ヒントは、寒い季節によく食べられる魚です。
しかし、アップは怖すぎますね!!
全体の形は、コレです! わかりましたか?
答えは…….
「アンコウ」。
アンコウは、捨てるところがないって?
アンコウは見た目がグロテスクですが、高級魚なんですよね。味は淡泊で、コラーゲンがたっぷりでカロリーは少なめです。最近は美容に気を遣う女性にも人気です。「西のフグ、東のアンコウ」と呼ばれる、冬を代表する味覚のひとつです。
さまざまな部位を食べることができ、「ひれ、皮、えら、肝(肝臓)、胃袋、ぬの(卵巣)、身」の7つに分けられて、調理されます。体長が50センチから1メートルを超え、まな板で切るには身が柔らかくて難しいことから、吊るし切りでさばきます。江戸時代には、すでにこの調理方法が確立されていたと伝えられています。さばいた後に捨てるのは、骨ぐらいしかないそうですよ。
試してみたい鍋料理!!
アンコウと言えば、やっぱり鍋料理がポピュラーですね! しょうゆベースのだしで、あっさり風味で食べる人が多いと思います。肝のねっとりとした食感と美味しさは、くせになる味です。あー食べたくなってきますね。
船上で水を節約するために考えられた『どぶ汁』という漁師料理があるのは、ご存知でしょうか? アンコウをぶつ切りにして、一緒に煮込む野菜から出た水分だけで調理します。肝の風味と味噌だけで味付けをする、通好みの鍋料理。濃厚でコクやうまみが凝縮されると聞くと、試してみたくなります。
ただ本格的などぶ汁は、水分が少ないために焦げやすいという特徴があります。調理する自信がない人は、だし汁がセットの通信販売で試すのも良さそうです。寒い冬にぴったりのアンコウ鍋でほっこり温まるのもいいですね!
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参考資料:観光いばらき公式ウェブサイト
『精選版 日本国語大辞典』小学館発行