今回解説するのは、伊東氏の下人(げにん)、善児(ぜんじ)!! ……と言っても、大河ドラマ上のオリジナルキャラクターなので、解説しようがないぞ……?
でもまあ、ある程度予想はつくというか、「あっ(察し)」というか……。「序盤からなんて地獄をぶち込むんだ三谷殿(血涙)」というか……。
血が飛び散ったり、臓物がまろびでたりする描写も「まあ鎌倉時代だし、そんな事もあるわな」で済ませられる鎌倉時代ファンが、キャスト発表時「なんてことを!!」って一斉に叫んでたもんなぁ……。
おっと、自己紹介が遅れたな。鎌倉御家人・三浦胤義(みうら たねよし)が語る! 令和4(2022)年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』予習シリーズ! オレが何者かは第1回参照なッ!
ちなみに、下人とは
下人というのは身分の低い家来のこと。……なんていうか、家人や郎党よりも、より「隷属」って感じが強い言葉だ。家人や郎党は武士が武士に仕えるって感じなんだけど、下人は武士身分ではなく、その扱いも家の財産的な感じというか……。
だから、そんな「伊東の下人」という身分から繰り出された、「川遊びをいたしましょう」というセリフがな、「もののあはれ」を掻き立てるというか……
以下、ネタバレ注意!!
伊東の下人……川遊び……?まさか……
とりあえず、伊東祐親祖父上と、八重姫の解説記事を読めば、おのずと「善児」が誘っている「川遊び」が何なのかわかるはずだ。だからまずは読んでほしい。
■頼朝の命を狙う!辻󠄀萬長演じる伊東祐親は平家の忠臣おじいちゃん武士!【鎌倉殿の13人予習シリーズ】
■わが子を殺され入水自殺も…新垣結衣演じる八重姫、その悲劇の伝説とは【鎌倉殿の13人予習シリーズ】
梶原善殿のコメント
そして以下が、善児役の梶原善殿のコメントだ。
「善児と一緒に川遊びをいたしましょう」
善児が何を思い何を考えているのか今のところわかりませんが、主から受けた命令は、必ず遂行するのだと思います。
あぁああ! よりによって、梶原善殿のような、いかにも子どもに好かれそうな「おじちゃん」に!! 梶原善殿のコメント、言葉数が少なくてテンション低くなっちゃってるじゃん!
義時、お前主人公だろ!? 主人公補正で助けてやれよ! せっかく小栗旬なんだし!
ほんと、今からハラハラしてしまうな……。
関連人物
主君:伊東祐親
人物相関図:
『鎌倉殿の13人』予習にぴったり!源平合戦~鎌倉初期を相関図で解説!
「鎌倉殿の13人」13人って誰のこと? 人物一覧
「鎌倉殿」とは鎌倉幕府将軍のこと。「鎌倉殿の十三人」は、鎌倉幕府の二代将軍・源頼家を支えた十三人の御家人の物語です。和樂webによる各人物の解説記事はこちら!
1. 伊豆の若武者「北条義時」(小栗旬)
2. 義時の父「北条時政」(坂東彌十郎)
3. 御家人筆頭「梶原景時」(中村獅童)
4. 頼朝の側近「比企能員」(佐藤二朗)
5. 頼朝の従者「安達盛長」(野添義弘)
6. 鎌倉幕府 軍事長官「和田義盛」(横田栄司)
7. 鎌倉幕府 行政長官「大江広元」(栗原英雄)
8. 鎌倉幕府 司法長官「三善康信」(小林隆)
9. 三浦党の惣領「三浦義澄」(佐藤B作)
10. 朝廷・坂東の事情通「中原親能」(川島潤哉)
11. 頼朝の親戚「二階堂行政」(野仲イサオ)
12. 文武両道「足立遠元」(大野泰広)
13. 下野国の名門武士「八田知家」(市原隼人)