!?
あきみず

人肉好きの僧、腹で話す女……江戸の文献に残る“変わり者”たち

世の中は広い。いろんな人がいる。情報時代の今とちがって怪と珍が混在していた江戸時代なら、なおのこと、いろんな人がいただろう。というわけで今回は江戸時代の文献の中から、にわかには信じがたい変わり者たちを紹介。

人の肉を食べた僧侶、胆に毛を生やした男、天狗に雇われた少年……市井を騒がせたうわさ話は嘘か、それとも本当だったのか。会ってみたいような、みたくないような。江戸時代ならではの、ちょっと変わった人たちをご覧あれ。
馬場紀衣

世界初デザイン!新橋演舞場100周年を祝う新緞帳「舞」に息づく踊り手のスピリット

東京都中央区銀座にあります新橋演舞場は、今年100周年を迎えました。この記念の節目を祝って、資生堂が32年ぶりに寄贈した緞帳が注目を集めています。古くから続く劇場との関わりや、「舞」をモチーフとした斬新なデザインの誕生秘話を、修祓式(しゅばつしき)とその後の直会(なおらい)で関係者からお伺いしました。
瓦谷登貴子

今年の夏も暑すぎる…江戸時代の熱中症対策、試してみる?

暑い。暑すぎる。こんなに暑くては、なにもやる気が起きない。帽子をかぶる、日傘を差す、水と塩分をこまめにとる、体を冷やす……世に聞く熱中症対策はどれも試してみたけれど、暑さには勝てそうにない。高温多湿な日本の夏は生き抜くだけでも精いっぱいだ。昔の人たちは、いったいこの暑さをどうやって乗り切っていたのだろう?

そこで見つけたのが、古の熱中症対策「香薷散(こうじゅさん)」。江戸の働く人びとを支えた、暑気払いに効果があるとされる薬である。もしかすると香薷散がこの夏を変えるかもしれない。
馬場紀衣

A must-see for retro lovers! Meiji-era english textbooks are just too cute ♡

Here’s a real treat for fans of all things retro: charming English textbooks from the Meiji period ♡ With nostalgic illustrations and delightfully old-fashioned phonetic spellings, these books are full of character. Take a look through and enjoy every last detail!
お鶴さん

『光る君へ』の芸能考証も。薩摩琵琶奏者の友吉鶴心氏に聞く、琵琶の魅力と歴史

黒田直美

現代美術作家・杉本博司、能を書く ──「昭和の終わりの記憶」を刻印する 杉本修羅能《巣鴨塚 ハルの便り》が東京・喜多能楽堂にて2025年8月15日上演

和樂web編集部

Why Japan’s classic counter-style restaurants are gaining popularity in Paris

ウエマツチヱ

The hidden history behind the fourth key rites of passage in Japanese culture Sawada Toko ‘Biso no Nippon: The history of dressing up’

Dressing up and adorning oneself with sparkling jewellery. There lies the human desire to be beautiful and to add colour to one's life. In our series 'Biso (美装) no Nippon: The History of dressing up', writer Sawada Toko traces the history of various ornaments and jewellery, and explores the mysteries behind the act of dressing up.
連載 Sawada Toko

信長も政宗も愛好者? 世界を虜にする「水石」がおもしろい! 阿部顕嵐が語る「あらん限りの歴史愛」vol.26

あなたは水石(すいせき)をご存じだろうか? 盆栽とセットで世界中で人気がある水石。かつて日本の家屋では床の間に水石を置き、屏風のそばに盆栽を飾っていたという。石が大好きな阿部顕嵐さんが、盆栽の巨匠で水石協会理事も兼任される小林國雄さんに話を聞いてきた。取材は2025年6月上旬に行った。
連載 阿部顕嵐

小さいのには“ワケ”がある? 一寸法師にかぐや姫…昔話の小さな主人公たち

昔話は、おもしろい。なにせ現実には存在しえない風変わりな主人公たちが、予想もつかない展開をみせてくれる。一寸法師、桃太郎、かぐや姫……。どれも個性派ぞろいだが、どういうわけだろう。日本昔話には小さい主人公が多い気がする。とはいえ、体は小さくても働きぶりは大人以上。小さくても大物である。
いったい、彼らはどうして小さく生まれてきたのだろう? 日本の小さな主人公たちの謎を探ってみた。
馬場紀衣

その「無視」が命取り。今川義元・大内義隆、悲劇の結末とは? 戦国武将失敗エピソード集(怪異編2)

──失敗したことはない。うまくいかない1万通りの方法を発見しただけだ

かの有名なアメリカの発明家「トーマス・エジソン」の言葉である。
だから、挑戦を続けていれば必ず道は開ける。成功へと繋がるのだと。
そんな意味合いで、相手を叱咤激励する場合に使うことが多い。

だが、失敗が成功に変わるためには。
1つの前提条件がある。
それは「生きる」というコト。

そもそも、すべては「命」あってのこと。
命が尽きれば「失敗」でさえも経験できないのだ。
Dyson 尚子

生まれ変わりに恩返し。悲しみと祈りの赤ん坊怪異譚

日本の昔話や怪談に登場する幽霊たちのなかでも、ひときわ悲しみを誘うのが子育て幽霊だ。
亡くなった子どもを育てている母親の幽霊で、赤ん坊を抱いていることもある。江戸時代は子育て幽霊の話が広く伝わり、親の愛情を説く題材として用いられた。

しかし、今回ご紹介するのは母親ではなく、赤ん坊のほう。あまり知られていない、赤ん坊にまつわる奇妙な話を集めてみた。自然の御業か怪談か、はたまた狐と狸の仕業か。恐ろしく、ときに可笑しい。そして悲しみを誘う、赤ん坊奇譚の世界へようこそ。
馬場紀衣

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