Fashion&きもの

2023.09.27

日本との深い関係も紐解く「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」開催中

世界のファッションを彩り、現代女性のワードローブのスタイルを築き上げた功績から「モードの帝王」と呼ばれる、イヴ・サンローラン。1957年のクリスチャン・ディオールの死後、わずか21歳でメゾンのアーティスティックディレクターに就任した、類希なる才能の持ち主です。

時を超えて私たちを魅了するイヴ・サンローランの回顧展が、国立新美術館で開催されています。

ディオール時代から日本初公開のドレスまで、262点が一堂に

1958年のディオールでのデビューから2002年の引退まで、40数年にわたって時代を牽引したイヴ・サンローラン。本展では、オートクチュールのルック110体のほか、ドローイング、写真、映像など貴重な資料262点が一堂に。あらゆる作品を網羅することで、イヴ・サンローランの人生を辿りながら、その創造の全貌に迫ります。

「品行方正」シャツ・ドレス イヴ・サンローランによるクリスチャン・ディオールの1958年春夏「トラペーズ・ライン」オートクチュールコレクション 
© Yves Saint Laurent © Alexandre Guirkinger

撮影可能な展示室も

イヴ・サンローランと日本

ディオール時代から、日本製の絹織物を輸出用のコレクションに使用していたイヴ・サンローラン。1963年、メゾンがオープンしてわずか8カ月後に来日し、滞在中に行われたショーは三島由紀夫の小説『肉体の学校』でも言及されています。

日本を訪れたイヴ・サンローランは日本の文化や伝統工芸品に魅せられ、その後の創造に多くの影響を与えます。一方、イヴ・サンローランが発信するスタイルは、日本のファッションやデザインの世界に対しても様々な影響を及ぼしました。

本展では、着物から着想を得たドレス等の展示のほか、イヴ・サンローランと日本の関係も資料を通して紐解きます。

初来日時のイヴ・サンローラン、1963年4月 
© Droits réservés

開催概要


会期:2023年9月20日(水)〜2023年12月11日(月)
会場:国立新美術館
住所:東京都港区六本木7丁目22−2
展示室:国立新美術館 企画展示室1E
時間:10:00〜18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
休館日:火曜日
観覧料:一般2,300円、大学生1,500円、高校生900円
※中学生以下は入場無料 
※障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は入場無料
※10月7日(土)~9日(月・祝)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL:展覧会公式サイト https://ysl2023.jp
URL2:国立新美術館公式ホームページ https://www.nact.jp
※詳細、最新情報につきましては、展覧会ホームページをご確認ください。

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和樂web編集部

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