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2024.04.03

地元の人々が日常使いする中華や麺の店へ。銀閣寺界隈【京都の「門前」にうまいものあり!】

今訪れたい京都の古寺の三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)、東福寺(とうふくじ)、銀閣寺(ぎんかくじ)と有名神社から歩いていける、美味しい店をリサーチ。寺社巡りがさらに楽しくなる門前の名店へご案内します。第3回は「 銀閣寺界隈」。

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実は、静かな住宅街にありました!地元に愛される名店。東福寺界隈

「銀閣寺」界隈は
〝普段のごはん〟の店に京都らしさがのぞく

格式ばらず、気どらないけど、美味しい。地元の人々が日常使いする中華や麺の店へ

伝説の店の優しい味と技を受け継ぐ〝京中華〟
「盛華亭」

プリプリの海老とシャキシャキの野菜の「海老と野菜のあっさり煮つけ」1,595円はさっぱり味。

香り控えめで優しい味わいの京都の町中華〝京中華〟。そのひとつの系譜をつくった、今はなき祇園の名店「盛京亭(せいきんてい)」の支店として開業し、1982年に独立。受け継がれた名物「五目やきめし」は、細かく切った具を煮て下味をつけ、ご飯と炒めた優しい味。「花街(かがい)の舞子さんが、夜遅く食べてももたれないよう工夫したのですね」と、2代目店主・佐々木幸司さん。ニンニクを使わず、油控えめ。出汁(だし)や日本酒の香る中華は旅人にも優しい。

筍、にんじん、煮豚、卵が入る「五目やきめし」693円はほんのり甘め。

銀閣寺近くの住宅街にある店は、看板を目印に。赤いちゃぶ台が置かれた座敷で、くつろぎながらいただく。右は自家製の皮にも餡にもごまを練り込んだ「水餃子」(6個入り、638円)は、店の味を加えた香酢(こうず)で。あっさりめの餃子は、常連からも愛される鉄板メニュー。

盛華亭(せいかてい)
住所:京都府京都市左京区浄土寺馬場町39-4 
電話:075-751-7833 
営業時間:17時~22時(21時30分L.O.)
休み:月曜、第1・3・5火曜(祝祭日は営業) 
公式サイト:http://www1.odn.ne.jp/seikatei/

出汁のよい香りが漂う、京カレーうどん
「お多やん」

まだ肌寒い日も多い時期、銀閣寺からの帰りに体ごと温まりたいなら、この店のカレーうどんを。毎日うるめと鰹(かつお)と昆布でとる、まろやかなコクと香りの出汁がこの店の味の鍵。おすすめは、「釜玉カレーきつねうどん」(1,100円)。やわらかめでもっちりしたオリジナルの細麺が玉子やカレー出汁によくからみ、優しいのどごし。出汁うどんや丼も人気。

卵をまとったまろやかな釜玉を!


お多やん(おたやん)
住所:京都府京都市左京区浄土寺西田町72-3 
電話:075-275-4974
営業時間:11時~16時、17時~22時(21時L.O.) 
休み:水曜

銀閣寺参道で握りたてのおにぎりを
「御米司 ふみや」

朝から寺院巡りへ。そんな日の朝ごはんに訪れたい、銀閣寺の参道にある食事処。この店の自慢は、京都・京北の農家が手がける自家栽培米を、店内に湧く井戸水で炊き上げた、ふっくらと艶やかなご飯。おすすめは、日替わりのおにぎり2個に白味噌汁が付いた「銀閣セット」(850円)。店の奥には小さな坪庭があり、静かな時間を過ごせます。

ほんのり甘い白味噌仕立ての汁と一緒に!


御米司 ふみや(おこめつかさ ふみや)
住所:京都府京都市左京区銀閣寺町65 
電話:075-746-4560 
営業時間:9時~17時 
休み:水曜

名物おばあちゃんの優しい長崎ちゃんぽん
「まつお」

長崎出身の初代の味を3代目が受け継ぐ、「ちゃんぽん」と「皿うどん」の専門店。野菜たっぷりではんなり味の「ちゃんぽん」(800円)は、40年以上ずっと変わらぬ美味しさ。多彩な具から出る旨味(うまみ)が豚と鶏ガラのスープと混じり合い、滋味深いスープが太めの麺とからむ。小(半玉)から注文できるので、小腹がすいた日にも。

多彩な具が生む深く優しい味!


まつお
住所:京都府京都市左京区浄土寺西田町118 
電話:075-771-6345 
営業時間:11時30分~14時30分(14時L.O.)、17時~20時30分(20時L.O. )
休み:土曜

撮影/伊藤 信 構成/川村有布子
※本記事は雑誌『和樂(2023年4・5月号)』の転載です。掲載したデータの営業日や営業時間などは変更の可能性があります。お出かけの際は最新情報をご確認ください。

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和樂web編集部

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